5月13日(土)の修練。

本日は専有道場でスタート。開祖忌法要も挙行しました。

副道院長のNさんは、本日が法衣デビュー。「頂き物」ですので若干サイズが小さめではありますが、やはり道衣姿に輪袈裟を掛けているのとでは厳かさが違って来ます。外見をどれほど着飾っても中味が高まる訳では無いでしょうが、中身を高める努力をしているのなら「外っ面」を良くする努力も怠ってはいけないなと思いますね。普段からよく鍛錬して下さっているNさんですが、自身の法衣姿の価値を高める意味でも更に精進に励んで頂きたいものです。

今年の開祖忌法要での導師法話では、昨年との違いを付けようと開祖の幼少期のエピソードを交えて内容を構成するつもりでいたのですが、学科をやった事が無いR君も参列してくれてたので、「開祖って、何した人?」という質問を法話に交えたら、結果として昨年と同じ「戦争は起こしてはいけない」という結びに到着してしまいました。開祖忌法要を終えてもまだローソクの灯が残っていたので、僅かな時間ながらも学科・法話を。と言って今日は読本も会報も持って来てなかったので、たまたまI君がバッグに入れたままにしていた連盟の会報の3月号の開祖の言葉のページを全員で回し読みする事に。その内容が今日の導師法話とほぼ同じものになっており、皆にも改めて法話の内容が伝わり易かった様に思います。

場を変えて、易筋行を。Nさんと中学生二人は上膊抜と上膊捕の復習を。私はR君I君にR君の相手をして貰いながらの練習に付きました。

その内容は、木曜日に行った連盟から出されたDVDを参考にした乱捕りを行う前段階での攻防の上達を目的とした練習なんですが、基本の突き蹴り受けも運歩も体捌もやっていないR君には困難だろうと、内容を半分くらいにして更にそれを分解して行ったところ、R君も形自体はクチャクチャながらもなかなか上手に動きます。またR君I君には「相手のレベルに合わせて動いてあげるのが、先輩の役目だよ」と伝えて相手をして貰ったので、レベルを下げて動いていた分、二人で組んだ時は全開で意欲的に動きますし、自分よりもレベルの低いR君の動きを見た事で、自分達には出来ている「やるべき事」とそんな自分達が上手く動けていない「やるべき事」が、木曜日の修練時よりも認識し易かった様です。やはり自分の中身を高める為の努力を出来る人には、自分が手本を示さないといけない存在が大勢居なければいけないんだなと再認識しました。

またR君が小学生低学年特有の「挨拶や返事にひたむきに取り組む」姿勢を時折見せてくれている事が、ダレてしまいがちな高学年や中学生達にも刺激に成っている部分も多く有ります。「良いね~、この雰囲気!」と思う瞬間も多く有る修練と成りました。

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