6月10日(土)の修練。

本日は専有道場でのスタート。荷物を運ぶだけでもポロシャツの下に汗が流れる様な暑さですが、鍛錬に励みます。

この暑さの中、午前中に部活動をこなした上で参座してくれたMちゃんI君の事を考え、まったりした空気の中でもしっかりと鎮魂行に取り組みます。二人のテンションに合わせながらも伝えるべき事を伝えて行くと、徐々に二人とのベクトルが合わさって行くのを感じます。学科・法話では、7月の地区昇級試験に向けての宿題の説明とその部分の学習を。一般二級の宿題は、いきなり「正信について」。読本のページも7ページに渡る「大作」ですので、少年から一般に移ったばかりの中1女子のMちゃんには難題だなと思いましたが、学力の高いMちゃん(何でも中学校の中間試験で、Mちゃんは学年8位・Rちゃんは1位だったとか!)だけに、「全ての段落の事を、少しはまとめて書いておいてね。出来れば「正信について」だけじゃなくて、前後の章を全て読み込んだ上で「正信について」をまとめてね」とハードルを上げておきました。意外に尻込みせずに読み込もうとしていましたが、部活動その他の疲れやスケジュール調整の難しさがそろそろ出始めている様子ですので、上手に支えながらハードルを乗り越えて貰おうと思います。

場を変えて易筋行を。先週の泉田子供会対象の体験会に参加してくれた3人が「続けて参加したい」と今日も来てくれました。このまま正式入門まで行ってくれると嬉しいですが、はてさて。

それだけでなく、今日は少年野球のスケジュールが午前中からの試合だけで終わったというR君が、泉田会館に移動した時にお母さんに送られて来てくれていました。一昨日の木曜日の時点で体験の3人がまた来てくれるという連絡を頂いていた&R君が野球に行くであろうと思っていたので、来週木曜日に想定していた4人の「初顔合わせ」が思いがけず実現した感じです。私は専有道場からの移動時に、Nさんにウォーミングアップを御願いして一旦帰宅して要る物を取りに行っていたんですが、遅れて荷物を運ぶ際には、Nさんの指揮の元、皆が楽しそうに身体を動かしている歓声や、「1回やっただけなのに、これだけ出せるのか」と驚くくらいの気合いが聞こえて来ました。

MちゃんI君の試験に向けた習熟をNさんにお任せして、私は4人と一緒に汗を流します。まだまだ入門もしていない4人ですが、ついつい細かい事を言ってしまいたくなる癖が出て来てしまいますが、飽きや「嫌がり」が出て来ない様に気を配りつつ、構え方や立ち方を説明して行きます。当たり前の事ですが、各自の性格や思考の方向性、集中力や意欲の差や違いが有りますから、全員がまとまって同じ様に進歩する訳は有りませんので、あまり「成果」に囚われずに関わっていければと思います。

開足中段構からの突き蹴りやレの字足からの逆突・逆蹴、キックミットを使用しての当身を一通りやった後、一昨日に「今度の土曜日に3人に教えるつもりだから、今日先にやっとくか」と、R君に教えておいた合掌礼や道場への出入りの際の挨拶の仕方を、R君に手本を見せて貰って行いました。「手本を見せて」と言うと必ず「え~!」と言いながらも、1回しか行っていない挨拶の仕方を意外にしっかりと且つ意慾的にやってみせてくれます。その姿勢に喜びを感じつつ、向こう側でテンションの揚がらないMちゃんI君の相手をしているNさんのイラ立ちを感じつつ、簡単ながらも「お茶の時間」を設けて修練を締めくくりました。

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