11月19日(日)、11月度道院修練(一般のみの易筋行)。

本日は月1開催の専有道場での一般のみの易筋行の日。先月は台風の来襲とかち合い中止にしたので2ヶ月ぶりになりますが、Nさんが町内の運動会に参加する事になり欠席されたので、Kさんとマンツーマンで行いました。

まず序盤は級科目の復習として一級科目から始めたんですが、参座出来ても週1回・今月は体調不良やボランティア活動の為、土曜日に一度も参座出来ていないKさん。ただ法形を反復練習するよりは、それに付随する身体操作の基本的部分もやった方が良いなと思い、そんな時間も作りました。

少し前に茶帯組に「天地拳第四系」の相対の創作版(下段返~飛連蹴プラスα)をやらせようと、少年科目には無い「下段返」をやったのですが、Kさんは「下段返」を経て二段科目の「払受段突」を。Kさんは横の運歩をしながら蹴りを受けて反撃する法形の際に、若干身体を折り曲げて受けに行ってしまう癖があるので。軸の意識を持ちながらの、ポジション取りや攻者との向きの合わせ方を行う事を伝えました。「逆転身蹴」では、身体の向きを変え難そうだったので、移動しながら逆転身を繰り返す練習を。法形の反復の前に、体捌や足捌や受け手や反撃の腕・脚の使い方を特化して行うのも悪くなさそうです。

身体の向きの変え方を意識する為に、「開身突」の復習を。その後初段科目の「押小手」に戻りましたが、抜いて逆の形を作る際の膝の使い方や身体の向きの変え方に似てる部分がある様にも思います。手先だけで形を作ろうとすると手先にモーメントが掛かりますが、膝~腰~肘~手先と行くと相手への力の伝わり方も違って来る様で、その後の投げ方のポジション取りも含めて、身体操作が大事であり且つ柔法も剛法も同じなんだなと再認識します。最近小中学生に手首を痛めない様な「小手巻返」モドキをやらせ始めてますが、「押小手」でも手首を痛めないバージョンから始めようと、Kさんと「こんな感じですかね~?」と繰り返し試しました。

残り10分程でもう少し何かやりたいと「送捕」の復習をしましたが、まずKさんに掛けて貰ったやり方が、「ポジション取りが違うなあ~」という感じだったんですが、その前・そして昨日にも行った「閂固」への連絡と共通点の多い掛け方になっており、「これはこれで面白いな~!」と新たな発見です。それも含めて3種類の位置と身体の向きと掛け方の「送捕」を行い、修練を締めくくり帰路に着きました。

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