2月3日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。厳しい寒さながらも、先週の雪に見舞われた日々に比べると「今日は暖かいなぁ」と勘違いしてしまう気候の中、鍛錬に励みます。

インフルエンザに罹かった人達も、ボチボチ復調して参座してくれる様になって来ています。とは言え、仕事や部活動や少年野球や体調不良と、何がしかの理由で休む人も多くいます。そんな中でも、集まった人達で協力し合って有意義な空間を創る。それこそが「理想境建設」を目的とした金剛禅の存在意義ですから、常に「誰にとっても意味のある練習状態」を意識して行きたいところです。なかなか「誰にとっても愉快な練習状態」には出来ませんが、せめて何年か後になってでも「意味の有る」時間にはしなければと思います。

こちらもインフルエンザから復帰した小4女子もMちゃん。普段からあまり「精一杯」やる事が無く、「そんな手抜きをするなら、『お茶の時間』のお菓子抜きね!」と言われて、ようやく動く感じ。それでも本人が「やってるよ!」という割には、まだまだやれる余力を残しています。このMちゃんK君姉弟のお父さんの母方の叔父さんが、以前奈良県で道院長をされてたそうで!その「センス」が受け継がれている訳でも無いでしょうが、Mちゃん自身は割りと動きの再現度も高く、私が説明の時に用いる感覚的な表現もかなり理解出来ている様です。これで常に真剣に全力で取り組んでいれば、かなり上達するのでしょうが、センスのある人は地道な努力を嫌がって早目に飽きてしまうのが世の常でしょう。そうならない様に、上手くMちゃんのやる気を引き出していきたいものですが、はてさてなかなかに難しいものです。

今日の修練には、基本の時間の途中から鎮魂行を終えるくらいの1時間強の間、御夫婦と男の子・女の子の家族連れの方々が見学に来て下さいました。2月・3月を体験入門者受付期間として地区の回覧板で告知させて頂けまして、それを御覧になったそうです。特に身体を動かす準備をしてる様子でもなかったので、見学だけをして頂いてましたが、その眼には刈谷北道院の状態がどう映ったでしょうか。休憩中に「追いかけっこ」で走り回る姿を「元気が有って良いなあ」と思うか、「けじめが無くて、だらしないなあ」と思うか。まあカッコ付けてもしょうがないかと、そのまま見て頂きました。聞くと年中さんというお兄ちゃんは、修練中にそれほど目を輝かせている感じではありませんでしたが、帰られる時に「今日は来てくれて有難う。御礼にお菓子が有るけど食べる?」と聞くと頷いたので、お菓子の所に連れて行き「どれが良い?好きなのを二つくらい選ぶか」というと、自分で欲しい物を決めていました。一応刈谷北道院は小学生からの入門受付にしていますので、1年後に入門希望者として再会出来ればなぁと思います。

鎮魂行を終え、自由練習では「芸能音楽発表会」での演武発表の練習を。今日はKさんがお休みされたので、私はNさんの相手に専念。MちゃんI君だけで茶帯団体演武の確認をして貰い、白帯の団体演練は本人達に号令を掛ける順番を決めさせて行いました。茶帯組は姉弟の息の合わなさが相変わらずでしたが、白帯組はMちゃんがリーダーシップを取り、練習を進めてくれていました。これで自分の動きもビッシビシやってくれていれば文句無しだったんですが、まだそこまでは望めない様です。それでも「Mちゃんはちゃんとやってたか?」と白帯に聞いたら、全員が「やってた!」と言う状態だったので無事に「お茶の時間」のお菓子を皆で味わう事が出来ました。

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