3月10日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。当初の道院修練の予定を変更して、冷たい風が吹くものの暖かな陽射しに恵まれながら鍛錬に励みます。

今日はNさん・Kさんが所用で欠席されるとの事で、大人は私一人となる事が判っていたので、修練メニューも体験入門中のI君に合わせたものとして、先に入門している人間が手本を示す時間を多く取る事にしました。隣りの学区から来るI君は、車で来る為遅れない様に家を出るのか、土曜日は大抵一番乗り。所望していた道衣も無事に届き、それを着てI君も控えめではあるものの嬉しそうに身体を動かしてくれます。I君は小柄ながら、現在小3の為か小2の先輩拳士よりも言葉での説明に対する理解度が高い様で、まだ3回目の体験ながら、既に間合いを離した状態での「転身蹴」や「流水蹴」をやっています。今日は順突・逆突・順蹴・逆蹴の説明を。まずはそれぞれの区別と身体の使い方を説明して、反復練習。先輩達にとっても、基礎的な部分の再点検は意味の有る時間でしょう。この機会に、土台の部分をしっかり練り上げて欲しいものです。

法形演練の時間にも、基本の延長で突き蹴りや合掌礼や集合・整列の練習を。「学科・法話」の時間も含めて、「気を通す」という事を一貫したポイントとして置きました。先日の地区昇級試験で、R君・R君の少年八級受験も無事に合格で終えられ、その反省点として見付けた点でもあります。挨拶する時の意識の持ち方にも共通する部分でもありますが、その説明をしている時に、ホールの外のトイレの前に立ってその話を聞いている方が。今日は市民館の和室で、刈谷北道院と同じく泉田市民館の登録団体でもある「釣りクラブ」の皆さんが食事会をしていまして、時折トイレを使用された時に、ホールでの道衣姿の小学生を目を細めながら覗いて下さいます。こうして地域の方々と同じ空間で修行に励める点が、公的施設を使用出来る良い点でもあり、門信徒達にも地域でのより良い関わり方が有ってこそ、自分の人生を良く転がしていく事が出来るのだと普段から説いています。法形演練での動きの説明中に、顔馴染みの「釣りクラブ」の役員さんが「ちょっとシャッターを押して」と仰ったので、「ああ、会の終わりに記念撮影するんだな」と思い、説明を中座して小走りで和室の方へ。一人の方が撮影係をされる=自分は写れない様子でしたが、役員さんが「いいよいいよ、人を頼んで来たから」と言い、道衣姿の私が入って行くと、「あれ~!先生!悪いねえ、練習中に!」!と驚かれて恐縮仕切り。「良いですよ、良いですよ」と撮影係を快諾すると、皆さんが笑顔で写真に納まって下さいました。

その後ホールに戻って「流水蹴」の復習を続けていると、「釣りクラブ」の皆さんが帰られていく中、役員さんが「先生、先程は有難う御座いました」と、今日の食事会で出されたのであろうお寿司のパックを渡して下さいました。そのお寿司を冷蔵庫に保管し、鎮魂行を終えて「自由練習」に。半分の30分は泉田会館の清掃に使おうと予定していたんですが、茶帯の科目の習熟の時間が少ないなと思い、茶帯のI君Mちゃんは「逆小手」・「送小手」・「小手巻返」の復習を。白帯組はMちゃんに号令役をやらせて、「流水蹴」と「転身蹴」の復習を行いました。その仕上げの「成果発表」を行い「お茶の時間」にする時に、皆に「さっき地域の皆さんにお寿司を頂いたけど、皆食べたい?」と聞くと、意外に全員が「食べた~い!」と大興奮!お寿司のネタも、良く見ると上寿司っぽい良いネタばかりで、全員参加のじゃんけんによる激しい争奪戦を交えて、それぞれが希望するお寿司を美味しく頂きながら「お茶の時間」と致しました。

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