3月17日(土)の修練。

本日の修練は、専有道場でのスタート。暖かな日差しと気候の中、鍛錬に励みます。

今日は遅れて参座した人間も含めて、割りと集まりが早く作務も能率良く進んだので、配付が遅くなった「あ・うん」を読む時間も長く取れました。巻末の「一期一笑」と開祖語録のページを、皆で交代しながら読んだんですが、所々に普段の行いに反映出来る為の法話を挟みながら進めて行くと、それぞれに深く響いていた気がします。特に同期入門したR君・R君が先に少年八級に合格したK君・K君の二人には、あらゆる部分で「次は君達だよ」と加えながら伝えて行くと、徐々にながら顔つきが変わって来ています。これが技術面に繋がっていくと良いのですが。

こちらも皆に渡し忘れていた、先月の所属長会議で配られた非常食を今日は持参出来たので、その事を話題に出した流れで、先週伝えようと思っていた東日本の震災の話を。そして開祖語録にあった「機関車になる」という部分も含めて、何事にも一生懸命取り組む事の大切さを伝えました。それを聞く時の顔つきも人によって違いが有りますし、それを行動に移せるかどうかにも違いが有ります。今すぐに良い結果として顕れなくても、いつか何かに繋がってくれればと思います。

場を変えて、易筋行を。体験中のI君も易筋行から参加です。

今日は5月に少年八級を受けて欲しいK君・K君は正対構からの「内受突」と「上受突」の習熟を・7月に少年六級を受けて欲しいKちゃん・Mちゃんは、六級科目までの法形の総ざらいをしようとイメージしていまして、その為には体験中のI君に内受をやって貰わなければいけない事になります。専有道場から移動する前に、茶帯のI君に「市民館に着いたら、I君が号令を掛けて準備運動と基本を始めておいて」と伝え、実際にやって貰いながらホールでの祭壇のセット等をしていましたら、内受や上受もやってくれていました。その後に補足として内受の練習をし、級ごとに分かれて内受突の動きを開足中段構からやったところ、ぎこちなさや細かい点の不備は有るものの、I君も全体的な流れを掴んで来ました。そして先輩2年生3人と正対構からの「内受突」を間合いを開けて行ったところ、そこそこやれていましたし、またK君とK君も「試験のつもりで気合い出して!」と言うと、気合いのレベルが上がって来たり、技術的なポイントもかなり向上して来たりと、良い感じでテンションが揚がって来ています。

易筋行の最後の30分は、柔法を始める前段階の練習を。攻撃して来る相手から運歩で間合いを切り、腕を引き、受けを付ける練習を。まずは1人で動きの練習をして、相手を変えながら相対で行いました。随所に説明を交えながら、動いてはまたポイントの説明と繰り返し行いましたが、やはり集中力の有る人間は説明をしっかり聞き、適確な動きをやろうと頑張りますが、説明を聞くべき時に、余所見をして他事をしている人間は雑な動きを繰り返しますし、自分が間違えた動きをしている事に気付けずにいます。それでも新しく始めた練習は、皆が楽しそうに動いています。進歩の時間とタイミングに人によって違いが有るのは仕方ないかと、少しでも実りのある練習方法を工夫しようと想いを新たにしました。

 

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