6月2日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。朝晩の寒暖差の激しかった5月を終え、蒸し暑さが増して来そうな6月最初の土曜日。午前中からの汗ばむ陽気を感じながら鍛錬に励みます。

この6月から年末12月までの第一土曜日の修練は、毎年泉田子供会さんからの体験参加を受け付ける日です。今年は泉田と同じ小学校の学区である今川町・今岡町の子供会さんも、対象として告知する事が出来ました。昨年の入門者も、1年生の時からやってる事は知っていたけれども、2年生になってから体験に参加、というパターンでしたので、参加者がいる・いないに関わらず、告知が出来て、まず知って貰えるという事が出来れば充分でしょう。

今回も参加希望者の申し込みは無かったのですが、汗を拭きながら掃除機を掛けていると、お父さんに連れられた2人の男の子が到着。泉田町在住の小1と3歳の男の子が、体験会に参加してくれました。二人共に御家庭の方針の為か、割としっかりした足腰をしていて、ダッシュやリレー・鬼ごっこでは門信徒達に負けじと走り回っていました。が、やはり「超・低学年」の二人という事もあってか、体力や意欲・集中力のスタミナが有る訳ではなく、体験会の定番である逆突・逆蹴の繰り返しも、あまり細かいアドバイスやバージョンアップを出来る訳ではありません。早め早めの休憩と、遊びの時間を組み込む事で、何とか2時間持たせたという感じでした。

それでも二人共、やる瞬間や「やりたい事」にはしっかり取り組んでくれましたし、年上の道衣を着た人間たちの中に入っても、臆せずコミュニケーションを取っていたのが印象的でした。見学されていたお父さん・お母さんがどう感じられたかは定かではありませんが、お菓子を嬉しそうに頬張って帰っていく姿に、それなりの働きが終えられたかなと言う充実感はありました。

後半の自由練習では、体験会参加者がいなかった場合にやろうと考えていた「全転換」の復習を。4月入門のI君は初めてやるという事で、なかなか上手くは出来ませんが、左右での動きのクセや間違い易さを本人も自覚出来た様で、今後の指導でしっかり動けそうだなという見通しが立ちました。

その後、白黄帯は私が付いて引き続き「全転換」と「半転換」を。Mちゃん・I君は、7月の一般一級受験に向けた習熟を。Nさんと正式に刈谷北道院に在籍して下さったKさんで、「小手抜」・「逆小手」・「巻抜」・「送小手」を。20分後に相手を変えて、Nさんが白黄帯と「上受突(表)」を。Kさんは私が付き、最初にMちゃん・I君も一緒に「上受突(表)」をやり、差替入身を意識した動きを行い、その後私と「送小手」を。同じ名前の法形でも、道院毎に意識しているポイントの違いがありますし、それを教わっている人間がどのレベルで受け取っているかによって、やっていることの「違い」が出て来てしまいます。Kさんにもそれまで覚えてきた動きがありますので、細かい動きのあれこれを修正するよりも、「理」を感覚として身に付けて貰おうと思い、その都度伝える様にしていますが、その方がかえってややこしく悩ましい状況になってしまうかも知れません。が、正拳士四段を目指すなら、理法とそれに則った動きをある程度理解・再現出来る様になっておいて欲しいもの。Kさんも苦しみながら喰らい付いて来て下さっていますので、あまりハードルは下げずに、且つ自信を無くさない様にフォローはしつつで、行きたいと思います。

今日も自由練習最後で熱が入り、Mちゃんに繰り返し「袖巻」を掛けられて逃げ腰になっているI君から、「もうお茶の時間だよ!」と何度も催促を受けながら、易筋行を切り上げました(笑)。

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