関連団体での活動報告
Shorinji Kempo

11月11日(日)、「第20回少林寺拳法西三河大会」出場。

本日は、2年に1度開催される西三河連合会主催の大会に、刈谷北道院の門信徒であり、少林寺拳法連盟の個人会員でもある12名が出場致しました。

私自身はあまり大会に出場した経験も無く、演武の指導も出来ないので、大会出場にはあまり積極的ではないのですが、いつも御世話になっている西三河地区の大会を盛り上げる事と、たまには外の世界と関わり、自己研鑽の感覚を磨く必要もあるなと思い、西三河大会には道院拳友会単位で出場しています。今回の大会は、昨今の拳士数減少に伴う出場者数減少=財政難が懸念されていましたが、予想を大幅に上回る32所属から329名の出場者が集いました。刈谷北道院拳友会からも、前回大会の6名から増えた状態で参加する事が出来、それぞれの頑張りと共に、保護者・関係者の皆さんの日頃の協力に、改めて感謝の想いを抱きます。

大会の成績としては、Nさんが「一般単演・有段の部」で優秀賞。Mちゃん・Rちゃんが「中学生組演武・段外の部」で最優秀賞。R君・I君が「小学生組演武・茶黒帯の部」で敢闘賞。R君・R君が「小学生組演武・白黄帯の部」で最優秀賞。K君・K君が、同じ部で敢闘賞。I君が、「小学生単演・白黄帯の部」で敢闘賞と、なかなかに良い成績を収めてくれました。が、私自身が普段の指導で意識している方向と、大会での審判員の方々の感覚との食い違いを随所で感じ、閉ざされた空間で、自分のレベルを上げていると思い過ぎる事の危険さを感じました。

また、大会開催に向けての準備段階で、統制の実行委員としての働きの悪さや、その他諸々の私自身の出来の悪さを、再認識する貴重な機会にもなりました。「自惚れではない自信」を身に付ける為の、修行に真摯に向き合う「謙虚さ」。それを共に修行に励む仲間との、支え合いの空間の中で備える事が出来たなら、実に素敵な話だなと、出場された西三河地区の皆さんそれぞれの頑張りや、他の実行委員や補助員さん達の働きぶりを見ながら、強く感じました。

今回の大会出場で、刈谷北道院の面々が何を感じ取ったかは判りませんが、少しでも今後の修行に繋がる「何か」を手にしていて欲しいと、願うばかりです。

「西三河連合会主催技術研修会」への参加。

本日は西三河連合会が主催する技術研修会が、昨年に引き続きデンソー西尾製作所の厚生施設を御借りして開催され、私と副道院長のNさんの二人で参加して来ました。

「2年に1回の大会以外に何もやってないじゃないか」との意見も受けて、昨年から夏の少林寺拳法関連の行事が少ない時期に開催されてます。私自身は単にサボっているだけですが、他の道院長や高段者の皆さんは、普段から小学生や後輩拳士の指導に割く時間が多くて自分の科目の確認や習熟が出来ない現実もありますので、この様な機会は実に貴重です。他所の所属の方と手を取り合って練習する機会も少ないですので、親睦を図る意味でも大変有意義な行いだと思いますね。

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講師として県教区長の林正義先生と元・本山宗務局長の田村明先生を御招きして、林先生が四段以上を・田村先生が三段以下を担当されての3時間弱でしたが、暑い中でも参加者の皆さんも実に熱心に取り組まれていました。

四段以上のグループは四段科目・五段科目の練習がメインかなと思っていたんですが、林先生の意向で級科目の復習が中心となりました。やはり実際に指導に携わられている方々が対象でしたので、「こんな教え方をして欲しい」・「この部分はしっかり押さえておいて欲しい」という想いを持たれてたんでしょうね。私も教えて頂きたかった「三角抜」を確認出来て収穫が有りました。

練習している時間の大半を、入門当初からの顔見知りではあるもののほとんど一緒に練習した事の無い、大先輩でもあるデンソー少林寺拳法部のHさんと一緒にやり、お互い「こうですかね?」、「これはどうですか?」、「もう1回やらせて下さい」と、楽しく取り組む事が出来ました。感謝・感謝です。

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三段以下で練習されてたNさんも、普段とは全く違う大勢の修行者の中で充実した汗をかいていたんじゃないでしょうか。

特に田村先生は、剛法も柔法も満遍なく且つ休憩を少なめにして指導されるので、ユーモラスな雰囲気でありながらも結構ハードだった事でしょう。それにおそらく「練習相手、代えてよ」と言われたでしょうから、色んな相手と練習出来て各々の反応の違いを経験出来たでしょうし、共に汗をかいて親睦を深める事も出来たと思います。刈谷北道院の副道院長として、良い「顔」を売ってくれていた事と思います(笑)

元々「汗かき」のNさんは、終了後には汗と血が道衣ににじむ程の鍛錬ぶり。「しっかり汗かいて練習して来たぞ~、って証拠写真を撮っときましょう」と肩を組んで写真撮影したら、「全然汗かいてないじゃないですか~(笑)」と言われちゃいました。

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本日は、第19回西三河大会。

ちょっと区別・分類が難しいんですが、今日は「愛知県少林寺拳法連盟の下部組織に位置付けられる」とされる「少林寺拳法西三河連合会」が主催する「第19回西三河大会」が岡崎市の岡崎中央総合公園体育館で開催され、刈谷北道院の門信徒であり一般財団法人少林寺拳法連盟の個人会員でもある6名が出場しました。

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過去に大会で入賞した経験も無く、入賞する為のコツもポイントも知らずに指導も出来ない私は、どうしても大会出場に「おっくう」になってしまうんですが、やはり違う道院・支部所属の方々との交流は、門信徒達が自身の修行への取り組み方を省みる為の良い刺激を受ける事も有るとは思いますので、地区の大会を盛り上げる意味も含めて2年に1度開催される西三河大会へは参加・出場する事にしています。

今回刈谷北道院の個人会員は「小学生高学年・白緑帯の部」に「6年生4級お姉ちゃんタッグ」と「4年生5級弟タッグ」の4名二組と、「一般二段の部」に二段のNさんと女性初段のTさんが組んで出場したんですが、何と「白緑帯の部」で最高点で同点の最優秀賞・優秀賞のワンツーフィニッシュ・「一般二段の部」では優良賞と、出場した全員が入賞を果たすという快挙?を成し遂げました。

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「大会入賞」や「技術の優劣」や「勝敗を競う事」が修行の目的になっては本末転倒でしょうが、やはり良い結果を求めて努力をしその欲求を満たせた時の喜びや安堵の表情は晴々しいものですし、「少しでも支えに成れれば」と関わって来た者としても喜ばしいものです。

何より大会会場では前日の出稽古で御世話になった愛知朝日の皆さんとも親睦を深められたり、昨年の演武祭開催時の賛助出演で力を貸して下さった他道院の方が挨拶に来て下さったりと、今までの「人の縁」を再認識する事が出来ます。

私自身は統制の補助員として朝から右往左往していたんですが、そんな中でも他道院・支部所属の補助員の方々と苦労を分かち合って縁を築く事も出来ました。

他の役割を果たしていた先生方の姿を見ても「大会を一つ開くのも、こんなにめんどくさいのか」と思いますが、それを19回も続けて来た先人たちの歴史の上に自分達が成り立っている事を鑑みれば、「めんどくささ」を越えて担って行かなきゃいけないものも感じられます。

 

今回の大会も、多くの人の関わりで成り立っています。

西三河と直接関係無くても参加・出場で盛り上げて下さった東海学生連盟や高校連盟の部員さん達。多くの来賓・顧問の皆さんや審判員を務めて下さった先生方。朝イチから最後まで列席された愛知県連盟の理事長やアナウンス役を果たされた事務局長。途中からでも観覧にみえた愛知県教区長。アトラクションの玉入れの段取りの為に、お昼休憩の時間を削ってまで打ち合わせをされていたスタッフの皆さん。出場した拳士や引率の保護者の皆さんは勿論の事ですが、それだけではない「人の繋がり」によって小さな地方の地区大会でも何とか開催出来ます。

数年前、「道院活動の充実」として「全ての活動が道院内で完結する事」と表現された事がありました。

しかし、社会における人生の構築が多くの他者との関わりの中で成り立っている事を考えれば、「ウチは、自分の道院だけで修行が完結出来るから他所とは関わらない」と自分達の殻に閉じ籠ってしまうよりは、価値観や意識・意欲・思考の違う「外部」の人達との関わりを大切にしていく方が、「社会の中で金剛禅を活かす事」に繋がるんじゃないのかなと感じた今日の一日でした。

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