2018年4月 理事長通信

合掌

昔から、「花」といえば“桜”を指すほど日本人は桜が大好きです。『諸行無常』の感覚に例えられることもあり、満開の時の華やかさとは対照的な散り際の儚さや潔さが日本人の心情をつき動かすからだと言われます。今年は特に開花が早く、職場の窓から見える桜並木には早くも葉桜が目立つようになってきました。

年度が替わり所属長の皆さんにおかれましては決算書類の作成や所属拳士のスポーツ保険加入手続き等々、道場での指導以外にエネルギーを割かれていることと拝察いたします。県連としてもこの時期は定期総会に向けての議案書(前年度総括と今年度活動計画)作成や県大会に向けての準備が重なるため、事務局を中心に連日期限に追われるタイトな毎日となっております。加えて、今年度新たに設置された「愛知県UNITY運営委員会」に移行する昇格考試(昇段・昇級)と武専運営の具体的な計画策定について悩ましい日々が続いております。

さて、専門学校禅林学園の閉校に伴って武専の運営母体が今年度より一般社団法人SHORINNJI KEMPO UNITYに移行されることは所属長会議でも説明してきたところです。具体的には本部地区(岡山・徳島・香川・愛媛・高知県)と東京地区を除く全国35地区において地方組織を設置して、現在各県連で行っている昇格考試と新たに武専の運営を所掌するということです。組織機構改革を経て地方においては県教区・県連という組織の区別化が明確にされましたが、新たに「UNITY運営委員会」が設置されました。新しい組織の代表者はとりあえず今年度については“県連理事長が兼務”することとされているほか、昇格考試と武専の運営にあたっては各担当責任者を置いて運営することとされています。昨年末からの急展開への対応ですが、昇格考試についてはさほどの問題はないと判断しています。しかし、武専については状況が一変しているため、所属長の皆さんにおかれましては今後の武専運営に対してこれまで以上にご理解、ご協力をお願いしなければなりません。

 
 

愛知武専の在籍者数

5年前の2013年には254名(研究院40名含)が在籍していたのが2017年には164名(研究院43名含)、そして2018年の在籍者数は86名(研究院29名)という状況になっています。実に予科1年~研究科4年までの在籍者が今年度は57名という現状です。

 

 

 

 

 

 

 

 

この状況を受けて武専の運営体制・指導体制の見直しを余儀なくされているところです。つまり、まずは在籍者数に応じた運営・指導体制に変えていかなければなりません。運営に携わるスタッフの減員と指導体制の最適化、そして在籍者を増やす取組です。

 

改善策

➊ 学年ごとの実技指導を科ごとの指導に変更します。

  ※研究科のみ学生数の都合で1・2年生と3・4年生に分けます

 ➋ 毎月実施している昇段考試員研修と研究会の実技指導時間を合体させます。

 ➌ 午前中の研究会実技指導時間を延長し、「特昇対策講座」を追加します。

 ➍ 所属長の皆さんに研究会への参加を要請します。

   ※研究会年会費のご協力をお願いします

 

今回の組織改革に対する様々な厳しいご意見が県連にも多数寄せられています。しかし創始以来、布教・普及の中核をなす人材輩出に寄与してきた武専の活性化は組織全体にとっても欠くことのできないことです。

本山・本部の運営に対する様々な思いがあることは十分承知していますが、私たちが“生きるための拠りどころ”として人生をかけて取組んできた大切なものを次世代につなげ、守っていくために所属長の皆さんにご理解、ご協力をお願いします。

 

 再拝

2018年4月4日

愛知県連盟 理事長 多月 文博

(愛知県UNITY運営委員会代表者)




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