今年も愛知県少林寺拳法大会が終了しました。
名古屋なるこ道院拳友会では財団個人会員34名が参加しとても良い体験をしました。
成績発表で優秀賞の賞状と銀メダルを頂いた小学生1級。
実は競技の中で減点があり、実際には5位の敢闘賞。
大会集計システムの不調によりそのまま減点が反映されず表彰式で受領。
後日頂いた敢闘賞。
減点について本人たちは自覚しており納得していました。
白黄帯の単独演武では、4月に入門したばかりの1年生のY君が
なんと「優秀賞」を頂くことが出来た。
他に小学生4級の部、一般団体の部では敢闘賞。
名古屋なるこ道院拳友会から出場した拳士全員、大会に向けての練習から
それぞれの目標を定めて努力してまいりました。
結果はそれぞれ思うところがあると思いますが、よく努力をした結果に満足する者
大会前に怪我をして、組演武から単独演武に切り替えた者
怪我のために相棒に充分な練習が出来ず迷惑をかけた者
怪我で自身の練習に納得がいかない者
出場者の立場で体験したことを、これからの修練に活かすことが出来ればよい。
来年も大会が終わって同じ思いをしなければ。
今回の大会運営では集計システムの不調により、出場拳士や観覧の保護者の皆さまには大変迷惑をおかけしたことを、大会実行委員長多月先生が二度に亘り謝罪されてみえました。
完璧な運営を実施するために事前準備から大勢のスタッフがそれぞれの立場で携わっています。しかもほとんどの関係者が手弁当で昼夜を惜しみなく準備をしています。 参加者の申込集計から競技の割り振り、出場者名簿やパンフレットの作成、集計システムの構築から動作の確認、前日の会場設営や大会当日の審判員や進行スタッフや補助員、アトラクションチームの毎週の練習など本当にご苦労なことと感謝いたします。
しかし、ひとたびトラブルが起きると競技参加者や観覧者の立場と運営側の立場が真っ二つに分かれてしまい、責任の追及と批判非難を運営側に求めてしまう悲しさを人は持っています。 同じ仲間が同じ仲間のために良かれと最善を尽くした結果であっても。
長い時間成績発表を待たされる中で、大会実行委員長が謝罪する言葉を聞いて、胸中はいかばかりかと熱いものがこみ上げたのは私だけだったのでしょうか。後日正確な結果を改めて発表する方法をとることもできたはず。いろんな対処が考えられる中一刻も早く競技者に結果を伝えて喜んでもらいたいという気持ちから対処された方法に、有難いという気持ちで受け止めて感謝をせずにはいられません。
大会を通して個人的に感じたままに。合掌 佐久間 靜春
大会の様子を映像でご覧ください。