最新の記事
Shorinji Kempo

3月23日(土)の修練。

本日は、泉田会館での修練。強めの雨の降る中、鍛錬に励みます。

今日は泉田市民館も使用出来たのですが、泉田会館の清掃をしたかったので使用自体を開館に切り替えました。地区の役員さんからは「少林寺さんはいつも掃除してくれてるから、改めて清掃をしなくても良いですよ」と言って頂けてはいますが、逆に「修練する場所が在る事への感謝」を学ぶ機会として、年に3回くらいは行おうと考えています。

また今日は、2月・3月の体験入門者募集期間に参加してくれている小3女子のお父さんに来て貰い、4月からの正式入門に対しての説明も行います。高学年率の高い刈谷北道院は、今年度は5・6年生が5名休眠する事に成りましたが、逆に本人の意欲や保護者の理解度・協力度において、少しすっきりさせた状態で再構築したいとも考えていましたので、良い機会とも言えます。今回入門の意志を示してくれた小3女子も、今の時期だけかも知れませんが話の聞き方や手本の見方もなかなか良いので、しっかり支えて行きたいと思います。

14時前に小3女子のお父さんが来て下さいましたので、中1一級のH君を中心に鈎手守法の練習を中心に進めて貰い、私は説明に入ります。時間を掛けてきっちり説明しながら、目の前の修練の様子を観ますが、中1一級のH君をサポートしなければいけない立場の小5四級のE君の素振りには、あまりその辺りの意識が感じられません。何度か「後輩の手本に成り、支えの出来る先輩の在り方」を説いているのですが、「まるで解ってないなぁ」と残念ではあります。そんなこんなで小1時間説明をしていたので、15時前に遅れて参座された副道院長のNさんにも、入門予定者のお父さんを紹介する事も出来ました。

法形演練と鎮魂行を経て、自由練習でも科目の習熟を図ります。暖房を入れている時間内は易筋行をやっていようと、K君・Rちゃん兄妹が到着した後も身体を動かし、暖房が切れた瞬間を合図にして清掃に入ります。普段出来ない所の雑巾がけや窓ガラスの拭き掃除、トイレ掃除を行いましたが、割りと皆意欲的・積極的に動いてくれました。時間も30分程しか取れなかったのですが、粗方清掃を終えられましたし、私が指示を出さなくても動こうとしていた人が多かった様に思います。

やや時間も押して締めの気合い出しをして終了。雨の上がった夕方に小中学生が賑やかに帰って行く姿は、それなりに価値の有るものでしょう。明日の午後は、NさんH君と3人でH君の准拳士初段受験に向けての特訓を行う予定もあり、送迎にみえたH君のお母さんが「道院長、明日は宜しく御願いします。」と挨拶にみえました。H君自身の取り組みもそうですが、お母さんを始め家庭の協力も得られていますので、そんな関係者を少しでも増やして行こうとの想いを強くして、帰路に着きました。

3月16日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。春の陽気を感じさせる暖かさの中、鍛錬に励みます。

つい先日まで、厳しい寒さを感じていた様に思うのですが、いつの間にか「暖房が要らないかな?」と思う陽気に。そろそろ鍛錬に相応しい季節に成りますので、より充実した修行の時間・空間を構築していきたいものです。

明日の地区昇級試験に向けて、今日が最終調整と成る日。ただ当事者4名の試験に向けた集中と言うのも、随分とボヤけた感じで。技術レベルと言うよりも、「真剣さ」と言う点でフワフワしています。心構えが整っていないのに、体構えが整う訳も無く、これまで何度も学科・法話の時間も含めて伝えて来たつもりですが、なかなか受け取って貰えないなと悩ましいところです。

基本演練では、試験の内容を加味して移動稽古を。バリエーションを付けると、基本の身体操作の感覚や突き蹴りのレベルがはっきりします。ここら辺りを向上させる事が、その人の質を挙げる事に直結しますが、逆にそこに邁進出来ない人の質は、そこで打ち止めと成ります。伝える側の努力や工夫だけでは如何ともし難い面がそこに有ります。

学科・法話を終えて法経演練では、試験の組み合わせで習熟を図りつつ、中1一級のH君は4月の准拳士初段受験に向けた、当日学科試験の模試を。試験範囲の回答を自分でノートにまとめさせて、その暗記を書き込ませる形で行いましたが、30分と言う時間では4問中2問を完了して時間切れです。実際の試験は空欄補充が有って時間も長いので、もっと余裕をもって終えられるのでしょうが、せめて30分で3問は書き終えられる様に準備しておきたいものです。

鎮魂行後の自由練習では、まずは受身の練習を。こちらも明日の試験の向けて少しでも向上させようとする人と、「出来ない自分」を観るのを嫌がって手を抜く人といます。前日に向上に努めるぐらいなら、もっと前から取り組めば良いのですが、逆に前日に成って尚「必死」に成れない人間よりもマシと言ったところでしょうか。

自由練習後半では、私はH君の初段受験の相手役を務めて、他の面々は試験用の練習を。H君の希望する法形の掛けられ役を務めましたが、「押小手」や「小手巻返」等の一般の有段者でも出来ないレベルで理法を意識出来ている事が解ります。他の人もこれぐらいやってくれたらと思いますが、逆にそこまで積み上げて来てくれたH君の頑張りに感謝ですね。若干、時間も押し気味でしたが、締めの気合い出しの前に他者の力を借りてでも自分のレベルを挙げ、その恩を他の人の支えをする事で返す事を伝えました。どの様な響き方をしたかは判りませんが、最後の蹴りは良い気合いを響かせていました。

3月9日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。陽射しは有るものの、冷たい空気と風が吹く中、鍛錬に励みます。

寒暖差の大きい時期だからなのか、身体が冬仕様から変化していく時期だからなのか、最近体調不良で休む人が多い状況です。今日の専有道場からの送迎の協力を小6五級のA君のお父さんに御願いしたのですが、A君自身がのどの痛みや腹痛でお休みし、送迎だけして頂く事に成りました。中1一級のH君の准拳士初段受験も延期と成りましたし、改めて体調管理から意識して行きたいものです。

鎮魂行後に、「あ・うん」を活用しての学科・法話を。それぞれの人の意見を聞いていきますが、自分の考えをまとめる事が苦手な人が増えている様な気がします。そもそも質問を聞いていない人は論外ですが、他の人の意見を聞いていない・聞いた上で自分の考えはどうだろうと組み立てていない人も見受けられます。小学生の時期に「周囲の人と会話してはいけない」3年間を過ごして来た人達には、その辺りの「訓練」が必要なのだろうと危惧されます。少しでも、その「訓練」の足しに成る時間・空間であって欲しいものです。

場を変えて、易筋行を。その道中に、空に白い雪が舞っているのに気付き、そんなに気温が低いのかと驚きます。市民館のホールでは、明日の地域の日本舞踊の流派の発表会の準備がされており、和室ではお囃子の練習もしており、その娘さん?らしき小学生の女の子達がホールでカードゲームで遊んでいたりと、少林寺拳法と直接関係無い地域の人達と関わる瞬間が有るのも貴重な事です。

その後、市民館から参座予定だった中1一級のH君が体調不良・小5五級のH君が部活動で足を痛めた為に欠席と、更にお休みが増える状況に。せっかく副道院長のNさんがあ参座してもH君の初段受験に向けての習熟も、なかなか捗りません。そんな巡り合わせも含めて「人生」であり、その「人生」に益有る修行を目指すには、様々な状況の変化にも変わらぬ姿勢で鍛錬に励まないといけませんね。

来週に控えた地区合同昇級試験に向けた習熟を進めつつ、基本の身体操作の応用も絡めます。K君・Rちゃん兄妹が到着して以降は、「試験モード」として運歩法の確認をして、K君・Rちゃんの為に「全転換」や「半転換」の説明も足しておきます。全員で受身の練習をした後は、拳サポ・すね当てを着けての運用法を。中段に対しての蹴り攻撃に対する防御・反撃を反復します。スイミング明けのK君・Rちゃんが、消耗して集中し切れていない状態でも、意欲を失わずに取り組んでくれている事で、全体的にも意欲が落ちずに保たれている側面が有ります。そんな2人にも着実に技術レベルを挙げて欲しいものですし、何よりも「人生に益有る時間」にして貰えたら有り難いなとの想いを胸に締めの気合い出しをし、お母さんと一緒に兄の迎えに来た小4六級のA君の妹ちゃんにもお菓子を渡し、皆を見送りました。

3月2日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。綺麗な青空に小雪がちらつく中、鍛錬に励みます。

今日も体調不良等での御休みがチラホラ。「季節の変わり目」でのありますし、気温の寒暖差もあって体調を崩しやすい時期ではあるでしょう。無理はせず、且つ「より良い自分」を整える為の「知恵」は身に付けられる様な修行でありたいものです。

技術のレベルを挙げる事も大事ですが、最近「教え」の浸透度がかなり怪しいなと感じる事が多く有ります。ですので、「今のあなたの姿は、先輩として誰かの手本に成るの?」と頻繁に問う様にしています。説教くさい時間ですが、意外にこの時間をスルーしてしまう事が、「なあなあ」な雰囲気を作り出してしまうのかなとも思いますね。3月の地区合同昇級試験に向けての学科宿題も、今日が提出期限なのですが、4人中2人がノートを忘れたり、書き切れずに遅刻して尚完了しなかったり。「この辺りだよなぁ」と思う事の連続です。

学科・法話の時間では、「自分の命や人生は、自分のものではあるけれど「自分だけ」のものではない。他の人に支えて貰ってやっていけてるんだから、他の人の支えに成る様な人生を送らないとね」と説きます。

技術の時間においても、「ビビり」が強く攻者の瞬間にもお腹を隠しながら攻撃をする人もいますが、「自分が反撃をしている時は、相手のお腹を蹴ってるのに、相手の反撃に対しては最初からお腹を隠してまともに攻撃しないんだ?それ、人としてどう思う?あなたのレベルを挙げる為に、先輩が自分の時間を使って相手をしてくれてるのに、そんな下手な攻撃を繰り返してレベルを挙げないんだ?それ、人としてどう思う?」と聞くと、覚悟を決めてしっかり攻撃する人が出て来ます。不快な時間かも知れませんが、結局はその「覚悟」の無い人間は「自分を変える」為の修行には成らないんだなと思いますね。

16時前にK君・Rちゃん兄妹が到着します。スイミング上がりで疲れている表情を見せますが、集中力や覚えの良さはあまり有りませんが、2人には「より良い自分を造ろう」と言う「覚悟」を感じます。せめてやる気のある人の支えはしないといけないなと伝え方を工夫しますし、先輩達に相手を御願いするとそれなりに頑張ってくれます。そんな時に「先輩が自分の時間を作って教えてくれたけど、上手くなった?」と聞くと、2人の表情も引き締まります。

17時前に成っても随分陽が長くなり、季節の移ろいを感じます。周囲の事を考えながら自分を養う事の出来る人が多く育つ春にしようと思いながら、締めの気合い出しで修練を切り上げました。

2月24日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。暖かな陽射しを感じながら、鍛錬に励みます。

今日の午前中から、熱や胃腸風邪等の体調不良で続々と欠席の連絡が。また木曜日に復帰したものの、3月に准拳士初段受験を予定していた中1一級のH君も、体重が5キロも落ちてしまう程の状態で受験を4月に延期する事にしたりと、季節・年度の切り換りの時期に何かと波風が立っています。そんな万全ではない状態だからこそ、集って精進に励む仲間が居る事の有り難さを実感出来ると言うもの。そこはきっちり伝えておきたいものです。

今日参座予定のメンバーが全員高学年と言う事もあり、通常の試験に向けた習熟を違う事をやろうと画策。スタートの3人が、「2代目道院長候補」のH君と「参与道院長候補」のE君・H君だった為、「逆小手」から始めます。ただ形を作って倒すだけでなく、相手との力の繋がりを感じながら行う事も求めます。

遅れて副道院長のNさんや、小6五級のA君と小6六級のA君が参座し、今日の全員が勢ぞろい。それぞれのレベルに応じて「逆小手」の原理を反復し、「巻落」と「小手投」の投げの原理を練習します。Nさんとスタートから参座している3人は、ほぼ原理は再現出来ていますので、それを相手との力の繋がりや動きの流れの中で型を作れるかの課題に挑戦して貰います。E君・H君の「参与道院長候補」コンビには少しハードルは高かったですが、私も時折混ざり掛けられる瞬間の感覚を体感して貰うと、少しずつですがイメージが掴めて来ている様に思います。

鎮魂行も挟み、そのまま投げ技の習熟に努めて、ラスト20分で3月の試験に向けての練習を。今日参座した面々の大半が来年度以降の刈谷北道院の中心になる人達でもありますので、その面々と技術の習熟に勤しめたこの時間は実に貴重です。その時間を皆が楽しめていたかどうかは若干微妙ではありますが、締めの気合い出しの前に法話を挟み、「感謝」の想いに基づいた鍛錬への意欲をを説いた後の気合いは、実に良い響き方をしていました。そんな空間を、少しでも再現して行きたいものです。

2月17日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。2月とは思えない陽気に恵まれた中、鍛錬に励みます。

今日の午前中に、東海市まで出向いて今年度で道院を閉める先輩道院長と御会いして来ました。所属長懇親会等で親交を深めた方に、打棒やキックミットを譲り受けると共に、それまでの経験談を御聞きして来ましたが、その中で「後継者を育てておきなさいよ」との言葉もありました。「なかなか簡単な事じゃないな」と思いつつ、その先生も仰っていた様に「こんな良いもの、無くしちゃいかんよね」とも思いますので、何とか修行の空間を維持して行こうとのやる気を頂きました。

その後継者の第一候補として、2年前から本人にも伝えている中1一級のH君ですが、3月の県の昇格考試で准拳士初段を受験する予定でしたが、水曜日からインフルエンザで休み始め、中学校の期末テストにも響いている状況になってしまいました。まだ本人に会って確認はしていませんが、当日の学科試験の準備もまだまだ不充分ですので、3月の受験を取り止めにして4月に延期する方向に成りそうです。4月の受験日が、恐らく部活動の大会の日程と重なってしまうでしょうが、慌てさせずにしっかりとした取り組みをさせたいと思います。

そんなこんなで、直近の試験が1ケ月後の地区合同昇級試験となり、その対象者に向けての内容と、飽きが来ない為のメニューを組み合わせての修練です。

序盤は「天地拳第一系・単演」の細かい部分を伝え、その後少年四級受験者の為に相対に移ります。また少年七級を受ける小3八級のA君の為の「小手抜」をやりながら、他の面々は上の級の柔法や、相手との繋がりを意識した「鈎手守法」の習熟に努めます。

鎮魂行を終えた後の自由練習では、久々に「逆小手もどき」を。習熟度の高い小5四級のE君と小5五級のH君は、そのまま「逆小手」に進み、K君・Rちゃん兄妹が到着しグループ分けをした後も、そのまま「逆小手」の造りの反復を進めました。

ラスト30分は、こちらも久しぶりの拳サポ・すね当てを着けての運用法を。K君・Rちゃん兄妹と小3八級のA君には、先輩道院長から頂いた黒のボディプロテクターを着けさせると、良い動きかどうかは別として、皆が意欲的に取り組みます。

全ての内容を終えても、まだ外は明るく季節が移り変わっているのを感じます。それだけの時間を経過しているのですから、その分進歩・成長して欲しいとの想いを伝えて、締めの気合い出しで修練を締めくくりました。

2月10日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。冷たく強い風が吹く中、皆が集まります。

月1回の道院修練。副道院長のNさんの都合が合わず、移動の際の足に不安が残りましたが、小3八級のA君のお父さんの助力を得て、何とか実施です。

作務と鎮魂行を終え、1月に少年四級に合格したE君への合格証書授与を行おうとした時に、私の携帯電話に着信が有りました。観ると、登録の無い番号で昨日の仕事中にも頂いた電話であろう番号と予測出来たので、期待して出てみます。期待通り、修練への見学のお問い合わせでしたが、13時から泉田市民館で修練をやっていると思い、既に市民館に居るとの事で。「15時頃から始めますので、その時に来て頂く事、出来ます?」と御願いして切りました。

その後のE君への合格証書授与では、本人の「当日の感想」や「今後の目標」も述べて貰いましたが、この数か月観ていて本人に個別で話そうかと考えていた、「2年半前の体験期間中に感じた、少林寺拳法に対する真剣さが感じられない」と言う話をしました。体験入門者募集期間中と言う事もあり、今週火曜日にも小3女子が体験参加してくれたのですが、「先輩らしさ」への意識が高い小2白帯のRちゃんの奮闘ぶりを感じて、終了後に付き添いのお父さんに「すぐに入門したい」と伝える程でした。

そんな意識を持っている人間が、目の前の6人にはほとんど居ないと皆に伝えましたが、それぞれにどう響きましたか。せっかくレベルを挙げて試験に合格したのに説教されると言うのも可哀そうな話ですが、「参与道院長候補」と伝えている今後のE君に期待です。

場を変えて、易筋行を。「見学者が来る」と言う話を改めてした上で、忘れ物を取りに一旦家まで戻りましたので、その間中1一級のH君を中心に基本演練から始めてくれていました。その後、外の駐車場に車が停まり、見学者であろう母子が歩いて来ると、H君が走って玄関まで出迎えに行く徹底ぶり。「そこまでやらなくても良いけど」と思いつつ、先程の法話が「2代目道院長候補」にはこう響いたのかと、少し嬉しくなりました。

礼儀正しく且つ活発な感じのお母さんに連れられた、年長と3歳の男の子2人。お母さんにじゃれつく感じや、剣道に体験に行ったけど「やりたくない」と言ったというエピソードを見聞きして、「なるほどね」と言う感じのお兄ちゃん。取り合えずどの程度の事をやらせてみようかと思案しつつ、道衣組の修練も構築します。

中盤でダッシュや鬼ごっこで少し混ざって貰って汗をかかせて、K君・Rちゃんが到着してからはキックミットを蹴らせてみると、そこそこ楽しそうに動いてくれました。集中力や体力が持つのは15分かなと考え、ある程度良い感じの蹴り方が出来る様になった段階で切り上げ、「お菓子を受け取った時・ここから帰る時にみんなに・家に帰った時にお母さんに、『有難う』と言えるならあげるよ」と御菓子を渡し、大きな声での「ありがとうございました!」と言う声を聞いて、母子を見送りました。

その後の小1時間を、試験単位で組み合わせを決めて習熟に励みました。締めの気合い出しの前に、火曜日のRちゃんの頑張りに改めて触れ、「自分の頑張りによって、隣りの人がやる気に成る。そんな人間を目指して頑張って欲しい」と言う願望を伝えましたが、どんな響き方をしたでしょうか。締めの気合いは相当良い水準でしたので、今後に期待したいものです。

 

2月3日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。冷たい空気の2月の昼に鍛錬に励みます。

昼間の日差しが有るので、作務を行っている最中は少し暖かい様な気がするのですが、やはり寒い。1時間分の暖房代を節約した後は、空調にコインインです(笑)。

3月に昇級試験を受験する人が数名いるのですが、その当事者の意識が高いかと言えば随分物足りないレベルです。それぞれに忙しい生活の中での修行であるので配慮は必要でしょうが、逆に必要な努力と到達しなければいけない水準はしっかり伝えておかないといけないでしょう。

基本演練でも、各試験に登場する内容と剛法・柔法両面に通じる動きの反復を。何度か同じ説明をしている理論を時折り質問しますが、覚えている人・理解して意識して動こうとしている人は、かなり少ないですね。この辺りも変えていかないといけない所でしょう。

今日はお休みも多めでしたので、受験予定の小3八級のA君と少年六級のA君の習熟をメインにして、組み合わせによってはそれぞれに合わせてもう少し高度な内容を挟みました。が、当のA君達に「自分のレベルを挙げよう」と言う意識と行動が見られません。「そこがそもそもの問題なのだ」と言う事を度々指摘しますが。結局は本人が「変わろう」と思うかどうか。如何にその意欲を引き出すかが課題ですが、なかなかに難しいものです。

16時過ぎに、K君・Rちゃん兄妹が到着。2人ともスイミングスクール明けと言う事もあり、若干表情がぼやけていますが、それでも何も指示を出さないと近付いて来て、何をやれば良いのかを聞きに来ます。また、再度全員で基本の確認を行うと、火曜日に参座した時よりも向上している部分が見受けられて、「家で自主練して来る様に」と伝えている事をリアルにやっている様です。

移動稽古もこなしてグループ分けして相対演練を行っている時に、K君の熊手突がRちゃんの鼻の上部に当たった様で、Rちゃんが鼻血を出しながら涙目で寄って来ます。Rちゃんを休ませて、K君には「自分の動きの事だけ考えるのではなく、相手を観て相手に合わせながら、自分の力を発揮する」修行だと言う事を改めて伝えます。K君・Rちゃん共に、決して運動が得意でも勘が良い方でもありませんが、Rちゃんは自分で意欲沸かせていますし、K君も自分の弱さを克服しようと言う意識が感じられます。。

既に帯に色が付いている人達よりも余程意欲的な2人を観て、「先輩」達は自分の取り組みにどの様に反映させるか。今後を楽しみにしながら、締めの気合い出しを終えて帰路に着きました。

1月27日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。冷たい空気と風の吹く中、鍛錬に励みます。

先週までの「泉田町芸能音楽発表会」での演武披露の段取りを終え、ホッと一息ついている様な様態ですが、3月頭の中1一級のH君の准拳士初段受験や、3月の「駆け込み週休試験」に向けて、なかなかに忙しない状況です。参座してくれた面々で内容を組み合わせて習熟に励むだけですが、各自の意識や自覚が高ければ高い程、良い修練に成るでしょうし、逆もまたそうでしょう。なるべくなら自発的に意欲を沸かせて欲しいものですが。

少な目の参座で基本演練をスタート。正直、人数が少ない方が高いレベルをやれると言う、相変わらずのジレンマはありますね。久々に行う単演や組み合わせを変えた突き蹴りを行うと、途端に基本の身体操作の不備が顕在化します。そこに自分で気付き、自分で高めてくれると良いですね。

基本演練を長めに取り、それぞれの科目に繋がる課題と動きを踏襲します。学科・法話と鎮魂行を経て、休憩を挟んで自由練習へ。遅れて参座の小3八級のA君の、3月の少年七級受験に向けての科目を、10月入門のK君・Rちゃん兄妹と一緒に行います。型を覚える事も自分の状態を意識する事も苦手なA君ですが、一つずつ動きを覚えながら進んでいきます。決して上手と言う訳ではありませんが、それでもそろそろ入門して2年経過している事実通り、K君やRちゃんよりも高い水準には成っています。それを自信に出来るかどうかは解りませんが、少しでも精進に励む原動力にして欲しいものです。

各組でレベルアップに務めた後に、キックミットを使用しての当身を行い、締めの気合い出しに。地区の役員さんから頂いた先日の発表会の写真をじゃんけんでの争奪戦で配り、帰路に着きました。

1月21日(日)、「泉田町芸能音楽発表会」での演武披露。

本日は、泉田市民館で開催された「泉田町芸能音楽発表会」で、少林寺拳法の演武披露を行いました。

年1回、年明け恒例のこの行事。コロナ禍での開催見合わせの時期も続きましたが、2010年の設立以来「地域の活性化」の為の活動の一環として関わって来ました。コロナ禍で演武披露の機会が無くなった時は、「人前での発表」と言う貴重な精神鍛練の場が失われた事を痛感しましたが、徐々に地域活動も再開されつつあり、一安心です。

今回は、小6六級のA君・小2白帯のRちゃん・小4六級のA君・小3八級のA君・小5五級のE君の5人での団体演練、小4六級のA君と小5五級のR君・小6五級のA君と小5五級のE君・副道院長のNさんと中1一級のH君の3組の組演武の4つを段取りして参加しました。

予定より20分押しの状態で市民館のホールに入り、いつも通り一切内容を考えていない状態での「ぶっつけ本番」での金剛禅と少林寺拳法の紹介をして、団体演練からスタート。一人一人の緊張も伝わって来ましたが、その中でも頑張りが伝わって来ました。唯一の女の子として号令を掛ける部分も増やしたRちゃんもしっかりやってくれましたので、休日を取って下さったお父さんも喜んでくれたんじゃないでしょうか。

小4六級のA君と、今回の演武披露を機に休眠する小5五級のR君の組演武。泉田会館での練習中は、相変わらず「おふざけ」が入っていたA君ですが、本番では2人共これまでで一番の気合いを出し、タイミングを相手と合わせようという意識が感じられました。

午前中に、地区合同昇級試験で少年四級を一緒に受験していた小6五級のA君と小5五級のE君。緊張感に押し潰されそうな表情のA君ですが、そんな中でも演武披露が出来ると言う事は、精神面の鍛錬をしっかり積み上げているとも言えるかも知れません。その経験を、普段から活かしてくれると良いのですが。

副道院長のNさんと中1一級のH君の演武は、それまでの雰囲気とはひと味違う迫力を醸し出してくれました。なかなか週1参座もコンスタントにいかないNさんは、演武の合わせも体力的に大変そうでしたが、休憩を挟みながらなんとかこなしてくれました。3月のH君の准拳士初段受験に向けても、力を貸して貰おうと思います。

演武披露を何とか終え、泉田会館に戻って御菓子とボールペンの景品を配り、全員で写真撮影を。公民館長さんが人数分の倍近い量の御菓子を下さったので、参加者の兄弟全員に配る事も出来ましたし、写真に写る保護者の皆さんも穏やかな良い空気と表情をされていました。稚拙な段取りの中での道院活動ですが、今後も協力的な関わりをして頂きたいものです。