拳士の成長 昇級編1

今回のブログより、拳士の成長に関する記事は、「拳士の成長」とタイトルをつけてみます!

さて、今回は昇級編です。先月10月10日に行われた少年6級の昇級試験で、G拳士が無事合格致しました!

ついに黄帯→緑帯へ!帯の色が変わる瞬間は嬉しいものです!

【昇級までの道のり】

実は本来、7月に試験を受ける予定でした。技術レベルも一切問題ない状態でしたが、「(他に試験を受ける)仲間と力を合わせて挑んでほしい」という課題を、その時はクリアできず試験は延期に。本人としてもさぞかし悔しい思いをしたかと思います。

しかしその悔しさをバネにしたのか、日々の修練に対する取り組み姿勢が変わりました。自分の事だけできればいい、から、仲間を思いやる共同体意識の芽生え。単に技術修練の時だけではなく、作務や休憩時間においても、仲間の事を考えて少しずつ行動できるようになりました。

試験の直前に交流館祭がありましたが、その時の発表演武は白帯のN拳士と組みました。学年こそN拳士の方が上ですが、ここは踏ん張りどころ、G拳士も先輩拳士として一所懸命にリードをしてくれました。そういった取り組みもあり、試験を受ける頃には、7月までの彼とは別人になっていました。成長を感じます。

【試験を終えて】

G拳士は人前で何かをすることが人一倍苦手です(人前でしゃべる事は特に)。そんな彼が今では学級委員を務めているとのこと。その話を聞いて本当に嬉しい気持ちになりました。不撓不屈の精神で物事に取り組む姿勢、自分の可能性を信じる事、少しずつ、伝わってきた気がします。

合格証書と帯を渡した後、試験の反省・感想と、次、試験を受ける子へのアドバイスを述べてもらいました。G拳士にとってはこの時間が試験以上に一番苦痛で、以前感想を述べてもらった際は、二回とも目から熱いものがこぼれてしまいました。しかし今回は、若干目を潤ませながらも、しっかりと自分の考えを話すことができました。よく、頑張りました!自分に勝てたね!

自分自身に打ち克つ強さと、仲間に対する思いやり。その基盤ができた昇級試験だったかと思います。支部内では、先輩のO拳士と共に、最近は主座や打棒、基本練習に挑戦しています。指導者としても、可能性の芽はしっかりと伸ばしていきたいものです。どうか皆様、G拳士の今後の成長にご期待と、応援をよろしくお願い致します!

これからもよろしくお願いします!

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