「理事長通信」カテゴリーアーカイブ

2021年9月 理事長緊急通信

合掌

緊急事態宣言(8/27~9/12)が発出され、9月12日に開催する予定の昇格考試と武専に関して一斉送信にて先日皆さんにお伝えしたばかりですが、8月30日に愛知県の新たな感染拡大防止策として愛知県武道館に“酸素ステーション”を開設するということが急遽決定されました。これを受けて愛知県武道館から8月31日~10月31日まで一般使用をすべて取りやめるとの連絡があり、施設利用団体は今後の対応を迫られることになりました。結果的に本日の一斉送信にて直近の行事開催の変更を皆さんにお伝えしたところですが、このタイミングでの「少年少女錬成大会」中止は楽しみにしていた小中学生拳士への影響(モチベーションの低下)が大きいと判断してこの度の行事変更の経緯と今後の方向性について説明を加えさせていただきます。

まず、緊急事態宣言下でも愛知県武道館での開催を決めていた9月12日の昇格考試(武専は中止)と10月17日の昇格考試・武専については代替会場の目途が立たなくて中止せざるを得なくなりました。振り返ると今年度の昇格考試については、4月度は開催できたものの5・6月度は中止となり、7月25日に全国大会選考会会場を活用することで何とか開催することができました。しかし、武専については5月以降開催することがかなわず今を迎えています。この度の愛知県の感染防止対策で9・10月に愛知県武道館が使用できない状況となり感染状況の現状・傾向と行事の優先度を考え合わせた時、11月28日春日井市総合体育館で開催を予定していた「少年少女錬成大会」の扱いをどうするかが焦点になりました。二年近くに及ぶ新型コロナウイルスとの闘いで様々な制約がかかる中、せめてもの修行の成果を発表する機会にしようと設けた行事と、中止に次ぐ中止となっている昇格考試と武専のどちらを優先させるかは折衷案の提案も含めて執行部の中でも判断が分かれました。コロナウイルスの変異に伴う感染率の高まりや小中学生への感染リスクの高まり、大会の準備状況(部外への案内・諸手続き等)や拳士への影響(武専の授業料補償等含む)を考えて最終的に私の判断で11月28日は錬成大会に代えて昇格考試・武専を優先することを決めさせていただきました。拳士が求める場を提供するという主催者責任が十分に果たせていない、果たせていけないことには忸怩たる思いもありますが、現時点での行事の優先度を判断させていただきました。

今朝の一斉送信 [愛連事21-07] でもお伝えしていますが、今回中止決定した少年少女錬成大会については引き続き会場確保に向けて情報収集し、別の場を設けることも検討していきます。全ての行事を予定通り開催できない現状をご理解のうえ拳士達のケアをお願いします。優先順位についても色々とご意見があることと思います。忌憚のないご意見やご提案もお寄せください。

 

 

2021.9.3

愛知県少林寺拳法連盟 理事長 多月 文博

(愛知県UNITY運営委員会委員長)




2021年8月② 理事長通信

合掌

 愛知県に緊急事態宣言(8/27~9/12)が発出され、8/29に今後の行事開催の是非について役員会で協議し、その結果を会員各位にお知らせしたところです。感染源となるウイルスのΔ(デルタ)株への変異に伴い市中感染が常態となっている中での行事開催には当然のことながら賛否が分かれるところです。専門知識を持たない、いやたとえ持っていたとしても明確な根拠を示しての決断は難しい状況が続いています。そんな中で何を根拠にして行事開催を決めるかについては皆さんに説明する機会もなかなか持てずに今を迎えているところです。都道府県レベルの行事に関しては少林寺拳法グループが示す「ガイドライン」(2021,7,21)に則り判断していくわけですが、直近でいけば9月12日に開催する予定の昇格考試と武専について先日一斉送信にて皆さんにお伝えしました。

 ガイドラインに則り昇格考試については条件付(感染防止対策を徹底)の開催、武専に関しては「中止」としました。昨年来の行事開催については「開催場所が単独使用」できるかどうかを重要な目安の一つとして感染リスクの高低を判断してきました。各所属で行事参加者の感染防止対策と健康管理チェックが徹底されていることを大前提に、会場での感染防止対策(他団体との接触機会減)を徹底すれば対人的な感染リスクの低減が担保できるという考えです。幸い、これまでの昇格考試開催時は全て会場を単独使用できたので事なきを得たと判断しています。当然ですが、参加者には事前に意思確認を行ったうえで健康チェック表の提出や会場内では一連の感染防止対策(今回は特に不織布マスクの着用)の徹底にも従っていただきます。考試員に対しても同様です。専門家によれば、ロックダウンに対して“不織布マスク”と“屋内換気”でかなりの対策となる説も出されています。主要因とされる「エアロゾル」の濃度を下げる対策です。ウレタンマスクや布マスクに対する不織布マスクの効果(吸い込み量が1/2)は実証済みですから身近な対策を徹底しようと思います。

 緊急事態宣言下、各所属での受験準備ができないのに開催するのかというご意見もありますが、逆に数少ない機会にあわせて準備してきた拳士も存在するわけですから、極力機会を設ける主催者としての責任を果たしていこうと考えています。武専については過去2回の中止分は他の行事との代替で年度内の開催回数を確保していますが、今回中止する分の代替日は現時点では目途がたっていません。対応措置についてUNITY本部と協議していきます。

 8/13~15日に開催予定だった全国中学生大会に続いて10/10日の全国大会in Tokyoも中止が発表されました。愛知県においても10・11月に指導者講習会や錬成大会を予定しています。予断を許さない状況ですが、何とか予定通り開催できるように準備を進めていきます。

 引き続き、ご理解・ご協力をお願いします。

 

 

2021.8.31

愛知県少林寺拳法連盟 理事長 多月 文博

(愛知県UNITY運営委員会委員長)




2021年8月 理事長通信

合掌

 猛暑とコロナ禍の中で強行されたオリンピックが17日間の熱戦を終えて8日に閉幕し、24日から来月5日まで舞台はパラリンピックに移ります。オリンピック開催期間中、特に東京を中心とした首都圏の新規感染者数は専門家の予想をはるかに超えて増加の一途をたどり、それに呼応するように全国的にも、そしてここ愛知県においても深刻さが増しています。東京では自宅療養者が二万人を超す現状に専門家からは『知らないうちに感染し、“チョット風邪を引いたかな?”と家で休み、誰にも気づかれないうちに容態が急変する』という日常生活の例えで感染の危険度・深刻さが発せられましたがどれだけの人に真意が伝わっているのか、また『制御不能』という言葉で医療体制の現状が訴えられましたが医療現場の深刻さがどこまで伝わったのかは残念ながら期待するほどではなかったのではないかとしか思えません。刻々と悪化していく感染状況に最前線で対峙する医療現場と政府、そして国民との間にはあまりにも大きな隔たりがあり、その隔たりを埋める手立てを持ち合わせていないかのような現状に“行きつくところまで行くのか”という不安が募ります。今更ながら国全体で危機感を共有することの困難さ、真実を伝えることの難しさを感じます。発生から1年半以上が経過した今も政府から発信されるのは相変わらずのメッセージで、対策の目新しさもなく理解に必要な根拠も示されず、どこかちぐはぐで説得力がなく、加えて後出しじゃんけんのような感染拡大防止策は世論の反発を受けてコロコロ変わり、とても国全体が一体となって感染拡大防止に向けて取り組んでいるとは程遠い感覚しかありません。報じられるように「オリンピックによって国民はコロナ禍から目を転じる」と政府が本気で考えているのであればコロナ後の世界は果てしなく遠ざかるように思えます。感染爆発状態の中で手回し良くコロナ禍の出口戦略が報じられる違和感、“目線外し”と指摘されても仕方がないように思います。

広島(8月6日)・長崎(8月9日)が76回目の原爆忌を迎え、310万人の尊い命が犠牲となった先の大戦の「終戦の日」を迎えました。広島の記念式典では菅首相が挨拶原稿の一部を読み飛ばすという大失態を演じ、長崎では1分とはいえ式典に遅刻するという失礼極まりない行動もあり、“トップの声が国民に伝わらない”訳を今更ながら納得させられる出来事でした。世界に目を転じると、コロナ禍で国民に厳しい対応を求める各国のトップの発言でも我が国の首相とは対照的に国民に受け止められ評価されているのがドイツ首相メルケルさんの言葉です。コロナ対策による店舗閉鎖などの厳しい規制に市民に対して理解を求めたテレビ演説の内容です。『こうした制約は、移動の自由が苦難の末に勝ち取られた権利だと経験してきた私のような人間には絶対的な必要性がなければ正当化し得ない』。こう静かに話した後、「命を救うためには避けられない」と理解を求めました。メルケル首相は35歳まで旧東ドイツの独裁体制下で過ごし、“ベルリンの壁”の向こうにある「自由」の前で「耐えられない」と何度も思ったと言われています。自由の大切さを理解するメルケル首相の心からの言葉だからこそ市民は素直に受け止めたのではないでしょうか。結果的にドイツは周辺国よりも感染者数を抑え医療崩壊を避けることができたと言われています。伝わる言葉と伝わらない言葉には純粋に心から発する正直さに裏打ちされた真実が語られているかどうかによるように思います。

戦後76年、核兵器禁止条約には批准しないと明言する世界で唯一の被爆国・日本の政府。コロナ禍に乗じて「緊急事態条項」の必要性を声高に叫ぶ政府高官、2014年の集団的自衛権行使容認(閣議決定)を受けて日本は“戦争に無関係な国”とは言えなくなってきています。

私たちの修行の原点は開祖の戦争体験から生み出された平和を希求する思いです。戦争体験者が年々減少していく中で戦争の悲惨さを後世に伝えることはもちろん国の使命ですがどう伝えていくのかが問題です。コロナ禍の中、いろんなことで強権が感じられるようになってきた社会の変化に対して事実をしっかりと認識・分析・判断していくことが一人一人の役割ではないでしょうか。「良いことは良い、悪いことは悪い」と言い切れる人間になることが二度と過ちを繰り返さないことに繋がっていくのだと思います。

 さて、今月8日から31日まで「まん延防止等重点措置」が愛知県でも適用されています。各所属におかれましては借用施設の使用制限(時短等の活動自粛)で修練に支障が生じているところもあるかもしれませんが、これまで通り感染防止策と健康管理のチェックに関しては確実に実施していただくことをお願いします。保護者の皆さんとのコミュニケーションにも気配りをお願いすると共に、万一感染者や濃厚接触者が判明した時の対処の仕方についても今一度確認をお願いします。

 今年度の行事予定については変更の都度一斉送信で変更内容を発信していますが、主なところでは5・6月に実施できなかった武専を他の行事と組み替えて10・12月に実施する予定です。

まだまだ出口の見えない取り組みが続きますが、“感染しない、させない”取り組み継続へのご協力をお願いします。

 

2021.8.15

愛知県少林寺拳法連盟 理事長 多月 文博

(愛知県UNITY運営委員会委員長)




2021年7月 理事長通信

合掌
日本企業は長生き、長寿と言われますが、「今ある企業が30年後に存在する確率は5%である」という“企業30年説”がかつて注目されたことがありました。私事で恐縮ですが25歳の時に転職して名古屋勤務となって4年目くらいでしたから約40年近く前だったように記憶しています。当時はまだまだ終身雇用制が一般的だった時代ですから、入社した会社がその時すでに創立22年目を迎えていたため一抹の不安を感じた記憶があります。しかしその後40年以上経た今も相変わらず雇用されていて、その会社も今年無事に創立60周年を迎えていますから、ご縁があった“企業の長生き”には感謝の気持ちしかありません。
創業してからの年数100年、200年スパンで世界の企業を見た時に“日本企業は長生き、長寿”と評されることには理由があります。世界の創業100年以上の企業のうち、半数近くが日本の企業という事実です。さらに創業200年以上の企業となると、日本企業の比率は65%まで上がるそうです。現存する世界最古の企業は日本の㈱金剛組(578年創業)、日本で最も創業が古い上場企業は1586年創業の松井建設㈱ということだそうですが、この地域の企業では6番目に岡谷鋼機㈱、そして10番目にタキヒヨー㈱(1751年創業)が名を連ねています。創業270年企業の会長(滝 茂夫氏)を昨年、愛知県連盟の会長(小山 勇・前会長の後任)にお迎えすることができたご縁にもただただ感謝するばかりですが、同様に“企業30年説”を倍以上の年数にわたってクリアされている㈱中日新聞社、中部日本放送㈱、東海テレビ放送㈱に加えて世界的な企業の㈱デンソー(※以上、各社敬称略)とのお付き合いも長きにわたって継続されているご縁に対しても大変有難いことと、感謝と共に引き続き健全な組織の継続を図っていかなければなりません。長寿企業が大切にしていることを漢字一字で表すと一番は『信』、次に『誠』だったとか。顧客の『信用』を得るためには『誠実』さは欠かすことができないということでしょう。創業100年企業の三菱電機㈱の鉄道車両向け機器の検査不正についてこのところメディアで大きく取り上げられています。報道によると、創業以来100年のうち実に35年間にわたって組織的に不正行為が行われていたということですから言葉を失います。長きにわたって不正行為が続いていたということですから企業風土そのものが疑問視されるところです。当然のことですが、企業にとって“信”を無くすことの重大さをあらためてこれから思い知らされることになるのだと思います。どんな組織にとっても健全さを維持していくためには自浄能力の有無が求められます。それは大小を問わず全ての組織、企業レベルから国家組織に至るまで例外はないはずですが“忖度”が流行語になったように問題が起こっても身内の第三者委員会がお茶を濁すような対応で事を収めてしまう事例は後を絶ちません。“誠”なきところに“信”あらずということなのでしょう。組織の継続とは反対に“組織の衰退”にはその殆どが人為的な要因が絡んでいると言われます。“信”も“誠”も人によって生み出されることからすると「人、人、人、すべては人の質にあり」に行きつきます。
さて先月、全国高校総体(インターハイ)の愛知県予選がビデオ審査で行われ、今月末に長野県で開催される本大会への愛知県代表拳士が決まりました。3年生にとってはコロナ禍の中で昨年に続いて厳しい部活動の思い出となった生徒たちも多かったのではないでしょうか。今回、惜しくも全国大会への選に届かなかった拳士たち(3年生)はこのタイミングで部活動を引退して受験に備えるというのが一般的なスケジュールのようです。少林寺拳法は“生涯修行”であると言いながらも高校生・大学生に対する学外の指導者にとっては部活動での指導の限界・難しさを感じてしまいます。「何のために少林寺拳法を修行するのか?」は修行を始めるにあたっての一丁目一番地です。“大会が終われば修行も終わる”というところが学校教育における課外活動の大きな課題だと言えます。組織の継続とは異なりますが、技術修得だけが目的ではなく生涯通じての『自己改革』を目指した取り組みにつなげてほしいと願うばかりです。“技術から教え”を、そして“教えから技術”を学ぶところにこの道の核心があると思っています。継続することの意味もそこに見出せるのだと思っています。休眠拳士の復帰を促す活動を県内各所属にお願いして久しいのですが、コロナ禍だからこそ色々とアプローチを図っていただきたいと思います。

 7月25日(日)スカイホール豊田にて全国大会選考会を開催します。出場拳士は84組168名です。開催にあたって感染予防対策については事務局から再度発信させていただきますので、出場拳士への指示徹底を含めてご協力をお願いします。なお、同日午後からは延期となっていた5・6月度の昇格考試(昇段)を行います。受験申込者への意思確認も既に終え、24名の受験となります。選考会・審判員と昇格考試・考試員を兼ねてお願いしている所属長がほとんどです。ご苦労をおかけしますがご協力をお願いします。

2021.7.5
愛知県少林寺拳法連盟 理事長 多月 文博
(愛知県UNITY運営委員会委員長)




2021年6月 理事長通信

合掌

先月末までの予定だった緊急事態宣言が約3週間延長されて6月20日までとなったために私たちの活動自粛も延長せざるを得なくなりました。しかし、感染者数が思ったように減少しないから単に自粛期間を延長したに過ぎない(沖縄の緊急事態宣言の期間に合わせただけとも)という指摘に納得する方も多いのではないでしょうか。なぜ20日まで?という疑問に納得できる根拠が残念ながら示されていないようにも思います。例えば20日が一日前倒しの19日ではいけないのか? 単純にそう思えてきますが、たったこの1日で私たちの活動が大きく影響を受けてしまいます。7月末から8月にかけて開催される全国中学生大会や全国高校総体(インターハイ)への県代表を選抜するための選考会や予選会を愛知県では当初6/6と6/13に予定していました。しかし、緊急事態宣言の発令期間に加えて最悪10日間程度の期間延長も覚悟して開催日を6/20に変更し、一応退避措置をとってはいたのですが、結果的にギリギリ影響下に入ってしまいました。

緊急事態宣言の延長を受けて、高校連盟では13日に予定していた県総体(兼全国総体予選)を、開催日はそのままでビデオ審査での開催に変更されました。県連からの派遣審判の先生方は当日持ち込まれたビデオ映像をプロジェクター経由で採点するという審査に取り組んでいただくことになります。また、「集会による活動自粛」期間の最終日にあたる6/20には全中大会県選考会の他に昇格考試、UNITY武専を予定していました。昨年来のコロナ禍の下で県連執行部としては行事開催の可否を判断する基準として「密を避ける」環境の確保とスケジュール上の制約の有無、参加者に対する「感染拡大防止のための基本ルールの徹底」をはかること等を考慮しながら決断してきました。そこで、6/20開催を予定していた三つの行事ですが、代替スケジュールと使用施設の確保が可能であることから昇格考試(5/30,6/20受験申込分)を延期、UNITY武専についても同様に10/17・12/26の別行事と振替えることで開催、結局6/20には全中大会県選考会のみ開催することを決断しました。もちろん【5/14付の本部指示】内容も考慮しつつの決断です。昇格考試延長については新中学生への特例適用期間の更なる延長を求め、武専の代替開催についてはUNITY本部から、中止したスケジュール分の“受講費は返還されない”ことや“1時間から1時間半程度のオンライン授業の受講”という代替案が示されましたが、別日での開催を決めました。全中大会の選考会については代表拳士の名簿提出期限が6月末であること、十分とはいえないまでも選考会に向けてある程度の準備時間が確保できること、選考にあたってビデオ審査は避けたいという考えから、関係者や出場拳士・引率責任者の健康チェックや入場制限を徹底する等の対策のもとで予定通りの開催を決断しました。ご理解・ご協力をお願いします。

「中止」か「延期」か「開催」か。コロナ禍のしかも緊急事態宣言下での行事開催の是非についてはあらかじめガイドラインが示されているとはいえその都度迷いますし、判断・意見が分かれます。特に、子供たちの全国規模の大会につながる選考会となればなおさらです。心待ちにしている拳士の気持ちや感染防止をどう両立させるか、心を守ることと感染防止をどう両立させていくのか「正解のない問い」に迷いは尽きません。東京オリ・パラを目前に控えてワクチン接種が急ピッチで進められていますが、閉幕後の感染状況は誰も見通せません。その時々の諸状況を冷静に判断しながら会員各位の判断も参考にしていかなければと考えております。きちんと説明責任を果たしていくことをこれまで以上に心掛けていくつもりです。引き続きご理解、ご協力をお願いします。

 

2021.6.5

愛知県少林寺拳法連盟 理事長 多月 文博

(愛知県UNITY運営委員会委員長)




2021年5月 理事長通信

合掌

ゴールデンウィーク明けの7日、政府は4都府県(東京・大阪・京都・兵庫)に出していた緊急事態宣言の期間延長(5/12~5/31)と新たに愛知・福岡の両県に対して三度目となる緊急事態宣言の発出を行いました。短期集中の措置として大型連休中に実施した4都府県(前述)への宣言でも思ったように感染拡大に歯止めがかからなかったための追加策と言われています。市中に拡がる変異種の脅威や相変わらず遅々として進まないワクチン接種(確保)の現状を見ると、結局のところ一年前と変わったのは国民をはじめ社会全体の疲弊と極端に悪化した医療現場だけではないかと思わざるを得ません。感染源とされた中国や欧米諸国の一部に見られる感染拡大の抑え込み状況や経済活動再開への動きと比べて我が国の現状は的確な対応がなされているとはとても思えません。識者によれば、インドの医療現場と何らそん色ない状況が大阪で起こっているとの分析にぞっとします。そんな中で愛知県への緊急事態宣言の追加発出となりました。市中感染が日常となった今はワクチン接種による集団免疫効果を期待するしかありませんが、少林寺拳法グループとしておガイドライン(2021年4月23日付)に則り感染リスクの軽減策としてまずは今月いっぱい「集会による活動不可」を一斉送信にて周知させていただきました。直近では5月30日に予定していた昇格考試と武専が中止になりますが、昇格考試については昨年と同様に特例措置が適用されるので通常通りに申し込んでください。武専については本部UNITYから対象回のカリキュラムの一部を動画配信してもらって各受講者には自学自習対応していただくこととさせていただきます。また、6月6日に予定していました全国中学生大会選考会については拳士の準備期間を少しでも確保するため6月20日午後からに延期させていただきました。(※県連事務連絡でもお知らせ済みです)

引き続き“感染しない 感染させない”取り組みが続きますが、ここにきて県内の所属からも複数拳士の感染が報告されているため、今一度「感染又は濃厚接触者と判定された場合の対処フロー」の確認もお願いします。全国中学生大会やインターハイ、そして全国大会in Tokyoの開催が現時点では決定していることもあって選考会に向けて焦る気持ちは理解できますが、まずは感染拡大防止策の地道な取り組みに尽きます。ご理解・ご協力をお願いします。

さて、「ジャーナリズムの不作為」という記事に目が留まりました。“メディアが報じるべき重大な事柄を報じない”ことを意図しているようなのですが、ジャーナリズムは単に“事象をスピーディーに正確に伝えることだけではなく、主張や批評する”という役割も担っていることから、最近特に主張すべきことを主張しない、議論すべきことを議論していないのではないかということを東京五輪の開催是非をめぐる新聞報道をあげて展開していました。確かに海外メディアの論調と比較して(国民性もあるのかもしれませんが)各社がそれぞれに明言しない傾向はあるかもしれないし、様々な世論の行き場として機能しているかは?です。デジタル化が加速する中で紙ベースの新聞が果たす役割は様々に論じられているところですが、各社の「社説」は存在価値を示すものだと思います。論点整理や核心に迫るためのアプローチの方向性は読者に対する最も重要なアピールポイントでもあります。感染拡大と東京五輪、そもそも63本の法案を27時間余りでまとめて審議すること自体の問題が指摘されているデジタル改革関連法案や名古屋出入国管理局で収容中のスリランカ人女性が死亡したことについての真相究明不足が指摘され国連人権理事会の徳部宇報告者や難民高等弁務官事務所が懸念を表明した出入国管理法改正案、そして実質的な改憲論議に発展することが強まったと言われる国民投票法改正案等々の重要法案についても私たちの日常とはかけ離れている感覚が強く、そうした中で成立していっているこの現実。将来に禍根を残す可能性が高いかもしれない多くの問題に対して自分自身が鈍くなって腰が重くなっていることを痛感します。

“良いことは良い 悪いことは悪い”というシンプルな生き方を目指す取り組みの大切さと難しさを改めて嚙み締めます。

 

2021.5.15

愛知県少林寺拳法連盟 理事長 多月 文博

(愛知県UNITY運営委員会委員長)




2021年4月 理事長通信

合掌

4月6日(火)の朝刊各紙は競うように競泳“池江璃花子選手の復活劇”を報じました。遡ること3年、2018年の池江選手はその年行われたアジア大会で日本人初の6冠を達成し、複数種目合算で18回日本記録を更新する等、女子競泳界の絶対的エースとして期待を一身に浴びる驚異的な存在でした。しかし、年が明けた2019年2月に急性リンパ性白血病と診断されて長期療養を余儀なくされました。約10ヶ月間の入院生活を経て12月に退院。時折報道されるリハビリに取り組む筋肉の落ちた姿も痛々しく、多くの国民の涙を誘うと共に一刻も早い回復を祈ったものでした。しかし、競技への復帰を目指す不屈の闘志と不断の努力は抗がん剤治療中の感染症や臓器の機能障害などの合併症との闘いを経て退院からわずか1年半も経たないうちに日本選手権での四冠というトップレベルのスイマーに戻す奇跡を起こし、水泳競技に興味がない国民を含めて多くの方々が諸手を挙げて拍手し、涙したに違いありません。出場4種目すべてを制した復活劇はまさに「奇跡の復活劇」となりました。“努力は必ず報われると思いました”のコメントにどれだけ多くの人が感動と勇気をもらったことでしょう。コロナ禍で閉塞感が漂う社会に久々に明るい話題が届きました。

さて、新年度に入ってグループ各組織ではもはや定番となったリモートによる全国会議が開催され、今年度の事業方針や行事計画の説明、意見交換が不自由ながらも行われています。本山・本部からは定期的に様々な動画配信もあって、コロナ禍によって社会の形が一変してしまいました。感染拡大状況はウイルスの変異種への移行で新たな局面を迎え、ワクチン接種がようやく始まったとはいえ大都市圏を中心に依然として予断が許せない状況が続いています。一方、県連内においては滝会長をはじめ部外顧問の方々へのご挨拶を含めて今年度のスケジュール説明を進めております。コロナ禍で部外役員の方々をご紹介する機会がなかなか持てませんが、県大会も開催しないので今しばらく先になります。お待ちいただきたいと思っております。

4月4日(日)に配布させていただいた定期総会議案書の報告・提案内容に対する事前質問ですが、受付締切り日までに寄せられた質問内容はありませんでした。まずは会員各位のご理解に感謝申し上げるところです。私自身、途中2年間の空白はありましたが2001年から県連運営に携わらせていただいておりまして、事前質問が出されなかったのは今回が初めてではなかったかと記憶しています。様々な行事開催を含めて常に100点満点を目指して取り組みますが、なかなかそうはいかなくて、丁寧な説明を心掛けていても言葉足らずで十分に伝わらないことも多々ありました。総会当日の限られた時間を最大限使ってもなかなか理解を得られることは難しいのですが、会員各位のご協力にあらためて感謝いたします。今後の感染状況によっては定期総会をはじめ計画している行事開催も中止せざるを得ない状況も考えられます。事前質問がなく、委任状の提出が例年に比べて相当数多く提出されていることで昨年に引き続いて『書面決議』も検討しなければなりません。感染がある程度落ち着くことを予想して開催を計画している「少年少女錬成大会」の開催についても同様です。状況に応じた柔軟な対応が求められていると認識しております。県教区、県UNITY運営委員会行事についても同じです。早めの判断を心掛けていきます。

2021年度も引き続き感染拡大防止対策を講じながら窮屈な環境下での活動となることをご理解ください。会員各位のご理解ご協力をお願いします。

 

2021.4.15

愛知県少林寺拳法連盟 理事長 多月 文博

(愛知県UNITY運営委員会委員長)




2021年3月 理事長通信

合掌

この地方の桜が満開となっています。「花」といえば桜を指すほど日本人は桜が大好きです。満開の時の華やかさとは対照的な散り際の潔さが日本人の心情をつき動かすようですが、満開の桜に対する昨日の春の嵐の影響が少なかったこと、しばらくは各所でゆっくりと楽しむことができることをただただ願うばかりです。

不確かな記憶ですがこの季節、以前“春の選抜”と言われだしたころは春に行われる全国高校野球の代名詞だったような気がします。今では高校生による多くのスポーツ競技種目がこの時期に「選抜大会」の名のもとに行われていて、我が少林寺拳法も例外ではなく「第24回全国高等学校少林寺拳法選抜大会」と銘打って先週末に香川県善通寺市で開催されました。昨年はコロナ禍での影響を考慮して3月の選抜大会をはじめ8月のインターハイ、10月の全国大会までもが中止になりました。3年生にとっては忘れられない一年間となりましたが、今年は全国高体連少林寺拳法専門部の先生方のご尽力とご労苦によって無事に開催されました。会場への入館制限や演武者へのきめ細かな行動制限、徹底した体調管理状態の報告等々、今回の徹底した感染防止対策は今後開催が予定されている大規模大会に対しての貴重な指針・参考となっていくことでしょう。何よりも高校生拳士にとっては忘れられない、そして多くの学びがあった大会になったことでしょう。出場拳士はコロナ禍で十分な準備ができなかったかもしれませんが、愛知県代表として役割を果たしていただきました。引率された所属長の皆さんにも会場でお会いすることができました。ご苦労様でした。大会運営に際し、あらためて関係各位のご尽力に敬意を表します。

さて、新型コロナウイルス感染拡大は新たなステージに入ったようです。発生から1年以上が過ぎ、感染拡大の核とも言われる東京・大阪を中心とした関東圏や関西圏への2度目の緊急事態宣言の発令に対しても新規感染者数は減少しきらず下げ止まり状態、ワクチン接種が具体的に進む中で感染源が変異種に移行しつつある等、見えない敵との闘いはまだまだ優位に立てません。

そんな状況の中、2021年度の活動が始まります。昨年度一年間中止となっていた武専が4月から再開されます。年間6回の開催です。午前中に実技を3コマ(120分)、午後に1コマ(60分)配置して変化を持たせると共に所属長のより多くの参加を募ります。昇格考試は年間8回の開催です。3月28日付本部通達で、新中学生の少年部受験科目適用期間(6月末まで)の延長(10月末まで)と単独動作による技術審査と事前レポートによる学科審査代替措置の実施も感染状況を加味する中での実施を認めることが示されました。他にも受験延期時の允可日の扱いについても指示があり、各所属長へは『お知らせ』画面に掲載されるということなので確認をお願いします。会場は例年通り愛知県武道館ですが、大道場の改修工事が始まるために一年間使用できなくなります。なぎなた道場と剣道場を中心に昇格考試と武専のやりくりしていかざるを得ません。

2021年度も引き続き感染拡大防止対策を講じながら窮屈な環境下での活動となることをご理解ください。会員各位のご理解ご協力をお願いします。

 

2021.3.29

愛知県少林寺拳法連盟 理事長 多月 文博

(愛知県UNITY運営委員会委員長)




2021年2月 理事長通信

合掌

今月2日(火)、11都府県に発令されていた緊急事態宣言について、栃木県のみ予定通り今月7日に解除、残る10都府県については3月7日まで1ヶ月間延長するとの発表がなされました。新規感染者数に減少化傾向がみられるものの医療提供体制の逼迫が依然として深刻な状況にあるとしての判断です。宣言延長に伴い改定された基本的対処方針には、対象地域での不要不急の外出や移動の自粛要請について新たに「日中も含めた」と追記されました。感染状況の沈静化しだいによっては緊急事態宣言解除の前倒しもあるとのことです。

これを受けて、早速今後の県内行事について開催是非のご意見や色々な問い合わせをいただいています。まず、グループの指針である「警戒レベル3」の状況下でも感染防止対策をしっかりと講じ、“3密”を回避する環境が整っておれば活動可という理解の上で行事開催の可否を検討しています。そのうえで、先日一斉送信でお伝えしたように2月21日の昇格考試、同28日の考試員・審判員講習会は実施する方向で準備を進めております。昇格考試については昨年もコロナ禍の中で経験してきているので緊張感をもって感染防止対策に徹底して取り組むことに変わりはありませんが、考試員・審判員講習会については所要時間短縮とプログラム変更によって2月28日は午前・午後で2回、他に予備日(4/4、5/30の各午前中)を追加することで計4回に分けて“3密”を避ける環境を少しでも整え感染防止をはかりたいと考えています。この時期の講習会開催に対しては懸念を示されるご意見もありますが、考試員・審判員として判定するための資質向上はもちろん、各所属で指導するために情報を共有し見解を統一する場としても貴重な機会です。ご理解いただきたいと思います。

次に、県大会に代わる全国大会選考会の開催経緯についてです。昨年一年間、ほとんどすべての競技団体が大会を中止した影響で昨年末からの各施設の日程調整は非常に難航しました。加えて、愛知県武道館大道場の改修工事も重なり例月の使用もままならない状況となりました。最終的にスカイホール豊田のサブホールと武道館を二日間(土・日)確保することができたので県大会の開催を検討しましたが、出場者の集散スペースが思うように取れないことやメインホールを使用する他団体との動線を整理できないこともあって、やむなく全国大会選考会(7/25)に切り替えることを決断しました。その代わり、別用途で確保できていた春日井市総合体育館にて小中学生を対象にした「少年・少女錬成大会」(11/28)を開催することとしました。因みに、全国大会(10/10 日本武道館)は開催日が2日間から1日に規模縮小されたために種目と出場拳士数の見直し中です。

昇格考試とUNITY武専については愛知県武道館(剣道場・なぎなた道場のみ)を何とか8回確保することができましたが、大道場を使用できないため昇格考試との兼ね合いで武専のプログラムをやりくりしながらの一年間になります。会場移動やスペースを譲り合っての実施にご理解ください。

2011年2月から始めた「理事長通信」も今回で11年目に入りました。時代背景を記憶にとどめるための一面も持たせながらその時々に自分は何をどう考えていたのか、何を伝えたかったのかを含めて会員の皆様とのコミュニケーションツールの一つとして毎月A41枚の原稿を自分に課して何とか続けてくることができました。(ベースにあったのは道院設立当初からの拳士・保護者宛の「道院通信」でしたが、こちらは32年が過ぎました。)

 

私たちの活動になくてはならないものはお互いの信頼関係だと思っています。組織運営にとっては特に心しておかなければならないと思っています。そのための毎月A4用紙1枚で何を伝えるかに拘った取り組みであったかもしれません。この間多くの方からご意見や感想、耳の痛いアドバイスもいただくことができました。直接面と向かって伝えることができなかったことや足りなかったこと、伝え間違ったことをフォローする機会も少なからずありました。説明を尽くすこと、柔軟に対応していくことをこれからも心掛けていきたいと思います。こういう機会をいただけたことにあらためて感謝いたします。

 

再拝

2021年2月7日

愛知県連盟理事長 多月 文博

(愛知県UNITY運営委員会委員長)




2021年1月 理事長通信

合掌

コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中で2021年がスタートしましたが、昨夜(13日)、先行する首都圏の1都3県に続いて関西圏(大阪・京都・兵庫)・中京圏(愛知・岐阜)に福岡・栃木を加えた2府5県に対して緊急事態宣言が発令されました。一週間で合計11都府県に拡大されたことになりますが、大きな痛みを伴う措置に対して世論は厳しい反応を示しています。振り返れば1年前、国内初の感染者が報告されてからの我国のコロナ対策は現状を見る限りはとても的確だったとは言い難く、しかも実際に伝説の“アベノマスク”だけでなく後手を踏む場面の連続だったように思えてなりません。世界的に見ても地域的に東アジアは欧米に比べて比較的被害が小さかったはずなのに、感染源とされる中国の感染者数をはるかに超えてこの地域では断トツの感染国になってしまっています。現時点でコロナウイルスをほぼ完璧に抑え込んでいるとされるニュージーランドや台湾と何が異なっていたのでしょうか?

年明け早々から倍々ゲームのように衝撃的な新規感染者数が連日報告されていますが、自分たちの中の危機意識の基準値が麻痺しかけていることに気がつき、愕然とさせられることがあります。慣れることと背中合わせに感染拡大が口を開けているという恐怖感は常に持ち続けていなければならないと思っています。いずれにしても今の状況は医療機関の崩壊が決定的ともいえ、引き続き各自が「感染しない させない」ことを肝に銘じて行動自粛することしかないのでしょう。昨年の10月度から地方で開催されてきた特別昇格考試も今月・来月開催予定が延期となりました。

 

コロナ禍は私たちにあらためて色々なことを振り返らせ、気づかせ、在り方を問いかけているように思います。大きな視点で言えば遅々として進まない地球温暖化や自然破壊への対応、核軍縮や貧富の格差、様々な分断、政治の在り方、危機管理とは、有事に際しての決断等々、数え上げればきりがありません。何よりも、『人』としての価値観や優先順位の在り方をどこに置くのかが特に問われているように思います。開祖が言われた『人、人、人、全ては人の質にあり』に帰結するように思います。有事に際しての対応は“原則”や“基本”に立ち返ることで取るべき道筋が明らかになっていくのではないでしょうか。コロナ禍という国難とも言うべき災禍に対しては事実を正確に受け止め、分析し、優先順位に基づき対策を判断し決断・断行する。何よりも決断に至る根拠について説明責任をきちんと果たすことで信頼関係を維持する。それが一体感を持った対策となり大きな成果・効果をもたらすように思います。

拳士数の減少、指導者層の高齢化はここ数年間以上にわたって組織の課題となっています。組織機構改革の一環で活動内容の露出度が減り、ここ10年間は特にその傾向が顕著になっています。しかし、私たちが目指す“人としてあるべき姿を求める”取り組みは時代を超えて引き継がれていく価値があることを私たち自身がコロナ禍の中で再認識できるのではないでしょうか。具体的な活動が制限される今だからこそできることもあるはずです。『点』を『面』に変える取組みに一体感を持たせることの必要性を県内所属長の皆さんには訴え続けてきました。この時代の広報手段としても手軽で取組みやすいと思います。一体感を持たせたポータルサイトへの加入を検討してみてください。

 

昨年末から2021年度の施設使用について施設管理窓口と各団体間での交渉が行われています。昨年はほとんど全ての競技団体が各種大会の開催を見送ったことから今年は行事開催の申請がオーバーフロー状態で、特に大きな会場については調整が難航しています。併せて、愛知県武道館の大道場が改修工事によって5月以降ほぼ今年一年間使用できないために、例年定期的に開催してきた行事も当たり前に確保できない状況になっています。現時点では、各種全国大会が開催される方向ですから選考会も予定しなければならず、日程に合わせた会場確保が非常に難しい状況になっています。感染状況によっては苦労して確保しても中止せざるを得ないことも起こるわけですから、見えない敵との闘いは何とも始末に負えません。

こういう状況であるからこそコミュニケーションの充実が求められますが一堂に会しての機会が限られていることも現実です。難しい判断を迫られることも出てくると思いますが結論だけではなくそこに至った考え方や裏付け等、可能な限り説明責任を果たした県連運営に努めていかなければと考えています。異論もどしどし寄せていただきたいと思っています。目的を共有することでいろんなアプローチを見出していこうと思っています。引き続き、ご協力をお願いします。

再拝

2021年1月14日

愛知県連盟理事長 多月 文博

(愛知県UNITY運営委員会委員長)