8月20日(金)、コロナ対策を万全にした中で、少林寺拳法の体験会を実施致しました。
今回の体験会は、地元の小学生を対象とした「ちゃれんじ夏」という松平交流館主催のイベントで、私たち以外の交流館登録団体も、8月中に各種体験イベントを実施しております。私たち少林寺拳法の体験会には、8名の方が参加してくださいました。
交流館職員さんのあいさつから体験会はスタートしました!
☆今までの体験会と決定的に異なる事☆
さて、今までの体験会といえば、その内容のすべてを指導者が考え実施するというスタイルでしたが、今回はお手伝いに来てくれた4名の拳士たちが流れや内容を考えてくれました。徐々に主体性が出てきました!
「創始の動機・目的は伝えたほうがいい!」「少林寺拳法をわかりやすく説明するのはどう?」「鎮魂行は絶対やる!」「ミット打やったら楽しい!」「天地拳やるのはどう?」と様々な意見を出してくれただけでなく、「こういった流れでやるといい!」という提案までしてくれました。
たくさんの意見を出してくれました。
準備時間が無かったので、私が少林寺拳法の創始の動機などを説明。次回は拳士たちにやってもらいます!
基本作法などは拳士たちにお手本を依頼。慣れない環境下でよく頑張りました!
☆鎮魂行を終えて☆
一通り基本作法を行った後、鎮魂行を実施。難しい文言が多い道訓ですが、それでも皆、しっかりと声に出して唱和してくれました。終始、姿勢よく、緊張感を持って行うことができました!
今回体験に来てくれた子たちはとても姿勢が良いです!拳士もいつも以上に姿勢を意識しています!
鎮魂行を終えて小休憩をはさんだときに、体験に来てくれた子の一人が、「すいません、ダーマって何ですか!?」と質問をしてくれました。いまだかつてこの質問をしてくれた子は一人もいなかったので素直に嬉しかったです。もちろんしっかりと説明はしました!
☆教える経験☆
基本の突きや蹴り、ミット打は指導者が主となり行いましたが、最後の天地拳第一系の体験は、拳士4名に教える係をお願いしました。それぞれ2名ずつ、体験者を振り分け実施。最後は舞台上でチームごとに発表して終わりました。
普段は教わるばかりで、時折後輩拳士の面倒を見ることはありますが、全くの初対面の人相手に教えるのは容易ではありません。何かを正しく伝えることの「難しさ」と「楽しさ」、この二つを十分学んでくれたかと思います。
しっかりと体験者を気にかけて教えてくれています!
初めて天地拳をやる子たちにどこまで教えるのか・・・、悩みながら頑張っています!
教わる立場よりも教える立場になるといつも以上にやる気が出ます!
時にはお姉さんたちに助けられながらも、頑張って教えます!教えるのは緊張するよね!
☆今回の振り返り☆
冒頭にも述べた通り、今回の体験会の大まかな内容や流れは拳士たちが考えてくれたものです。少しずつですが、拳士たちの積極性や主体性といったものを感じられるようになりました。また、教えるという経験を通じて、さらなる成長に期待です。
体験に来てくれた子たちも、最初は少林寺拳法(特に黒帯の人)に対して「怖いイメージ」を持っていましたが、終わりには「楽しかったです!!!」と声をかけてくれました。たった2時間の体験会でしたが、何か少しでも、少林寺拳法の思想が伝わったのであれば幸いです。
そして今回の体験会は交流館からの依頼で実現したものです。声をかけてくださって本当にありがとうございました。
拳士の皆、体験に来てくれた子たち、交流館の職員さん、すべての方に感謝申し上げます。本当に良い体験会を実施することができました。今後も地域社会に愛される団体として、日々成長を続けます!