今年最初のミニ武専を昨日28日(日)に開催致しました。講師は我らの副支部長、保乃加先生。
◆ディスカッション「今、できることを考える」
出来る、には、
①成果、結果としての出来る(出来た)
②可能(してもいい)としての出来る
の2つがあり、今回は②についてディスカッション。様々なシチュエーション(時・処・位)で考えます。例えば…
①学校の授業中にできること
②学校の休み時間にできること
同じ場所にいても、「何をする時なのか」が異なると、できることも変わってきます(時)。
③少林寺拳法の稽古中にできること
当然場所が異なれば、できることも変わります(処)。
④縦割り班(又は通学団)などで、年上の人又は年下の人にできること
自分がどの立ち位置なのかによっても当然、対応は変えていく必要があります(位)。
たくさんの意見が出ました。そして、それらを踏まえたうえで、
①やれる事はたくさんある
②どうせやるなら、「誰かのために」やろう
この②を考えて行動し、それを「精一杯」やる事がとても大切です。さぁ、子ども達にはこの思い、伝わったかな?
たくさんたくさん考えました!
◆精一杯やる、とは?
言うは易く行うは難し。当日の実技は「精一杯」「全力」がメインテーマです。
稽古の場ですから、当然、技術を行う事が出来ます。もちろん、気合も出せます。たくさんの「できること」があります。では、どのレベルでやるのか?ここが課題です。
子ども達にはまず、「振り切る」事を覚えてほしいです。それができてはじめて「調整」ができます。自分の限界は、自分で決めないように。皆はもっともっとやれるはず!
手を抜きがちな準備運動も、号令や最大限の曲げ伸ばしを意識すれば…
◆おわりに
常々、口うるさく言うのですが、「次は無い」です。「いま、ここ」をどれだけ大切に出来るのか…
と同時に、我々大人が、子どもの可能性に蓋をしていないか?と考えさせられた日でもありました。先回りしすぎていないか?もっと経験させてあげられないか?
成功体験の重要性が叫ばれる昨今ですが、それと同じくらい失敗経験も必要ですし、そこから這い上がる強さも必要です。
昨日はずいぶんと厳しい事を言いましたが、それでも食ってかかる子ども達の将来がとても楽しみです。いつの日か、美しい花が開きますように……。