「3才になったら私の元で少林寺拳法を習わせたい」という言葉を知り合いの母親から掛けてもらったことで、幼年部の育成も始めたいと思ったことが大きなきっかけです。
そして日々の修練の中で、きちんと挨拶の出来る拳士。
作務などを通して、「自分の事は自分で出来る」拳士。
組手主体の修練を通して、心と体を強くすることで、自分の身を護ることが出来て、相手の事も護ることの出来る自信と勇気と行動力を持った拳士を作りたい。
「相手のことを思いやれる子供を育成したい」と思いました。
また、「自分に自信を持てる人」そして何より「相手のことを考えれる人」を一人でも多く作りたいと思い支部を立ち上げました。
「大きな声で挨拶が出来る」
「脱いだクツは自分で揃える」
「帯は自分で締めれるようにする」
など、自分で出来る事は自分で出来るようにすることから始めています。
そして修練を通して、自分と相手がどのように向き合えば楽しく修練できるかを考えること。
自分達で技のポイントなどを発見できるように、拳士1人1人が自覚を持って積極的に取り組めるように声掛けをしています。
また、相手の嫌な所ではなく良い所を探そうという事で、その子の特徴を見極め、良い所を伸ばせるように、苦手な所はどうすればいいかを考え個人にあったアドバイスをすることを心掛けています。
「心の古里のような居心地のいい場所であってほしい」
ここに来れば何か楽しい、色んな事が忘れられる、行って良かったと思える場所であってほしいと思います。
ですから日々の修練では、楽しく修練が出来るようにし、自分の可能性を信じて何度でも何度でもチャレンジ出来る場であり、それを一緒に応援できる仲間がいて協力できる相手がたくさんいる支部としたいです。
一つの目標までに、泣いたり・笑ったり、色んな感情を出し合いながら、みんなと共に成長していける支部を目指しています。
支部のいい所は、男女・年齢関係なくすぐに仲良く、仲間になれる所です。
入会時のドキドキ感が、今ではみんなに会えるワクワク感に進化していくようです。すぐに仲間になれることで、一人ではないという安心感を得られる、そんな仲間づくりの上手な拳士です。
在籍拳士は4才から主婦まで幅広く在籍しています。
女の子も多く、中高生のお姉さん拳士も指導をしてくれています。
休憩時間には、鬼ごっこをしたり、とにかく元気のいい明るい支部です。
とにかくみんな仲がいいなということを感じます。
年齢が上の拳士が年下の拳士の面倒を見ている光景もよく見ます。
なので、幼年部の子も不安なく修練が出来るみたいです。
私も親子で習っていますが、学校の先生から最近は「声も大きくなり変わりましたね」と言われました。
支部長の美喜先生が、いつも「ここの仲間は家族のようなもの、みんなで一つなんだよ」と言っていますが、本当に家族のような仲のいい拳士の集まりだなと思います。