愛知県少林寺拳法連盟の役割と沿革

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愛知県少林寺拳法連盟とは、愛知県において少林寺拳法の支部の活動を支えるために組織されたもので、愛知県に所在するすべての支部活動を積極的にサポートしています。

また、愛知県少林寺拳法連盟としても独自に各種行事・講習会・大会運営を行い、愛知県に在住する人々に対する活動を通じて一人でも多くの拳士を増やすだけでなく、既存の拳士の教育にも力を注いでいます。

 

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愛知県少林寺拳法連盟の沿革

 愛知県における少林寺拳法は、1962年(昭和37年)9月、小牧航空自衛隊に高橋法昇(故 名法道院長)が支部を設立したことに始まります。
 その後、1963年(昭和38年)11月に岡崎道院(鷲見東観)、次いで名古屋道院(高橋法昇)が設立され、1965年(昭和40年)以降は瀬戸市、一宮市、刈谷市、豊田市から岐阜県・三重県へと伝播され、1967年(昭和42年)3月、愛知・岐阜・三重各県の道院・支部による「少林寺拳法東海連合会」が組織されました。1968年(昭和43年)には指導者養成を目的とした「東海武専(武道専門学校別科)」の開設、1976年(昭和51年)4月に東海連合会を解散して3県それぞれが県連合会を設立することになり、「少林寺拳法愛知県連合会」となりました。
 1978年(昭和53年)4月にはこれを「愛知県少林寺拳法連盟」に名称変更し、1983年(昭和58年)4月に愛知県体育協会に正式加盟しました。

 

 1984年(昭和59年)11月4日には愛知県体育館において初めての全国大会を開催し、1987年(昭和62年)9月6日には名古屋市総合体育館(現 日本ガイシホール)で「少林寺拳法‘87フェスティバル愛知」を開催するなど、たえず組織の活性化を目指して世代交代を進めてきました。
 2004年(平成16年)11月21日にはナゴヤドームに約27,000人を集めて2回目となる全国大会を開催し、対外的には少林寺拳法を、部内に対しては愛知県連盟の底力を見せると共に、この年、永年にわたってスポーツ振興に尽力したことが評価されて文部科学大臣賞を受賞しました。また、翌年の2005年(平成17年)には、福井県で行われた国際大会に180名のスタッフを2泊3日で派遣し、大会運営に大きく貢献することができました。

 

 昨年、2019年(令和2年)11月23・24日の両日にわたって豊田市にあるスカイホール豊田において愛知県にとっては15年ぶり3回目の全国大会を開催しました。全15コート75名の審判がタブレット端末を駆使しての採点システムを全国大会に初めて導入する等、新しい大会運営の在り方を提案することに成功しました。

 現在、愛知県連盟を構成する支部等については137所属に加えて、東海学生連盟・愛知県高等学校連盟・東海実業団連盟の準加盟団体を含めると165所属にのぼります。
 また、部外役員につきましては1997年以降23年間の長きにわたって愛知県連盟会長としてご支援を賜ってまいりました故・小山 勇 様(中日新聞社顧問・本年6月にご逝去)のご後任として、2020年11月1日付で滝 茂 夫 様(タキヒヨー㈱取締役会長)を会長にお迎えしました。
 同じタイミングで、愛知県連盟顧問として10年間にわたってご支援を賜ってまいりました石黒 大山 様(東海テレビ放送㈱相談役)、と夏目 和良 様(中部日本放送㈱相談役)が退任され、代わって内田 優 様(東海テレビ放送㈱代表取締役会長)、大石 幼一 様(中部日本放送㈱代表取締役会長)、大島 宇一郎 様(中日新聞社代表取締役社長)、そして引き続きとなる山中 康司 様(㈱デンソー取締役副社長)にも加わっていただく絶大なバックアップ体制をとっていただいております。

 

 1947年(昭和22年)、創始者・宗 道臣(そう どうしん)によって香川県多度津町にて産声を上げた少林寺拳法は本年創始73年目を迎え、世界40か国、延べ180万人に普及しています。

 愛知県連盟は“開祖の志”を次世代に継承すべく、これまで以上に組織の活性化を目指してまいります。

以上