『先日道院長勤続10年の表彰を受けました。みなさんの支えのおかげです。私は10年ですが、名法道院は60周年を迎えます。60年の歩みは、本当に尊いものと重く受け止めております。年頭に当たり私は、三つの目標を立てました。「道場を守る、自分を磨く、分け与える」です。一人でもよい仲間を増やし、よりよい道場発展につなげること、コーチングを通してさらに自分を磨くこと、そして得たものはほかに与えてこそ意味が生まれるということです。昔パーティでは、シャンパンタワーというものがありました。あのシャンパンタワーのように、まず自分を満たしたら次のグラスに注いでいく。それは少林寺拳法の修行も同じなのです。まず自らを満たし、他に分け与えていきましょう。そのために、精神も肉体も強くしていきましょう。そして、健康で少林寺拳法を一人でも多くの人に広めていきましょう。今回元日に起きた未曽有の災害、今できることは少ないですが、半ばは人のための精神で支援していきましょう。まずは自分のことができなければ、人を援けることはできません。みなさん一人一人の目標を私は支援します。みんなで盛り上げていきましょう。』
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Shorinji Kempo
道院長年頭所感 (名法だより60号2)
2024新春法会 (名法だより60号1)
1月23日、名法道院の2024年新春法会(鏡開き)が行われました。当日は、開式の辞、導師献香、教典唱和、門信徒代表挨拶、道院長年頭挨拶、目標発表、奉納演武、閉式の辞、ぜんざいふるまいの順で、粛々と進められました。門信徒代表挨拶では、朝日拳士が今回の能登大震災も踏まえ、新たな誓いを堂々と読み上げられました。今回初の試みとなる目標発表では、拳士一人一人前に立ち、今年の目標、具体的な手立てなどを語りました。今年から体験入門した小2の水谷拳士が、大人の前でしっかりと目標を発表する姿がとても印象的でした。その後は、朝日拳士と清水拳士、武藤拳士と森拳士の二組の奉納演武が行われました。新しい風も吹き始め、今年の名法道院も元気いっぱいです。
護身体験教室開催レポート(名法だより59号1)
令和5年12月9日土曜日、護身体験教室を開催しました。当日はお子様を含む7名が参加してくださいました。少林寺拳法や道場の説明、鎮魂、リスクマネージメントの話と続き、いよいよ護身体験、基本的な抜き技や固め技を体験していただきました。力づくではなくても簡単にその状況を脱出できることや、相手を制することができるということを、それぞれの参加者が目を輝かせながら体験していました。実施後のアンケートには、「忘れないうちに家族と共有して、今後の生活に生かしていきたいと思う。体の使い方、身の守り方を実際にやってみるという内容がよかった。とてもためになった。女性にも活用できると思った。」などうれしい感想が寄せられました。
少林寺拳法世界大会優秀賞 名法だより58号3
10月7日8日、東京九段下の日本武道館において、「2023SHORINJIKENPO World Taikai in Tokyo Japan」が開催されました。名法道院からは、武藤拳士が論文の部で日本代表の一人となり、参加することができました。8日に行われた開会式において、18歳以下の部で高校生の拳士が、一般の部でポルトガルの拳士が発表を行いました。武藤拳士は、発表はかないませんでしたが、宗 昴馬会長から直に表彰していただくことができました。おめでとうございました。以下は武藤拳士の感想です。
「今回の論文のテーマは、私にとっての理想境というテーマでした。武道館に集った世界の拳士たちを前に私の主張を述べられなかったのは残念ですが、私のつたない文が日本代表の一翼となり、素晴らしい舞台で表彰されたこと、心から光栄に存じます。論文の部の表彰で集まった拳士たちと知り合いになれたこと、各県の代表たちの努力や研鑽の跡を感じたこと、そして世界の拳士たちとわずかな時間でも共有できたこと、すべての体験が貴重で、私にとっての宝物です。また、アリーナに降り立つと、日本武道館は、武道の聖地にふさわしい空気感というものがありました。ご指導いただいた道院長、応援してくださったみなさん、東京までかけつけてくださった古川拳士、本当にありがとうございました。」
誕生会 名法だより57号 3
名法道院では、時に応じて拳士たちの誕生会を行います。ここでは、該当の拳士たちが、一人ずつみんなの前で思うことをスピーチします。聞く側にとっては、より仲間のことを知る機会になりますし、話す側にとっては、自分の考えていることを聞くものに的確に伝えるコミュニケーションの力の向上という修行の機会になっています。今回は12月生まれの森拳士、1月生まれの古川拳士、2月生まれの武藤拳士の3名がスピーチしました。森拳士は「定年を迎えたが、少林寺には定年はない。これからも、半ばは人、人の気持ちを考えていける人間でありたい。」、古川拳士からは、「親子でも、子どもの人生のかわりはできない。まず自分自身を高めていきたい。それがまわりにもよい影響となると信じている。今は推し活が幸せ。」、武藤拳士からは、「父が亡くなり、自分も死ぬまでにいかに人生を充実させられるかを考えた。できることを実践していきたい。」との話がありました。
易筋行 名法だより57号 2
1、2月の練習風景です。春まだきの寒い中ですが、道場の中は拳士たちの熱気に満ちています。年配の拳士たちは、練習後にお互いに整法を行って疲れやゆがみを整えています。
年末清掃 名法だより57号1
昨年12月24日、名法道院の納式が行われました。納式に先立ち、全員でお世話になった道場の清掃を行いました。道場がとても明るく、すがすがしくなりました。23年もその気持ちで一年間すごしていきたいと思います。
「令和5年の目標を発表する拳士たち」名法だより56号3
新春法会の中で、鈴木道院長のといかけにこたえ、拳士たちがそれぞれ前に出て、自分の今年の目標を語りました。それぞれ、目標までの現在の到達度、目標実現のための具体的な手立てを語りました。人前で思いを発表するのは、貴重な経験値になりますね。
「令和5年道院長年頭所感」名法だより56号2
「令和5年が明けました。みなさん年頭に当たってどんな目標をたてましたか。自分の目標をたてることで、人は前向きに歩き出すことができます。そして、目標をたてたらそれでおしまいではなく、具体的にどのようなことをすればいいかを考えることが重要です。一生懸命手をのばして、届くかもしれない、そんな高さの目標を描いてください。昨年末、入院して思うところがありました。それは、何気ない一日がかけがえのないものだということを本当に実感し、気づいたことです。一日一日を大事にすることがもっとも大切なことです。みなさんにも、今しかやれないことをぜひやってもらいたい、そして生活のすべてを大切にし、すごしてもらいたいと心から思っています。」
「2023名法道院新春法会」名法だより56号1
1月24日、令和5年の新春法会が名法道院で行われました。当日は、拳士たち多忙のため、1時間遅らせての開催となりましたが、献香、経典唱和、門信徒代表挨拶、道院長年頭挨拶、奉納演武、記念撮影の順で、粛々と進められました。門信徒代表は武藤正拳士、「苦しくとも目の前のものから逃げず、常に顔をあげて一歩をふみだす努力をすること。自分の周りの世界を照らすため、自分に何ができるかを考え続けること。道院発展のため、同志を増やしていくこと。」という三つの誓いを述べました。道院長年頭挨拶およびその中でふれられた各拳士の抱負については、別途報告いたします。奉納演武は、古川康司拳士・智香子拳士、朝日拳士・清水拳士、森拳士・武藤拳士の3組のよる奉納演武が披露されました。一生懸命さが伝わる親子演武も若者たちによるスピード感あふれる演武も、還暦を超えても修練し続ける拳士たちの演武も、それぞれ努力が伝わってくる素晴らしいものでした。今年も名法道院は。元気に一歩を踏み出しました。