突きのスピードをつけるべく、ミット打ちを行いました。
まずは、通常の基本練習。今回注意する点は「 スピード! 」のみ。
「 重心の移動 」だの、「 膝を曲げなさい 」だの、「 肩をもっと出して 」とは言いません。
「 とにかく素早く突く! 」そこに重点を置くことにしました。
ボクシングでいうところの、①ジャブ、②ストレート、③ワンツーの突き( というかパンチ )を練習しました。
空中を突く練習とは違う雰囲気、少しピリっとした感じになり、ミットを突く音が道院に響きます。
ミットを持つ人も、ただ叩かれているのではなく、しっかりと相手の突きを見て、ミットで受けるよう指導します。
続けるうちに、自然に構えや運歩が上手になってくる感じが良かったと思いました。
ここで身に付けたことが、法形( 技 )の練習に生かされるようにしたいものです。
子ども達の中にある「 強さ 」への憧れが、今回の練習で表に現れてきたように感じました。
他人と比べるのではなく、仲間と協力し、共に自分自身を超えて強く成長するのであれば、
良い修練方法なのではないかと思います。
ミット打ち、もう少し勉強して、より発展したものにしていきたいと思います。
( 太田知希 )