1月8日(土)の修練。 | 刈谷北道院

1月8日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。冷たい空気ながら、何処か清々しい雰囲気の日中、皆が集まります。

今日は、2022年の修練初めと言う事もあり、新春法会も挙行しました。例によって、大した段取りもせずの「出たとこ勝負」。しかも家を出る直前まで、道院だより的なプリントの作成に追われ、準備もままならない状態で専有道場に赴きましたが、その時その時の状況の変化に合わせて、自分の「為すべき事」を的確に見極め、適切な対処・変化を訓練しているのだと思えば、それなりに意義も増して来るでしょう。「道院長年頭挨拶」も内容もあまり考えず、目の前にいる人達との目線の合わせ方で喋る内容を決めて行った様なものでしたが、そこそこの着地には成った様に思います。

今日は、新春法会と言う事もあり、列席してくれた人達に、「1年の目標」を少林寺拳法面と生活面の2点で発表して貰いましたが、それぞれになかなか聞き応えの有る目標を述べてくれましたし、他の人の目標を聞いて、どんな刺激を受けるか・その後のどんな行動に繋げていくかは、全て「その人次第」。と言って、「ほったらかし」にしておくのも何ですので、それぞれに適した刺激をちょこちょこ与えて行こうと思います。その「適度」の見極めがあまり得意では無いのが根本的な問題ですが、コロナ禍も含めてあらゆる「制限」がいつ訪れるかも判らないのが「人の一生」でもありますし、そんなこんなも含めて、今年も「より良い支え」を心掛けていきたいものです。

場を変えて、易筋行を。思っていた程、時間に遅れずに移動出来たので、暫し小5緑帯のH君に、準備運動や基本演練の主座を任せます。言葉での説明はあまり上手ではありませんが、多くの後輩が取り組んでいる「成果発表会」での団体演練の内容を絡めてメニューを極めたりと、彼なりの配慮が随所に見て取れます。自身のレベルアップももちろんですが、「伝える側」としての意識を高めて貰いたいH君には、しばしばこんな機会も与えて行こうと思います。

その後を受けて基本演練を行いますが、ついつい小難しい部分に入り込んでしまうのが、難点で。時間を使った割りには、皆のレベルは然程挙がっていないと言う事がよくありますので、もう少し工夫をしなければいけませんが、基本的な立ち方や構え方に関しては、常に細かく伝えて行きたいものです。

その後はグループ分けをして、「成果発表会」に向けた習熟と、1月末の昇級試験に対する習熟を並行して行いましたが、連休明けと言う事も影響していたのかも知れませんが、試験を受ける当の3人が科目に関して初歩的な間違いをしていても、お互い全く気付かなかったり、そもそも組んだ演武の順番を連休中に覚えて来なかったりと言った状態でしたので、低いトーンで「本当に真剣に取り組む気持ちが有るなら、休み中に順番ぐらいは覚えて来るだろ?そう思わないか?」と問い掛けます。あまり委縮させ過ぎてもいけませんが、常々の修練を楽しみながらも、「自分で本気に成る」・「自分でやる気に成る」為の訓練をしているのだと言う事は、しっかりと伝えて行きたいところです。

ラスト20分程でメニューを変え、易筋行の締めに入りますが、3月に初の昇級試験を予定している人達の「小手抜」の出来具合に、「どうすれば覚わるかなぁ」と頭を悩ませながらも、この「苦しみ」も目の前に共に修行に励む仲間が居てこその有り難い「苦しみ」なのだと、再認識します。暖房の入ったホールの入り口のドアの外に地区の役員さん達の気配を感じながら、締めの気合い出しもなかなかのレベルでしたし、役員さんや保護者の皆さんと新たな1年に向けての挨拶を交わせる幸せな空気を感じながら、帰路に着けました。

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