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Shorinji Kempo

6月28日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。6月とは思えない暑さの中、鍛錬に励みます。

今日も欠席者多数ながら、来て早々にクーラーにコインインします。かつては7月ぐらいでもっと暑い状況に成ってから、時間を削りながらクーラーを使用していたものですが、数年前に道院の「赤字」を完済した事とこの何年かの酷暑を鑑みて、気楽に冷房代を費やしています。運営費を気にして熱中症に成らなくて済む「環境」に感謝しつつも、「この人数でクーラー使うのも勿体無いよなぁ」とも思います。「人集め」にも、もう少し注力しなければと思いつつ、取り敢えず今年度は在籍してくれている人の質を高める事を優先しようと思います。

スタートから小2白帯のH君とのマンツーマンであった為、彼にウォーミングアップ・メニューの号令を掛けて貰いながら、細かい動きのポイントを伝えていきます。あまり自分の状態を点検する感覚を持っていないH君ですが、徐々にレベルも挙がって来ていますから、上手く工夫して彼の成長に繋げていきたいものです。

小1時間経ってから、小6四級のA君が到着。これで今日のフルメンバーです。いつも通りダラダラのテンションでの登場で、「ダリいなぁ。少し締めるか」とも思いましたが、H君と交代で前に立ち、基本演練の主座を務めて貰うと、以前に比べるとしっかりした号令や気合いを出していました。この辺りに、A君の変化を感じます。

H君の少年八級科目の習熟を進めますが、細かいポイントを伝えると5割ぐらいの確率で出来つつある状態で、向上している空気を感じます。また相手をしているA君も基本の身体操作の質が変わったのが見て取れますし、意識してやろうとしているのも感じます。その後、いつもより30分程遅れて始めた鎮魂行も、まだ私の喉が万全ではないので、A君が主座・H君が打棒を務めましたが、主座をしている時の発声や教典の持ち方にも、A君の意識が変わった事を感じます。

残り1時間で、A君の三級科目の習熟をH君に攻者を務めて貰いながら進めました。当然H君にとっては上級の動きで出来ない事もありますから、「上中二連突」等の動きを反復したり、動きのポイントを説明しながら進めます。基本的に、攻者の時に「相手の邪魔をする」動きをしてしまうH君は、「型」の向上に時間が掛かりそうな気がしますが、相手をして貰っているA君も、H君が邪魔をする動きをしている事にも気付いていますし、それに苛立って殊更荒れた動きをする訳で無く。後輩へのアドバイスの仕方も含めて、「随分変わって来たな」と思います。

三級科目の復習でも、つまづいた時に「この時に、身体の向きはこっち」等の手本を見せると、すぐにそこを修正しようとしますし、H君がトイレに行っている時間に「単演、やっとこうか」と言うと、嫌がらずに取り組み、なかなか高いレベルでこなします。更に「カッコ良いんだけど、まだ何か肩に力が入ってるよな。肩に力が入ってると、移動した時に膝が伸びて腰が浮くよね」と2種類の動きをやって見せると理解出来ている様です。休憩時間にも、教典の巻き方や打棒を持っての天地拳の単演を「自主練」したりと積極性にも違いがあり、「凄いね。打棒を持った単演の動画でも観たの?」と聞くと、「前に道院長がやってた」と私自身覚えていない事を目安に取り組んでいました。

先週行った「正中線を合わせる・外す・捕える」の練習でも、力の流れや軸の意識を感覚で理解出来ていた様で、「一段ステージを挙げたねぇ」と驚きの結果を出していますが、意外に後輩の面倒を見たり声掛けをするのも嫌がらないA君。リアルに中3初段のH君に次ぐ存在に変化・成長している瞬間を見ているのは、何か不思議な感じです。締めの気合い出しもA君・H君2人にやって貰いましたが、2人供「もっと出す!」と伝えるとレベルを挙げて行きます。それを観ていたA君の妹のNちゃんも、作務の備品の運び出しを始めて手伝ってくれたり、お菓子の仕分けを御願いするとやってくれたりしました。「観て。走るの速いんだよ」とゼエゼエ言いながら笑顔で走り回っているNちゃんも含めて、良い雰囲気に成っているなと感じます。

6月21日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。早くも到来した「真夏の暑さ」の中、鍛錬に励みます。

今日も遅れる人・休む人の多い参座少ないながら、来てくれた顔触れに合わせて「充実した修行」を目指します。私の喉の状態も、全快には今一つで大きな声を出すと喉が痛む事もあるので、小6四級のA君に基本演練の主座を任せましたが、徐々にですがA君の掛ける号令に張りが出始め、良い雰囲気に成っています。

また小2白帯のH君の隣りに立って、彼の動きを点検していると、細かい修正点も見付けやすいもの。それを指摘してもすぐに直せる訳ではないですが、こちらも徐々にながら進歩してくれている様ですので、気長に付き合っていきたいものです。遅れて参座の副道院長のNさん・中3初段のH君の到着に合わせて、小2H君の少年八級試験と7月のA君の少年三級科目に通じる動きを確認し、座布団を使用しての受身の習熟もこなせました。

今日の鎮魂行は、主座をA君・打棒をH君に御願いして行いました。これまでやって来なかった、鎮魂行の役割分担ですが、私の喉の不調で期せずして他の人に割り振る事が出来ています。A君も主座としての唱和がかなり出来て来ていますので、技術面・行動面で「手本」を示せる様に意識を高めて欲しいものです。

「自由練習」前半では、Nさん・H君に相手をして貰いA君の少年三級試験に向けた習熟を行いました。土曜日は、A君にとって自分より上級の人と練習出来る貴重な日。少しでも感覚を養ってレベルを挙げておき、それが身に付いて継続する様にしておいて欲しいものです。

「自由練習」後半では、柔法の払いの動きの際に「正中線を合わせる」、「相手の攻撃から、正中線を外す」、「反撃の為に、相手の正中線を捕らえる」事を意識して行う練習を。そもそも自分の中に「正中線を立てる」事が出来ていなければ成立しない練習ですが、小2白帯のH君は手足を動かす事のみの意識で全く違う事をしていましたが、他の3人はそこそこ意識出来ていた様で。そこから、「相手の攻撃から、正中線を外す」事をしながら鈎手守法を造る。その後の抜技・逆技に繋げる事も含めて、Nさん・H君・A君はなかなか良い感じで掛けて掛けられてを繰り返していました。

残り10分で、この数年本山職員さん達が頻繁に行っている、内受突の状態から腕を絡めて相手の頭を巻き込む動きをやってみましたが、それまでの「正中線を合わせる・外す」意識が効果的だったのか、A君もH君相手に随分上手く投げていました。自分の級の科目より上級の事に取り組んでも、上のレベルの人が導く事によって上手くこなしていく。A君自身が「先輩」からして貰って来た事を、自分が他の人にしてあげられる様に成長してくれると嬉しいですね。

6月14日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。強めの雨が降る中、皆が集まります。

2週間前の修練時に潰れた喉。花粉症その他の影響で痛めたので、カスカスの声で愛知県修練会に参加し、翌日の勤務後に内科を受診して服薬で様子を見ていたのですが、受診した時点で3日間声が出ていないので「これはおかしいなぁ」と思ってはいました。1週間経ち、声の出ない状態で愛知県大会の審判を終えても改善しませんでしたので、耳鼻咽喉科を受診しましたら「喉が充血し過ぎて、かさぶたが出来てポリープの一歩手前」との事で。極力声を出さずに過ごし、服薬と吸入で約1週間。徐々に回復して少しは声を出せる様にはなりました。まだ声がかすれ、喋ると喉の奥が痛いのでもう1~2週間は掛かりそうですが、焦らず全快を目指したいところです。

声が出ないと言う事で、鎮魂行の主座は中3初段のH君に御願いしました。喉を痛めて以来、基本演練やスタートや終了の号令等、あれこれ他の方に割り振っていますが、その役目をどのレベルで行えるかは、ひとそれぞれ。行っている瞬間より前の、話の聞き方・情報収集の正確さが実は行動のレベルに大きく関わって来ると思いますが、そこに課題の有る人が多い様で。「あ・うん」を活用しての学科・法話でも、小教区制度について歴史や現状も踏まえて説明しても、ついさっき話したばかりの事を「西三河に小教区っていくつある?」、「安城に道院っていくつある?」と聞いても、答えられない人もいます。現在、私が小教区長と昇級試験の事務局も務めていますが、より充実した連携に向けて、一般・小学生共に理解を高めておこうと思います。

場を変えて、易筋行を。雨の中を移動したのですが、出る前に会場が泉田市民館から泉田会館に変更されている事を改めて全員に伝え、鍵を小5六級のA君に「こっちの鍵が泉田会館ね」と渡し、中3初段のH君に「15時過ぎたら、クーラー点けて」と100円を渡しておいたのですが、私が到着すると泉田市民館の方で準備を終えられていました?

「場所、あっち」と移動を指示し、灯りが消えた部屋で作動しているクーラーを消し、「人に伝える」事の難しさを改めて感じますが、「受け取る側」の意識を高めておく事も必要でしょう。中3初段のH君に基本演練を任せ、終了後に小6四級のA君を呼び、「車で送って貰った時に、御礼は言ったか?」、「車はどこに停まった?」、「場所は泉田会館って言ったんだけど、聞いとったか?」、「大人の人も完璧な訳じゃないから。もし大人が間違えた場所に行った時に、あなたがしっかり話を聞いてたら、正しい場所を教えてあげられるよな」と伝えると、はにかみながら「は~い」と答えました。

今日の易筋行は、7月の昇級試験に向けて小6四級のA君の三級科目の習熟を、中3初段のH君と。少年五級を受験予定の小5六級のМちゃんの相手を小5六級のA君に御願いしようと考えていますので、その習熟を小2白帯のH君にして貰い進めました。「自分の身体の動かし方を進歩させる」と共に、「相手に動きを合わせる」事で型のレベルを挙げる。「自己確立」と「自他共楽」そのものでしょうが、その為には自分で自分の在り方を点検して、修正する部分は修正しなければいけませんし、そもそも自分の目指す方向性をしっかり認識出来ていないと、点検もしようがありません。「人としての生き方」や「生きる力」にも直結する修行なんだなと言う事を、最近強く感じます。

「単なる武道やスポーツではなく」、「習い事のひとつ」でもない、人としての在り方を高める修行。そんな事に意義や価値を見出せる人がどれだけ居るのかなとも思いますが、逆に年を重ねるに連れ、老若男女問わず己れを高める努力を怠る事によって、己れに降りかかる苦難が増す事も感じます。多くの人にとって有益な修行に、自ら取り組む意欲を沸かせられる様な空間にしたいものです。

6月7日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。6月の強い湿気を感じながら、鍛錬に励みます。

今日は毎年6月からの第1土曜日に開催している「少林寺拳法体験会」の日。昨年参加してくれた同級生夫妻から、小3の娘さんと保育園で同級生だった小3女子と小1女子の妹の参加申し込みを頂いていました。ただ、先週の土曜日の修練で潰れた私の喉が1週間経っても全く回復せず、ほぼほぼ声を出せない状態に。この1週間は他の人に号令役やって貰ったりして、他の人にも「担い手」としての意識と実際の動き方を経験して貰ってはいましたが、自分の「やるべき時」に全力を尽くせないのは、実に歯がゆいものです。

13時前にお母さんに連れられた姉妹が到着。多少緊張している感じの表情でしたが、カッスカスの私の声で挨拶すると笑顔になってくれました。市民館から徒歩2分の友達を迎えに行き、体験会スタート。同級生の娘さんは足首の捻挫が治ったばかりとの事で「無理はしない様に」と伝えての内容でしたが、初めて参加してくれたIちゃんMちゃん姉妹は、体験会定番の突き蹴りの反復を実に高いレベルでこなしてくれます。2人の姿を観ていると、私の代わりに前に立って号令を掛けてくれた中3初段のH君や、隣に立っている副道院長のNさんの姿をよく観ながら取り組んでいるので、ポイントを掴むのが上手いのでしょう。進歩する人の特徴の様な気がします。

キックミットを使用しての突き蹴り、運歩を交えての「転身蹴」や「内受」の体験等も組み込みましたが、特に姉妹のお姉ちゃんであるIちゃんは実に意欲的ですし、蹴りの威力も強く「これは入門して欲しい逸材だなぁ」と思いました。進歩が早かったので内容を詰め込み過ぎたのか、小1のМちゃんがスタミナ切れで後半見学に。後半は間合いを空けての乱捕りに移りましたが、同級生のNちゃんが「疲れた~」と言っても、Iちゃんは変わらず動き続けます。数々習い事が有る様で、実際には入門には至らないでしょうが、あれこれイベント毎に同級生経由で声を掛けて、都合が合えば参加して貰いたいと思います。

15時半前に体験会を終えて、お菓子を渡して見送りに。その後、カスカスの声で暫しの法話を。今回、体験会に女の子の参加希望者がいる事をグループLINEで伝えたところ、小4七級のRちゃんがスイミングの日をズラして体験会の日に参加したいと申し出てくれました。「女の子の先輩」である自分がしっかりした姿を見せる事で、新たな女の子の入門者が誕生する事を期待しての事でしょうが、結果として体調不良で今日は欠席する事と成りました。それでも自分が何か頑張る事で、他の人の行動のきっかけに成るかも知れないという可能性に対して行動を起こせる事は、その後のその人の人生に大きな力に成るであろうと言う事を説きました。「親が決めた習い事」だからと認識が甘い人がほとんどですが、「自己確立」に繋がる修行として、自分の人生に活かして欲しいものです。

「自由練習」では、早上がりする小6四級のA君の三級科目や二段科目等を、組み合わせを変えて行いました。先日私が相手をして「逆小手」のコツを掴んだA君ですが、自分より小さい相手には上手く掛けられるものの、今日自分より大きい相手に掛けようとして、やはり下半身と上半身がバラバラな動き方に戻っていました。ただ、「今あなたがやっているのはこう。やりたいのはこう」と手本を見せると、そこに近い動きが出来る様には成っています。その進歩を、自分のものに出来るまで自分で煮詰められるかどうかで、彼のレベルは決まるでしょうね。

3ヶ月の「休息」を来週明けるSさん。体験会の為に1週間早く復帰してくれましたが、やはり久しぶりの修練は身体に堪える様で。それ以上に手先・足先のみで技術を組成しているので、「正中線」や「軸の意識」を以て構えを整える事に苦戦しています。「相手に合わせる」事も含めて、「自己確立」、「自他共楽」の修行として煮詰めなおすのも、技術をより楽しむ意味でも有意義でしょう。

久しぶりのNさんとH君の相対演練では、二段科目や三段科目の「片手投」も行いましたが、なかなかに高いレベル。暫くすると、「泉田町盆踊り大会」の演武披露も近付いて来ます。今回の私の喉の不調により、H君にも各種役割を担って貰いましたが、より一段高い信頼を気付いてくれました。Nさんにもコンスタントに参座して、H君の支えをして貰いたいものです。鎮魂行の主座も、締めの気合い出しも修練終了の号令もH君がやってくれました。今後も皆さんの活躍に期待です。

5月31日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。雨がパラつく曇り空の中、鍛錬に励みます。

本日も、「少数精鋭」での修練(笑)。人数が少ないと、誰を「主役」にして修練を進めるか判り易いので良いのですが、「伝道」の為には「人を増やす」事が大前提ですので、そちらへの努力・工夫も欠かしてはいけませんね。

一昨日ぐらいから、花粉症やその薬の影響からか喉に痛みが有り、声を出す事を少し控えて進行。スタート時に小5六級のA君と小2白帯のH君にこの数ヶ月作って渡そうと考えていた、「構えのポイント」のプリントを渡しました。天地拳を一系から六系まで一通り通した後、プリントで構えのポイントを確認。一人ずつ前に立って構えを整えてから、それを意識しながら「天地拳第一系・単演」と「相対」に進めます。構えや身体操作の面では、やはり小6四級のA君は頭一つ抜けていますね。

先週私が「掛けられ役」を務め、「逆小手」のレベルがグッと挙がった小6四級のA君。火曜日の時点でもそれを忘れずに出来ている状態をキープしていました。それが嬉しかったのか、今日の修練時でも積極性や観方・聞き方の集中度が違っていました。A君やH君へも技術面や整列している際の声掛けをしていて、今までほとんど見せた事の無かった「先輩らしさ」を体現出来ていて、中3初段のH君と似たような雰囲気も感じました。

鎮魂行の時間が来たのですが、喉の調子がどんどん悪くなっていきます。「今日はサボるか」とも思いましたが、主座や打棒役を他の人にやって貰うつもりで、作法等を伝えていましたので、急遽今日やってみました。小6四級のA君は「打棒なら出来るぞ」とアピールしてましたが、「主座やって」と伝えると「え~!」と言いつつ断りません。打棒役は小5六級のA君に御願いしましたが、小6A君中心に打ち方の復習をしていましたし、教典の巻き方の細かい部分も「まあ、これは出来なくても良いから適当に巻いて置いて良いよ」と伝えても、小6A君は指の入れ方等もしっかり観て何度かチャレンジしていました。

鎮魂行を始める前に、「A君も初めて主座をやる訳だから、あなた達が大きな声を出して励ましてあげんといかんよな」と伝えてスタート。私は一切声を出さずに3人の姿を見守っていましたが、小2白帯のH君は鎮魂行に関しては「自分が主役」と言う意識があるので、常に大きな声で一般でも通用するぐらいのレベルで唱和しています。主座を務めたA君もいつもより少し大きいぐらいの声でしたが、H君が文言を間違えた時には逆に強く正しい文言を唱和していて、今までに無い取り組みを見せてくれました。打棒役のA君も、緊張はしつつもしっかりした音を響かせていましたし、それぞれが協力して役割を果たした実に良い鎮魂行に成ったなと驚きです。

暫しの休憩を挟み、「自由練習」に。「科目表で自分の課題を見つけておいて」と伝えると、全員が走って科目表を持って来ますし、小6A君も「二段抜って何だっけな?」、「やった事あるみたいだけど、判らないなぁ」と、素直に「教えて下さい」と言いには来ませんが、今までに無い探究心を感じさせます。H君からスタートして「主役」を交代して進めて行きますが、「自己点検」の感覚が乏しいH君とA君も、スタートで「構えのポイント」を確認していたからか、指摘された時の直し方が的確になり、より精度が高まって来ました。またA君も自分の理解しているポイントや課題を、積極的に2人に伝えていました。

A君のターンでは、「逆小手」はほぼ掴んでいる感じでしたし、復習になる「二段抜」も「片手バージョン」、「両手バージョン」を自ら選択して取り組んでいました。捌手の力みや動かし方の違いを、「この時にこの動き」、「このタイミングでこの角度」と繰り返し伝えると、いつもは出来なくてテンションを下げる時でも粘り強く喰らい付いていきます。先週の「成功体験」が随分姿勢を変えるものだなと驚きですが、この変化を無駄にしない様にしたいものです。

終了時には私はほぼ声を出せなくなっていましたので、「締めの気合い出し」はA君にやって貰いましたが、それも嫌がらずにこなしました。それぞれの人にとって有益な、そして自分の成長を感じられる時間・空間を創り出していきたいものです。

5月24日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。今にも雨が降り出しそうな空模様の中、鍛錬に励みます。

今日も欠席する人、遅れて参座する人、早上がりする人と顔触れが変化します。その都度、それぞれの課題と「目標」への進み具合を観て、修練内容を組み立てます。湿気の多い市民館のホールですが、序盤は早上がりする小5六級のA君をメインに、ボディプロテクターを付けての五級科目の確認を。「意識して動く事」、「自分の動きを点検する事」が苦手なA君ですので、「話の聞き方」も充実度が下がります。ただ「それらしい動き」を繰り返していても、「型」の質は高まりませんので、もっと意識を高めて欲しいものですが。ただ「やって終わり」に成らない様に、A君自身の意識も高めて欲しいものです。

先週から延期された区民運動会明けに参座してくれた小2白帯のH君。疲れたのか随分眠そうですが、休憩を挟みながら、単演や基本の動きの確認に努めます。こちらも「意識して動く」と言う事が苦手ですが、元気は有りますし動く事を嫌がらないのが救いです。ホールの外を通る方への挨拶もしっかりやれますし、H君の可愛い声での気合いが聞こえて来ると、外を通る皆さんの顔がほころんでいるのが判ります。ある意味、社会貢献や地域の活性化にもなっているでしょう。

15時過ぎに、久々に副道院長のNさんが参座。出来れば週1参座はキープして頂きたいですが、普段の仕事等の影響も考えれば、休日もなかなか身体の疲れが取れないのでしょう。時間調整をしてでも、道衣を着て身体を動かす瞬間の意義を大切にして頂きたいものです。Nさんの「身体慣らし」の意味も含めて、単演各種の復習を。その内のひとつの「義和拳第二系・単演」を小6四級のA君の号令で進めましたが、ほぼやった事の無い白帯のH君が、そこそこ上手にこなしていました。「あれ?これやったっけ?」「上手いなぁ。天地拳第一系より、全然上手に出来てるよ」と伝えると、小躍りして喜んでいました(笑)。

今日は「白蓮拳第一系・単演」の復習をした後に、3人での「掛かり稽古」的に、「内受突(裏)」、「内受突(表)」と進み、二級科目の「燕返」に進みました。ただ、A君の途中の動きを観て、段階を多めに作り、「内受突(表)」に「手刀切」を付けただけの「燕返」と、受け手でやや引っ掛ける様にして手刀切を返すバージョンに分けました。その後は、科目表から無くなった対構から行う「内受突(表)」に移り、同じ様な動きで繰り返す「連続複数法形修練」の様な効果も求めましたが、H君は一つ一つの動きを確実には行えませんでしたが、そこそこ良い動きをしていましたし、A君はほぼこなせていました。

ラスト30分は、МさんにはH君の習熟に努めて頂き、私はA君の掛けられ役を務め、「逆小手」の習熟に努めました。投げ技の際の体捌き・足裁きや力の方向をイマイチ掴めていない様でしたので、私が手を取る事によって、どのタイミングでどうズレているかを適切に伝える事が出来ます。下半身の使い方への意識が低いA君でしたが、繰り返し伝えて行くと徐々に動きのコツを掴んでいきました。

「前指固」の掛けられ役を繰り返していたからか、肘を始め、あちこちが痛む状態でしたが、何とか役目を果たせました。自分自身が動ける様に、普段の体調管理からも含めて、自分を点検して高めておかないといけませんが、それこそが「修行」の本質とも言えるでしょう。A君の妹のNちゃんもお迎えに来てくれて、楽しそうに走ってましたが、A君の「Nも来年やるってよ」と言う言葉を聞いてニヤリと笑っていました。6月からの体験会にも小学生女子の参加申し込みを頂いており、老若男女問わず共に修行に励める空間が出来上がりつつあります。弛まず精進に励みたいと思います。

5月17日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。蒸し暑く小雨がパラつく中、皆が集まります。

今日は、先週行う予定だった開祖忌法要を挙行しました。専有道場に集まれる人が少なそうだったからの延期でしたが、そもそも在籍人数が少ない上に平日のみの参座の人も増えたので、列席者が少ないのも当たり前でしょう。とは言え、せっかく行う儀式行事ですので、少しでも列席者が増える様な工夫はするべきですね。

今日の開祖忌法要では、副道院長のNさんが仕事で欠席された為、司会進行と写真撮影の両方を中3初段のH君に御願いしました。思春期と言う事もあってか、あまりハキハキとした発声ではなかったですが、やはり頼りに成ります。導師法話では、開祖が金剛禅を開創された動機や、現代社会で修行に励む一人一人の心構えについて説きましたが、前列2人は「話を聞けない」小5六級のA君と小2白帯のH君。特に午前中の大府市での区民運動会が雨で中止になった上での参座のH君は、前の日に興奮してしっかり寝られなかったのか、あくびを頻繁にしていました。「今日は話を聞けそうにないな」と思いつつ要点をまとめ、開祖忌法要を終了しましたが、その後父のSさんに叱られて、H君は号泣。「小学生の集中力や理解力はこんなものだろう」とも思いますが、カミナリを落とせる父親の存在も、昨今の世相を考えると貴重だなとも思います。

場を変えて、易筋行を。Sさんは「術後3ヶ月の静養」の為、そのまま帰られましたが、来月の道院修練後には解禁されてますかね。Sさんに叱られていたH君の市民館移動後の表情は引き締まった感じでしたが、果たして何分持つでしょうか(笑)。

今日は、市民館から参座の小6四級のA君の「逆小手」と「前指固」の習熟を重点的に行い、下の級の人達も「小手抜」や「龍王拳第一系・相対」に取り組む事によって、見習いから准拳士初段までの4人が相手を変えながら、レベルアップを図る事が出来ました。小1夏からの体験から始まり、入門後4年を超え小学校最上級生になったA君ですが、相変わらずの駄々っ子&かまってちゃんぶり。「まあ、誰しも甘やかして欲しいわなぁ」と思いつつも、「後輩があなたの進歩の為に痛い想いをしてくれてるんだから、少しでも早く上手く成らんとな」と伝えます。

ラスト30分から、「会報体験」として連盟の会報春号から「三角抜」に対する攻撃技の「腕後捻上」をやりました。相手の腕をどう操作するかが難しいだろうと思い、打棒を握らせた相手の腕を操作する事から始めようとしましたが、いざ自分がやってみるとかえって難しかったりします。それでも「棒の真ん中を持って」、「まず肩を浮かせる様に腕を回してから」、「棒の高さを変えずにくぐって」、「相手が倒れる位置に引き込む」と段階を分けて進めると、中3初段のH君と小6四級のA君は徐々にコツを掴んでいきます。

その後、棒を無くして直に腕に接触しての投げに移行したH君とA君は、そこそこ良い感じで出来ていましたし、棒の段階で引っ掛かっていたA君・H君は「流水蹴」等の科目に変えて進めました。自分自身のレベルアップを目指しながら、共に励む相手の事も考える。技術レベルや体格・運動能力、年齢や普段の生活ペースが違っていても、その時その時に相手との有意義な時間・空間を構築する。開祖が目指した「人造りによる国創り」を時を経た現代でどう実現するか。目の前の人達と、それを模索していきたいと思います。

 

5月10日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。雨が降るか降らないかはっきりしない曇り空の中、鍛錬に励みます。

当初は、今日道院修練を行うと共に、開祖忌法要を挙行する予定でしたが、専有道場に行けない人が多そうでしたので、来週と修練予定を入れ替えました。そもそも在籍者が少ない上に、土曜日に参座しない人も増えたので、道院修練に参座出来る人も多くないのですが、たまに行う行事には極力人が集まれる様に工夫したいところです。

スタートする場所を変更すると、人の動きも変わってしまうのですが、その際に浮彫りになるのが「連絡」の大切さでしょう。コロナ渦を経て、直に人と関わる事が出来ない、人との関わりを避ける世相に成るだろうと予想してますが、それを補うのが何らかの手段による連絡でしょう。適切なタイミングで、的確な事項を必要な相手に伝えられるか。在籍者だけでなく、保護者の皆さんにもその大切さを伝えて行きたいと思います。

今日の参座者は、小6四級のA君・小2白帯のH君・小5六級のA君の3人。来るタイミングもそれぞれ違いましたので、行う内容も都度変えて行きます。基本は、小6四級のA君の「逆小手」の動きのレベルアップに焦点を当て、そこに関連する動きを相手をする人にやって貰いました。重心移動や足の入れ替え、身体の向きに対するイメージがまだ掴めていないA君ですが、「龍王拳第一系・単演」や「小手抜」を反復する中で、繰り返し伝えて行きます。

予想より1時間早く参座した小2白帯のH君は、いつも元気ですが自分の身体の状態を意識する事は、ほぼしていません。隣に立って繰り返し伝えていないといけない状態ですが、それでも少しずつ向上しています。気持ちが楽しくなって来ると、更に意識は低く成り、また「お遊び」に走る傾向が強いですが、「お?見学するか。やる気が無いなら、やらなくて良いぞ」と言うと、表情が引き締まりまって「やる!」と言います。自分でけじめを付けて、「自分でやる気に成る」が出来るまでには、もう少し時間が必要な様です。

小5六級のA君も、意識して自分の身体を動かす事はほぼ出来ていません。もう少しクセ付けが出来ると変わるかなと思いますが、「何も考えずにただ動くだけ」を繰り返す癖もあるので、なかなかに手が掛かります。常に意識も目も虚ろですが、最近「今、考えて動いてたな」と思う瞬間も増えて来ましたので、何処かしらで「きっかけ」を作りたいところです。

歯科医院に行く為に20分程早上がりした小6四級のA君も、「逆小手」の体捌きはかなり向上しました。最後に掛手の動かし方を伝えましたが、相手をする人間によって向上の度合いも変わって来ますので、私が相手をする時間も増やそうと思います。

今日はA君やH君の妹のNちゃん・Мちゃんも顔を出してくれましたので、H君からの静岡土産、A君からの万博土産のクッキーも足してお菓子を配りました。備品の片付けも手伝ってくれたМちゃんが「私も来年から少林寺やりたい」と言ってくれましたが、お母さんから「もう少し人の話を聞けないと入門は認めないって、お父さんが言ってたよ」と言われて苦笑いをしていました。元気に走り回りつつも、自分が普段叱られている事を知られて恥ずかしがる空気も出していましたので、「やっぱりそう言うものか」と微笑ましいものです。

誰しも完璧な人間ではありませんし、だからこそ「修行」が必要なのでしょう。現代日本人が自ら得ようとしない「訓練」の大切さと、それに取り組んだ故に手に出来る「成長」を、是非とも掴み取って欲しいものです。

 

4月26日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。暖かく且つ強い風の吹く「修練日和」の中、鍛錬に励みます。

夏を感じさせる暑さもあるので、久々に風を入れる為にガラス扉を開けます。季節は日々移り変わっていきますが、上手く順応して有意義な日常を創り出していきたいものです。ホールの中には鯉のぼりも飾られており、役員の皆さんも色々アイディアを出して「より良い」運営を志していらっしゃる様です。

基本演練では、開足立からの突き蹴り受けから単演に至るまで各種動きの習熟に努めます。基礎の動きは、どの段階の人でも常に向上を心掛けていなければいけないもの。弛まざる精進も簡単ではないですが、そこは「より良い人生」を掴む為には欠かせないものでしょう。話を聞けず、意識して動く事が苦手な小2白帯のH君ですが、徐々にながら向上している部分が見られる様になって来ました。伝える側の工夫は必須ですが、それでも「今の出来てたよ」と伝えると、出来ている事に驚きつつもやはり嬉しそうです。そんな時間を増やしていきたいものです。

学科・法話の時間では、最近繰り返し読んでいる「釈尊」に関するページを回し読みします。「辛く、苦しい」時間を、如何に幸せな人生にしていくか。小中学生達にこんな話が出来るのも、単なる「習い事」を越えた金剛禅修行の良い所であるでしょう。キックミットを使用しての当身の後に、鎮魂行を。そろそろ交代で主座もやって貰おうかと考えていますが、今日は終了後に交代で号令の掛け方の体験を。徐々にながら、意識やテンションが高まっているのを感じます。

「自由練習」では、それぞれの人の級の科目を指定し、前に立たせて他の人が交代で攻撃する「掛かり稽古」を。上手く出来なくてもやり直しをせず、左右を両方行いましたので、ほぼ「連続複数法形修練」と同じ事ですが、一つの法形しかやっていないのに、ポイントを踏まえていなければ、その一つを上手くやり切れません。この辺りは、一つ一つの動きを丁寧に練り上げる時間の必要性も感じさせるところです。

中3初段のH君の二段科目も剛法を2つだけ織り交ぜられましたが、それ以上は攻者が追い付かないので、「義和拳第一系・相対」へ。H君と小6四級のA君はそれ以外の単演の相対バージョンに進み、その後「逆小手」へ。小5六級のA君と小2白帯のH君は「義和拳第一系・相対」を繰り返しますが、二連撃や連受・段受、左右の構えや開退や受けた後に攻撃に転じる等、複数の要素を組み合わせた相対は、予想通り2人共に全く染み込んで行きません。「まあ、そんなもんだな」と思いつつも、間違える度にそこを指摘して少しでも向上する事を目指しますが、出来たところを次のターンでまた間違えるの繰り返し。「しんどいわぁ~(泣)」とも思いますが、そんな人達だからこそ「訓練」が必要なのでしょう。出来ている瞬間もあったりしますので、その確率を挙げる事を目指しつつ、挙げられない人もいると言う現実も踏まえておくべきでしょう。

今日は小6四級のA君の妹のNちゃんが、お母さんに連れられていつもより15分近く早く来てくれました。兄のA君が「逆小手」で投げられている姿を観てケラケラ笑っていたり、お母さんや妹の前で上手く出来ないと恥ずかしがるA君の姿を観るのも微笑ましいものです。締めの気合い出しの後にホールを走り回り、作務の後のお菓子の分配では、素早くお菓子のそばに駆け寄り、自分が貰いたい組み合わせを探すNちゃんの存在も、場を和ませる貴重なものです。多くの人が集い、多くの人にとって有益な修行の場を創り出したいものです。

4月19日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。夏を思わせる暑さの中、鍛錬に励みます。

修練場所である市民館のホールには、これまで見た事の無い五月人形?が飾られていました。ただでさえ「少子高齢化」が進み、市民館の登録団体・利用団体の活動も参加者も滞りつつある中で、コロナ禍により人が積極的に行動し集う事にブレーキが掛かる時期があり、各種団体や恒例行事の存続が難しくなっている状況があります。そんな中で、地区長や公民館長と言った地区ごとの運営に関わる立場に立った時に、自分なりのアイディアと行動で、少しでも状況を良くしていこうとする人もいます。「人の質」によって世の中の状況が変わる事を、毎年の役員さん達の在り方で感じる事が出来る環境に身を置ける事は、大いに恵まれていると言えるでしょう。

今日も有段者は私以外居ない状況でスタート。K君・Rちゃん兄妹が火曜日・木曜日の参座に成った事で、顔触れの変化の無い時間に成りましたが、レベルの振り幅は大きくなりましたが、逆に高いレベルの事と基本的な事の確認の両輪をやりやすくもなりました。この変化に、上手く順応し活用したいものです。

今日は小6四級と小2白帯のH君の参座でしたので、ウォーミングアップからA君に号令・指揮して貰い、その動きの技術的発展の体験しました。ジャンプの種類により、どんな運歩に関わるか。肩甲骨の動かし方が、どんな当身に効果が有るか。普段あまりイメージしてやっていない事の確認に成りました。その時間に1時間半使ったので、飽きが来ない時間に成りましたが、風も少なく初夏の様な陽気の中、2人とも「暑い~!」と連呼していました(笑)。

「あ・うん」の道院長のページを回し読みし、「恐れて行動しないのではなく、まず行動するべし」と言う事を説きました。それも「自分の感情や損得」だけで判断するのではなく、他の人との関わりの中で「法縁」の有り難さに感謝しながらの行動を積み重ねる事を説きましたが、2人はどう受け取ったでしょうか。

自由練習では、H君の少年八級科目・A君の少年三級科目の相手をそれぞれが務める事で進めました。H君にとっては先の動きが多く成りますが、その動きをやりながら足幅や身体の向き、脇の締め方と言った共通したポイントを意識する様に伝えていると、徐々にながら変化が見え始めています。

また相手をしているA君にも、自分が指示した事を反映させられないH君のクセやレベルが判って来ている様で、つまりはA君自身の進歩があり、逆に苦手な事も自分で判りつつある、良いサイクルが生まれて来ています。A君に「あんたが小1の時は、同じ感じだったろ?どれだけ僕が苦労したか解るよなぁ~?あんたが先輩として責任持って彼を育てろよ」と伝えると、「え~」と苦笑いしています。

その後のA君の少年三級科目の確認では、全ての科目をしっかり忘れている状態で、私自身ピリつく瞬間もありましたが、今のH君のレベルだったA君が随分上手くなったもんだと思いますので、粘り強く指導します。また、普段は「出来ない自分」にメゲて不貞腐れる事が多いA君ですが、H君と一緒にやっている時は、「どうすれば上手く打出来るのか」を常に探しています。先輩としてのプライドなのか、自分より出来ない相手を観て努力する事の大切さを感じるのか。自分で求めている瞬間にこそ、アドバイスも効果を生むでしょう。今日は「逆小手」の投げる瞬間の重心移動や、「十字抜」の際の肩甲骨の使い方で、前半にやった内容と重なる部分があり、A君にも判りやすかった様です。

そろそろ締めるかと言う頃に、Sさんと一緒にH君の妹のМちゃんが到着。また作務の最中に、A君の妹のNちゃんも到着。元気に動く女の子がいると、雰囲気も明るくなります。同い年の2人ですが、同じ様に元気に動く様で当たり前ですが性格や行動には違いが有ります。自分の欲求に真っ直ぐ突っ走るタイプの様で、実は周りの状況を観ていて緊張しやすいМちゃんと、言葉は少し遅い様ですが、あまり周りに影響されないマイペースのNちゃん。もう3年以上の付き合いで、今日初めて言葉で会話したなと思うNちゃんとあれこれ話せました。相変わらずお菓子を渡した時に「有難うは?」とせっつくと、「あたしは言わないわ!」と言う空気を出しますが、今日は5回目のターンで素早く「有難う」と言ってくれました(笑)。

利害関係のない人達が集い、お互い援け合い支え合って成長していく。そんな空間を、より多くの人達と構築していきたいものです。