1月15日(土)の修練。 | 刈谷北道院

1月15日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。爽やかに晴れているものの、冷たい空気の流れる中、鍛錬に励みます。

コロナウイルスのニュースも、また騒々しく成って来ている様ですが、「行動禅」の修行者として、如何に弛まざる修行への邁進を維持して行くか。各自・各家庭の判断に委ねられる部分ですが、参座してくれた人達には、自分自身でやる気に成り、行動していく姿勢と意識を植え付けたいものです。今日も、遅れての参座や早上がりの人も居ましたが、刈谷北道院の全小中学生が参座してくれた事に成るので、有り難い事でもありますし、少しでも実りの有る時間を提供したいものです。

スタートのウォーミングアップから、私自身もしっかり身体を動かし、基本演練では来週の「成果発表会」での団体演練の内容を踏襲し、更に相対での動きに進化させます。一人で動くだけでも、向上する為には努力が必要ですが、相対でと成ると「自分だけ」の頑張りでは上手く成り立ちません。相手をしっかり見て、相手と呼吸を合わせる。一人間としての在り方にも通じる易筋行の在り方を、常に求めて行かなければいけませんね。

学科・法話の時間では、「拳士の心得」のページを皆で回し読みしながら、「修練で出来る様になった事は、普段の生活でも行う様に」と説きました。「道場チャンピオン」では無いですが、技術面でも『修練中はやたらと強く、技も上手いのに、「本番」ではカラキシ』と言う様な在り方に成らない様に。それ以上に、姿勢や挨拶、履き物や物の取り扱い方等、修練中に大事だと伝えた事は、日常生活でも大切に出来る様な人を増やさないといけませんし、自らの意識でそこを目指せる様に、上手く導いていきたいものです。

休憩時間中に来週の「成果発表会」で、Nさんと行う「技法紹介」の為に、久々に胴を突いたり蹴ったりしたらどんな感じになるか、Nさんに着胴して頂いて試しましたが、久しぶりにイサミの硬い胴を突いたら、まずジャストミートせず拳が擦れ、しっかり2~3回当てただけで、拳が赤黒く色付いて来て、「こんなに硬かったっけ?」と、この2年間での自身の鍛錬のサボり具合を痛感する状態でした。蹴りを出しても、体勢が押されたりもしていましたので、今年の「1年の目標」でも掲げた様に、もう少し自身の鍛錬にも励みたいと思います。

鎮魂行の後の自由練習では、「成果発表会」の内容と月末の昇級試験の習熟に努める時間を組み合わせて、グループ分けをしましたが、そればかりでも飽きが来ますので、後半は「逆小手もどき」を始め、銃砲の投げ技を楽しむ時間を。特に月末に受験を予定している「上級者組」には、「巻落」や「内天秤」の簡略版を伝えると、茶帯のI君や緑帯のH君は原理の理解度が高いので、スイスイこなして行きます。また小4緑帯のY君は小5白帯のH君も、有段科目に繋がる練習に、目を輝かしていました。

人間的な成長も大事ですし、技術レベルの向上も大事ですが、目の前に居る共に修行に励む仲間との時間を大切にする意識を、まずはしっかり身に付けて貰いたいものですし、それが出来るに連れ、強くもあり優しくもあり、金剛禅の目指す人造りの在り方に、近付いて行ける様な気がします。

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