5月21日(土)の修練。 | 刈谷北道院

5月21日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。軽く雨のパラつく曇り空の中、鍛錬に励みます。

今日も、体調不良等で休まれる方が数人。それでもそこそこの人数で集まれる事に感謝・感謝です。少しでも、技術的な向上の為に自分で意識を高める為に、技術への興味を湧かせる為に、あれこれ伝え方や内容を工夫します。なかなか簡単には進歩しませんが、同じ理論の動きでも、内容を変えて行う事で、目先が変わって本人なりの「気付き」が起きるかも知れません。その可能性に期待ですね。

今日の基本演練では、蟹足と順蹴を組み合わせて行いました。運歩を覚えるだけでも大変なのかも知れませんが、あれこれパターンを加える事で、法形や運用法に繋がるレベルまで届いて貰いたいものです。

学科・法話の時間では、読本を回し読み。先週の開祖忌法要の後と言う事もあり、最後の部分を読みましたが、その理解度も人それぞれです。「家でも時間が有ったら、少しでも読んでおく様に」と伝えますが、それも人それぞれでしょう。やる気を引き出す工夫をすると共に、それぞれのレベルに合わせた向き合い方をして行く必要も感じます。

鎮魂行では、「しっかり腰を立てる事」と、「一言一言、周りの人と心を合わせながら声を発する事」を伝えて、唱和します。それぞれの人が何を意識しているかは判らないのですが、何となく意識の高まりを感じます。

自由練習では、グループ分けしてそれぞれの習熟を図る時間と、全体で同じ事をしてレベルを挙げる時間を交互にしてみました。グループ分け前半を剛法、全員での前受身の練習を挟んで、グループ分けしての柔法と返家を付ける事で、割りと集中力と技術の進歩への興味と意欲を維持出来た様に思います。

各自の技術レベルや進歩のスピードにも違いはありますが、そんな人達が自分自身の上達と共に協力し合ってお互いの向上を目指す。「自己確立」と「自他共楽」の両輪を目指した上での易筋行の在り方も簡単ではないですが、そこを目指して修行に励んでこそ、人生にも易有る取り組みに成るでしょう。そんな修行への取り組みを期待出来そうな雰囲気を感じながら、締めの気合い出しをばっちり決めて、修練を切り上げました。

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