本日は、専有道場からのスタート。やや厳しさも収まったものの、汗ばむ陽気の中、鍛錬に励みます。
今日は先月から延期した、2月入門のH君と4月入門のA君の入門式を挙行しました。体調不良等で休む人も多い中と言えど、入門式を行える事は有り難い事です。誓願文奉読はH君に担って頂きましたが、先月の時点で家でかなり練習してくれていた様で、今日も緊張で小さい声に成りながらもしっかり務めてくれました。
導師法話は、いつも通り「ぶっつけ本番」で。入門者に対する「4つの御願い」にプラス「5個目に成るか成らないか」の1つを足して話しました。その話を、主役のH君・A君含めて皆がどう聞いてくれましたでしょうか。ラストの全員での自己紹介は、「好きな食べ物」を踏まえて行いました。普段の修練時には見られない表情が垣間見えて面白いものです。新たな仲間と共に修行に励める幸せも実感出来る時間です。
場を変えて、易筋行を。先週体験に来てくれたA君も来てくれました。私の駐車場に着くと同時にお父さんの車で到着したA君に、「先週あの後、身体痛く成らなかった?」と聞くと、はにかみながら「大丈夫だった」と伝えてくれます。
今日は基本演練で、「上受」とキックミットを使用しての当身を中心に。体験に来てくれたA君の為でもあるメニューですが、既に入門している帯の色の変わっている人達でも、基本の体捌き・足捌きは習熟の必要が有ります。この時間にどの様に取り組むかで、その後の自身の成長・進歩が変わって来るでしょう。その後のグループ分けしての練習でも、A君は「上受」を繰り返しましたが、今日の入門式の主役であるH君が、「先輩として」の振舞いや気合を1人で奮闘してくれている姿が印書的でした。
色帯組は、8月の「泉田町盆踊り大会」での演武披露の内容を。Nさんと小6茶帯のH君は、私とH君の演武の内容をやって貰いましたが、Nさんも久々の組演武の練習を楽しんでいた様です。一方、盆踊り当日に休む為に演武をやらないY君・Y君の小5緑帯組には、同じく小5のA君・Wちゃんの演武内容を覚えて貰いましたが、繰り返し練習しても体構の向きを間違える自分達の有り様に、すっかり意気消沈。終了前に気合い出しの時間に、入門式の時間に伝えた「4つの御願い」の一つである「粘り強く取り組む」事の大切さを説きました。それがどの程度伝わり、どの程度彼らの後の人生に活きるかは判りませんが、意味が有るだろうと信じて伝え続けて行きたいと思います。