本日は、泉田会館での修練。明日の「泉田町文化展」の前日準備に場所を御譲りして、暖かな日差しながら冷たい風の吹く空間で、鍛錬に励みます。
今日は、修練終了後に安城市の道院に御邪魔して、小3黄帯のA君と小5緑帯のWちゃんの昇級審査を御願いしている日。修練内容も、その習熟度を挙げる内容にするつもりでしたが、主役の1人のWちゃんが姿を現しません。それも、遅れそうな時はお母さんが必ず連絡を下さるのですが、音沙汰無しの状態。「まさか、試験へのプレッシャーで、『練習、行きたくない!』とか、言い出したのか~!」と不安になりながら、到着を待ちます。
試験内容も少し踏襲しつつ、久々に「順突4分割」。少林寺拳法の技術の根幹でもあるであろう順突の動きが、未だに雑な人が結構居ます。練習方法としてはかなり退屈なんですが、後半のメニューも視野に入れて反復しておきます。
学科・法話の時間では、先月試験に合格したE君とY君の合格証書授与と緑帯の贈呈を。本人曰く、試験の最中は緊張や不安を感じていたそうですが、それを乗り切って合格し、その後に後輩への接し方で変化が顕れて来たE君や、いつも間にか゚小学生のナンバー2に成り、周りへの目配りも出来る様になりつつあるY君の姿は、実に誇らし気でした。そんな姿を観ていて欲しかったWちゃんが未だに現れませんでしたので、お母さんに「様子はどんな感じですか?」と伺うと、「普段通りですが、何か有りました?」の返信が。結果として、一昨日の木曜日の修練を私の都合でお休みしたのですが、その連絡を今日土曜日の休みと勘違いされてたそうで、急遽用意を整えて頂き、キックミットを使用しての当身の時間に到着しました。「どうなる事やら」と勝手に不安がっていましたが、ホッと一安心です(笑)。
鎮魂行では、打棒を小5緑帯のY君に御願いしました。先日皆で打ち方を練習して以降、打棒役をやりたがる人が増えています。また他の人がやった後に、新たなアドバイスを加えていると、それを取り入れて練習する人も居ます。「興味と関心」を少しでも自分で沸かして、更なる進歩に繋げていってもらいたいものです。
自由練習では、Wちゃんとその相手を御願いした同期のY君は試験科目の確認を。その他のメンバーは、「順突4分割」と「天地拳第一系・単演」の習熟を、全員でとグループ単位の2つのパターンでやって貰いました。WちゃんとY君の方は、試験当日にも関わらず動きを間違えたりする回数がかなり多く、低いトーンで時折り「説教」しつつ、テンションを下げ過ぎない様に、技術面のアドバイスを加えて反復します。
その間、後方のグループをチラ見していると、Y君を中心に全体練習やグループ分け後をなかなか上手くこなしていて、姿勢や角度がほとんど意識出来ていない小2白帯のA君も、そこそこ上達していました。最後の気合い出しも、「夜に試験を受ける人を励ますつもりで出す様に」と伝えると、目を閉じて気持ちを込める人も居たりと、なかなか良い雰囲気でした。作務を終えて帰宅する人たちを見送っていると、泉田町在住の同学年で、A君の8月の入門をきっかけに仲よくなった小5緑帯のA君が、明日の文化展観覧の集合時刻を相談したりしていて、地域の普段の調和に少しでも貢献出来ているのかなと、嬉しい気持ちに成りながら帰路に着けました。