3月18日(土)の修練。 | 刈谷北道院

3月18日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。やや寒さも感じさせる雨上がりの3月に鍛錬に励みます。

今日は久々に「対抗戦」と言う練習をやってみようと、先月ぐらいから予定していました。と言って運用法を団体戦で行うだけなのですが、普段あまり勝敗や優劣を決めない少林寺拳法においては、肉体的にだけではなく精神的にもキツい様で、やるとその都度2~3人悔しくて泣く人が出て来ます。「その悔しさを乗り越えて強く成れ~!」的に何度かやりましたが、恐らく前回は現在高校1年生の副道院長のNさんの長男R君と同級生のI君が、小学校4年生ぐらいの時。もう6年程前に成りますか。その頃は、常にI君が負け役になってしまうメンバー構成でしたので、徐々にやらなくなりましたが、今のメンバーで少し刺激を与えてみようと画策します。

因みに、Nさんは今日はお休みして、長女のRちゃんの大学入学準備に協力されていました。Nさんと奥さんが出会った名古屋の頭の良い大学に見事に合格したRちゃん。さつま芋好きのRちゃんに、「合格祝い」としてスーパーに有る各お菓子メーカーの芋けんぴを見繕ってプレゼントしましたが、喜んでくれたそうです(笑)。コンビで准拳士初段に合格したМちゃんも、お母さんの実家の在る神戸に住んで、関西の大学に通う事を目指しているそうですので、無事に合格してくれると良いですね。

今日の作務を始める時に、新調した道衣に袖を通し黒帯を締めたのですが、帯を1サイズ短い物で注文していた事に気付きました。決して安くはなく、5年に一度ぐらいしか買わない帯のサイズを間違えるとはショックで震えてしまいましたが、そのまま締めて作務に入りました。学科・法話の時間でも、「ショックだわ~!」と皆に伝え、「まだ言ってんですか」と言われてしまいましたが、「僕がサイズ確認を怠らなければ、この黒帯はもっと喜ばれながら締めて貰えたはずなのにな。申し訳無いから、この短い帯を締め続けるぞ」と宣言しました。皆、若干不思議そうな顔をしていましたが、「失敗は誰にでもあるから、そこで諦めない様に。同じ失敗を繰り返さないように気を付けつつ、失敗しても『何とか成るさ』と言う気持ちを持って、何とかしようと取り組んでみる様に」と伝えると、そこそこ納得してくれていた様です。

キックミットを使用しての当身の後に鎮魂行を済ませ、休憩後の自由練習序盤は小3黄帯のA君の面談をしつつ、他の人には相手を代えながら自分達でやる事を決める「リアル自由練習」をして貰いました。面談をしながらその様子も見ていましたが、作務を終えた後に自分達で練習をする人が出て来たのと同様に、自主的に動ける人が増えて来ました。

運用法の作法と注意点の確認をして2度ほど行ってから、あみだくじで対戦相手を決めての「対抗戦」を。ヘッドガードもボディプロテクターも、紅白に分けて行いました。勝敗や優劣が決まるとなると、途端に皆の緊張感が増します。普段のその緊張感の無い状態での動きとはやはり勝手が違うものですし、また普段やっている事以上の動きが出来るものでもない様で。ほとんどの人が「あれ?当たらない!」と基本技術の習熟の必要性を感じ取った様です。

時間を10分程オーバーしてしまいましたが、「対抗戦」も2回行えました。今回泣いた人は2人だけでしたし、あまり殺伐とした雰囲気にも成らず、最年少の小2白帯のA君が1度買った事への驚きや見直す様な意識もあり、またその後2回負けて泣いているA君を慰め励ます先輩も居たりと、なかなか良い活用の仕方を皆がしてくれました。「あんまり何回もやると雰囲気が悪くなるから、2ヶ月に1回ぐらいかな」と伝えると、皆の目に「次はもっとしっかり動くぞ!」と言ったやる気も感じられましたので、良い雰囲気で締めくくれるなと、締めの気合い出しを終えて修練を切り上げました。

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