大学の時に少林寺拳法部に3年間ほど所属して二段まで取得したのですが、そこで少林寺拳法や日本の武道文化に興味を持ちました。
その後就職で岡崎に来て少林寺拳法から離れてしまいましたが、やはり夢中になってやっていた少林寺拳法が忘れられず、何ヵ所か見学して永泉寺内でやっていた岡崎道院に所属しました。そこで改めて少林寺拳法を学び、いつか自分で道場を開きたいという気持ちが強まりました。
次は自分が少林寺拳法を伝えることを通して、少林寺拳法の技術だけでなく、その背景にある思想や、歴史、武道文化などを伝えられたらと思い、先代の近藤先生が健康を理由に退くのをきっかけに道院を引き継ぎ、道院長となりました。
なるべく難しい言葉を使わないで、わかりやすい言葉に置き換えて説明するようにしています。
(例:三足転身=コンパスで円を描くように、手首を返す=ドアノブを回すように)
また、拳士が質問しやすい雰囲気を作ることを心がけています。
具体的には、何度同じことを聞かれても笑顔で答えるようにし、柔らかい言葉遣いで、早口にならないように気をつけています。
「何を知りたいのか」と「何がわからないのか」をこちらがいち早く理解して、適切なレベルで指導できるようにしています。
あまり広くない道場ですから少人数しか対応できませんが、少林寺拳法に入門する事を決意してくれた拳士達が「状況を多方面から把握する力」と「現状を理解した上で何をすべきかを考える力」を身につけて、彼ら自身の目標に近づけるように努力し続けてくれたらと思っています。
今年は少年部1名、一般部1名の拳士が、入門しました。
また、休眠している拳士が来てくれると、たくましく成長した姿を見ると頼もしくも思えます。
これからも少しでも多くの「やる気ある拳士」が、私と出会って「理解して修練する面白さ」を感じてくれることが私の喜びですし、これからもこんな拳士達が育ってくれる道院にしていきたいと思います。
いかにも屈強そうな男性だけが黙々と殴り合いを続けている・・・、なんてことはありません。
和気あいあいとした中で、道院長も拳士も冗談を言い合って楽しくやっています。
もちろん、親しき仲にも礼儀あり、なのは言うまでもありませんが。とにかく明るい雰囲気の道場で、毎回の練習が楽しみ!という方もたくさんおられます。
父に少林寺拳法を習いたい旨を相談すると、少林寺拳法なら、身体だけでなく心強くなるということで家の近く少林寺拳法の道場を探しました。
父の話によると少林寺拳法はかなり厳しく、怖いというイメージだったので見学に行くのもためらいましたが、近所に岡崎道院があったので思い切って見学を申し込みました。
見学してみてこれなら私にあっていると思いましたので入門することに決めました。今では入門して本当によかったと思います。