師匠の高橋法昇先生の体調が優れず、勤続50年を機に勇退されることになり、「誰も引き継ぐ者がいなければ道院を閉める」と言われ、多くの兄弟子がおられましたが仕事の都合もあり辞退され、後輩拳士の後押しもあり伝統と歴史のある名法道院を引き継ぐことになりました。
拳士の年齢の幅が広いため、一人一人の能力や体力に応じた指導を心掛けています。
子どもの指導では目線の高さを合わせわかりやすい言葉を使ったり、一般拳士には少林寺拳法の技法や教えの素晴らしさを実感してもらえるようにしています。
当道院は故高橋法昇先生が設立された歴史と伝統のある道院ですが、その良さを活かしつつ私自身が世の中の変化に遅れないよう常に常識の更新をして、少林寺拳法の技法と教えを一人でも多くの方に知っていただき、世の名の変化に柔軟に対応できそれぞれの組織の中でリーダーが育ってくれる道院にしていきたいと思います。
先師 高橋法昇先生が建てられた少林寺拳法のための専有道場です。
風格のある鉄の扉を開け事務所のある1階から階段を上ると、そこは50畳ほどの立派な道場です。
道場の外観は威風堂々したものが、道場の中はいたって親しみやすい空気が流れ、拳士たちは和気あいあいと修練しています。
そこにはきっとあなたの居場所があるでしょう!
名法道院の門を叩いてはや35年がたとうとしています。
その間、仕事や結婚で20年近く岡崎から片道2時間近くかけて通いました。
それは何より名法道院には開祖直伝の本物の技と心があったからです。
くわえて一緒に修練するすばらしい仲間たちがいたからです。
いつの間にかここが私の居場所と感じられるようになりました。
職場と家庭以外に居場所があるということは本当に幸せなことだと私は思っております。