1985年に春日井市が主催した「市民スポーツ教室」に講師として派遣されたのが縁で、受講者からの継続要請に後押しされて2年後に道院を設立、今日に至っています。
2004年ナゴヤドームでの全国大会を事務局長として経験し、2005年に福井県で開催された国際大会へ愛知県から187名の拳士(二泊三日)を派遣した支援活動を統括させていただいたことを通じて、この道の”教え”の原点を実感しました。2019年にはスカイホール豊田にて愛知県連盟としては三度目となる全国大会を主管して大成功を収めました。
現在、愛知県連盟理事長としても6期目を迎え、コロナ禍の中で悪戦苦闘、地方組織の活性化に取組んでいます。
拳士一人一人の”個性”を大切に育む指導を目指しています。
得手不得手を見極め、少年部拳士には”自分に自信を持つ”こと、中高生拳士には”他人に対する思いやりの心”を、一般部拳士には”実生活の中での「教え」の実践”を常に促し、拳士一人一人が自らの意思で修行を継続していけるようにサポートし続けたいと思っています。
そのためにも、自らが常に先頭に立って少林寺拳法の理念(「自己確立」「自他共楽」)を実践し続けることを心がけています。
少林寺拳法の修行は一生涯を通じてのものでなくてはならず、日々の心がけ、日々の実践を生涯にわたって継続するところにこの「教え」の真髄があります。
開設当初から一貫して「継続する」ことを目標に定め、自身の取り組みも含めて拳士自らが前向きに、しかも負担感なく自己改革に取組むことができる環境づくりに努めてきました。
「縁」あって集った拳士の人としての温かさそのままに道院の雰囲気が形成されいます。
少林寺拳法を通して得られたたくさんの「縁」が強い「絆」となって、拳士ひとりひとりのよりどころとなるような道院であり続けたいと思います。
少年部は低学年が中心(最年少は5歳)、一般部は中高生よりも社会人拳士が多数を占める年齢構成で、有段者も多く少年部の修練時間から参加する拳士も多く、指導体制は充実しています。
女性拳士や中高年拳士が多いのも特徴の一つで、最高齢は73歳。進学・就職で一時的に休眠した拳士が復帰するケースも多く、他道院からの転籍者が多いのも特徴です。
「縁」が「縁」を呼び、そこに集う拳士の人としての温かさそのままに道院の雰囲気が形成され、現在に至っています。
正式認証は1990年、今年で31年目を迎えました。
30年間欠かさず行ってきたのは夏季合宿と5年ごとの本山帰山です。
・少林寺拳法を習って変わったことは、みんなからほめられたり、自信や勇気が持てるようになったことです(小学生)
・道院は心のよりどころ。来ると仕事や生活の悩みをリセットでき、充電できます(30代男性)
・個々の空間が大好きです。自分を受け入れてくれる安心感がある。温かい人ばかり(20代女性)
・ここに来れば修行できる、しかも楽しい。先生はもちろん道院の方々の人柄の良さもこれに拍車をかけ、楽しく真摯に励むことができる(60代男性)