体育は見学、いじめられっ子だった子供時代。
弱い自分を変えたくて、当時流行っていたブルース・リーに憧れて少林寺拳法を始めました。
『こんな自分でも、変わることができる』という自信は継続につながり、いつしか指導者を目指すようになりました。
開祖や師匠のような強力な牽引力には及びませんが、横に並んだり背中を押すことならできると思い道院長になりました。
また、2005年4月より禅林学園 武道専門コースの教員を拝命。
全国の武専学生の指導を行い、逆に全国拳士の頑張りを梅坪拳士に伝えています。
生涯修行! 明るく、楽しく、元気よく!
暑くても寒くても、若い時も年を重ねても、元気な時もそうでない時も、『いつでも、だれでも、どんな時でもできる少林寺拳法』を目指しています。
気が付いたら、『他の運動種目が上手になっていた』『勉強や仕事ができるようになった』『人間関係が良くなった』などと言われる身心の修練法を、日夜研究し工夫しています。
ある夜のことです。道場の外に1人の小学生が立っていました。
近所のおばさんがどうしたのか尋ねると、
『お母さんとけんかして家を飛び出してきた。道場に行けば先生がいると思って来たけど・・・誰もいない』と寂しそうな声でポツリ。
『今日は修練日ではないから道場は空いていないし、先生もいないんだよ。お家の人が心配するから早くお帰り』と促され、少年拳士は帰って行ったそうです。
この話を聞いた私は思いました。24時間、365日、誰でも来ることが出来るお寺のような道院にしたい!と。
いまだ叶いませんが、思いは持ち続けています。
梅坪道院の一番の特徴は道院長が禅林学園武道専門学校の教員であるところです。
全国の拳士の指導をしており、各地の拳士の様々な悩みに丁寧に答え、また、少林寺拳法を各地に広めた先輩のお話を、梅坪道院に持ち帰ってくれます。そのおかげで、
教えの部分においても、技術においても、視野の広い、奥の深い修練ができていると思います。
その想いを反映してか、コツコツ一生懸命に取り組む輪ができ、さらには県内外の拳士が集う場ともなっています。週末の自主練習の時間帯は実ににぎやかです。
また道院長の交友関係の広さから、土曜日の通常修練では錫杖伝を行うようになりました。どんどん進化し続けていく道院です。
道院長のオヤジギャクに笑いの絶えない稽古です。
下は見習いの3歳児から上は60代まで、男性、女性、様々な拳士がいます
それぞれの体力に合わせて、稽古が工夫されているので、無理なく修練できます。
私は50代ですが、職場で同僚から「姿勢が良いね」と言われます。
少林寺拳法を続けているおかげだと思っています。
僕は小学生だけど、錫杖が面白くてたまりません。
4月に無事初段に合格したので、2段科目も錫杖も、目いっぱい頑張ります。