ロウソク人生

 

 

「道場納め」の日には、

道場の照明を消し、ロウソクに火を灯し、

拳士みんなでロウソクを囲み、

佐竹道院長のお話しを聞く「ロウソクのお話」が

行われます。

佐竹道院長が、ここ小坂井で道場を始めて

三十数年、毎年行われてきた行事です。

まずは、ロウソクの火を見つめながら今年

一年を振り返ります。

今年自分が頑張ってきたこと、

上手くいかなかったことや

「悪いことしちゃったなぁ」という所まで、

自分の心と向かいあいます。

「みんなには、このロウソクのような人生を歩んでもらいたいと思っている。」

「ロウソクは小さな炎だけど、周りを明るく、あたたかく照らしてるよね。」

「みんなも、周りに良いことをいっぱいしていこう。そうすれば、自分の周りに良い仲間たちがいっぱい集まる。」

「つらいことがあっても、自分で火を消しちゃうようなことはするなよ。

 困ったことがあったら、先生にところに言いにおいで。 最後まで自分の人生を生きるんだ。」

 

最後は、ロウソクの火が燃え尽きるのを全員で、黙って見守ります。

一年の最後に行われる、小坂井道院のステキな行事です。           ( 太田知希 )

 

 

 

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