最新の記事 | 小坂井道院 | Page 11

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Shorinji Kempo

美しき挑戦者

準備運動の後に、腹筋と背筋を鍛えるための

体幹トレーニングをしました。

腕立て伏せの形を、肘で体を支える形に変えます。

まずは正しい形になれるかどうか練習です。

おしりの位置が上がりすぎないよう、

下がりすぎないよう、体がまっすぐになるように

気を付けます。

「うわぁー、つらい!」「ムリ、ムリ!」の声が

上がります。

「自分で自分をあきらめない。

自分を甘やかすのではなく、

自分に厳しくしてみましょう。

つらいとは思うけど、自分自身への挑戦です。

それでは、1分間頑張りましょう。よーい、はじめ!」

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10数秒もすれば、体がプルプルしはじめます。

「わぁーっ!」「おぉーっ!」苦しそうな声が上がります。

「3、2、1、終了!」みんな、なんとか頑張り抜きました。

 

本気になって頑張れば乗り越えられる位の

ハードルを用意し、実践し、達成する。

そんな体験ができれば、

練習の雰囲気もピリッとしながらも

楽しいものになるのだと思いました。

 

               ( 太田知希 )

本日の法話

 

本日の法話は、秋田県での講習、

岩手県での震災復興の視察へ

行ってこられた佐竹道院長のお話でした。

 

秋田では、同じ少林寺拳法の仲間たちが

元気に頑張っている話や、

岩手では、震災からの復興が着実に進んでおり、

津波で流されてしまった街が、

新しい姿で生まれ変わりつつある話を

して頂きました。

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『 「自分自身が正しいと思うこと」、

「相手が喜んでくれるであろうこと」を

行動に移していけば、

自分の周りには、いい人がいっぱい集まり、

笑顔があふれ、いい人生を生きていくことができる。 』

 

そんな道院長のお話が印象に残りました。

 

 

              ( 太田知希 )

少林寺拳法フェスティバル

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10月10日(月)体育の日、

「2016年少林寺拳法フェスティバル」と称して、

豊川道院・小坂井道院の

合同練習・発表会が行われました。

 

 

 

じめじめと続いた雨の時期も終わり、

スカッと爽やかに晴れ渡った秋空の下、

多くの拳士たちが参加し、

また多くの保護者の方々に

元気いっぱいの拳士たちの姿を

見て頂くことができました。

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「鎮魂行」

「準備運動・トレーニング」

「基本演錬の発表」

「少林寺拳法かるた」に「クイズ大会」と、

午前中の短い時間ではありましたが、

充実した時間を過ごせたと思います。

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「少林寺拳法かるた」は、

2人でおこなう通常版と、

みんなで一斉に行う大型版で行いました。

札を取る「はいっ!」の声や

「あ~…」と残念がる声が武道場に響き渡り、

楽しいものになりました。

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「基本演練」での大きな気合いや真剣な表情、

また、「かるた」や「クイズ大会」で溢れた

拳士たちの笑顔が印象に残った、

ステキな行事になったと思います。

 

季節も移り、涼しくなってきました。

体調管理に気を付けて、

元気に日々を過ごしていきましょう。

              ( 太田知希 )

青春 真っ只中

今月末に大分県で行われて全国大会。

その大会に出場することになっている

高校生二人組の練習が盛り上がってきています。

小学生の頃に入門した彼ら。

幾度の県大会や道院での発表会を経て、

今年遂に、全国大会への切符を手に入れました。

 

中学生時代には、

少林寺拳法に対する熱が冷めてみたり、

続けていくことに迷いを感じているような時も

あったと思います。

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しかし今では、

忙しいであろう高校生活の中で、

普段の練習日だけでなく、

二人の都合の合う時間に

自主練習をしているほどです。

やらされるのではなく、自分たちで「やる」と決め、

自らの目標に向かっていく練習は、

とても充実したものになっていると思います。

彼らが、今回の演武を通じて、

技術的にも精神的にも

大きく成長してくれることを願います。

 

               ( 太田知希 )

 

あれや これや

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みんなで並んでぞうきん掛け。

ですが、ただ並びながら、というわけではありません。

目の前の自分のぞうきんに手を乗せるのではなく、

右手は右隣のぞうきんへ、

左手は左隣のぞうきんへ手を乗せます。

みんなの手が交差した状態で行います。

上手くできるかな?

一度目は息が合わず、列が切れてしまいました。

再び挑戦します。

みんなの心をひとつにして…、それっ!

二度目は列が崩れることなく、上手にできました。

 

昇級試験では、学科の宿題があります。

決められた課題を読本で調べ、まとめ、提出します。

内容に間違いが無く、よくできていれば

「合格おめでとう」や

「次に向けて頑張っていきましょう」等のメッセージが、

指導者から入れられます。

試験のたびにノートに重ねられていくそれらは、

成長の足跡として残っていくのです。

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練習の初めに、こんなのを聞いてみました。

「かたつむり(朗読)」  竹原ピストル「復興の花2」より 

電車の中、大きな声で手遊びをする女の子と、

その向かいに座ったおじいさんのお話。

あたたかく、やさしいだけでなく、

大きなつながりを感じることのできるステキなお話です。

何度聞いても涙が溢れそうになってしまいます。

 

                ( 太田知希 )

絵本 「じゃんけん」「いちにち おもちゃ」

 

佐竹道院長のリクエストに応えて、

少年拳士が絵本を読んでくれました。

「じゃんけん」 むらいきくこ(作・絵)

ひとつ残ったショートケーキ、一体誰が食べるのか?

きょうだい3人、じゃんけんで決めることになりました。

頭の中いっぱいにひろがるショートケーキ。

グー、チョキ、パー、何を出せばいいんだぁ?!

そして、突然に降りてくるひらめき!

負けられない戦いが そこにある!

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そして、次の練習の日。

練習の始まる直前、中学生女子拳士が、

「今日、私が絵本読んでいい?」と言ってきてくれたので、

お願いすることにしました。

「いちにち おもちゃ」 

 ふくべあきひろ(作) かわしまななえ(絵)

「おもちゃになってみたら、どうなんだろう?」

想像力の翼で、ぶっ飛んでいく絵本です。

 

自らの意思でみんなの前に出て

絵本を読んでくれるなんて、スゴイ行動力だと思います。

絵本を通じて成長する姿を見せてもらった気がします。

               ( 太田知希 )

心を集中

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二人組になって、上段逆突の練習をしました。

特に運歩法、足の使い方に気を付けて行いました。

 

お互いが左前中段に構えます。

一人は顔の高さに手を挙げます。

もう一人は、それを逆突で突きます。

ポイントは、①前足の指先を少し内側に入れながら、

②後足で床を蹴って、勢いよく前へ出ること。

③後足を残したりせず、前へ引足することです。

足の運び方が上手になり、

前へ出る動きに勢いがついてくると、

逆突きにも自然と力の乗った

良い突きになってきます。

技が上手になれば危険度も増すわけで、

ベラベラ喋ったり、

ふざけて練習していてはいけません。

「鼻血ブーッ!」になってからでは遅いですからね。

 

(→写真の彼らがふざけていたわけではありません。)

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指導者が一度の説明で教えるポイントはひとつです。

そのひとつのポイントをしっかりと聞き、理解し、

練習の中で自分の体を自分で動かし、

ひとつずつ身に付けていくことが大切だと思います。

心を集中させることで、有意義な練習ができ、

みんな少しずつ上達できたのではないかと思います。

 

 

 

              ( 太田知希 )

 

喜びの記憶(再)

昇級試験に合格した拳士たちに

合格証書と帯が佐竹道院長の手から渡されました。

級に合格し、新しく帯を締めてもらうことで

自信が生まれたのでしょうね、

みんなから拍手をもらった後の

彼らの顔はいつもとは違う、

頼もしい表情になっていた気がします。

 

私自身、小学生の頃に小坂井道院に入門し、

昇級で帯の色が変わるたびに、

佐竹道院長から帯を締めて頂いてきました。

ピシッと締めて頂き、

「おめでとう!」と言われた時の喜びは、

今も心に残っています。

 

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できなかったことができるようになる、

しかも、それが仲間との協力の中で。

 

仲間たちと努力し、挑戦し、乗り越えていく、

そんな喜びを知り、

自分の可能性を信じることのできる人に

育ってほしいと思います。

 

 

            ( 太田知希 )

 

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絵本 「でんせつの きょだいあんまんを はこべ」

 

今回、私が読んだ絵本はこちら。

「でんせつの きょだいあんまんを はこべ」

サトシン(作) よしながこうたく(絵)

 

ある日、突然に現れた白くて巨大な物体。

「あれは なんだ!」と騒ぎだすアリたち。

長老の話によればそれは、

『でんせつのきょだいあんまん』!

早速、プロジェクトチームが結成され、

巨大あんまんを巣穴へ運ぼうということに

なりますが…。

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隊長アリヤマアリロウ率いる

アリたちのチームが

計画の達成に向けて、

それぞれの仕事を頑張ります。

最後の展開に「え~~~っ?!」と

笑いが起こります。

 

マッチョなアリたちのステキなお話、

私は大好きです。

       

 

             ( 太田知希 )

 

 

ミットを使って練習

 

 

 

本日の技の練習は、ミットを使って行いました。

天地拳第一系の突き・蹴りを、

しっかりとミットへ当てるようにします。

また、受けの部分ではミットが

上段・中段へと攻撃してくるので、

しっかりとした受けができるように練習します。

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ミットを持つ人(トレーナー)は協力者です。

相手の突くべき正しい位置に

ミットを出してあげます。

相手が受けるべき正しい位置に

攻撃をしてあげます。

そうした、いい加減ではない、

真剣な信頼関係の中で、

技は「本物の技」として

身に付いていくものだと思います。

 

             ( 太田知希 )