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Shorinji Kempo

絵本 「がいこつさん」

先日の演武発表会の最後に絵本を読みました。

「がいこつさん」 五味太郎 作  文化出版局 

~ がいこつさんがねています。

  でも よくねてはいないみたい。

  ほら、がいこつさん おきました。

  「はて、なにか わすれていることがある」

  がいこつさん何をわすれているのでしょうか。

  「わすれているの なんだろう」

  あれやこれやと考えます。 ~

 読み進めるうち、子ども達の笑顔があふれます。

大切なことを忘れているがいこつさん。

それを忘れていては、ゆっくりねむれません。

 

私にとって大切なことは、

道院に集まってくる子ども達の心とまっすぐに向き合い、

共に歩いていくことこそが、

私にとって大切なことなのです。

 

                ( 太田知希 )

 

 

生きる力

 

 

 

数ヶ月の練習を経て、

県大会を目前にした本日、

演武発表会を行いました。

 

「できなかったことが

    できるようになる」

そんな練習を重ねてきたことにより、

数ヶ月前の自分とは違う自分、

成長した自分を見つけることが

できたと思います。

 

変わることのできる自分を

信じること、

つまり自分の可能性を

信じることのできる人を

育てることが、

とても大切であると感じています。

 

技術だけを教えて、

「おー、強くなったなぁ」などと言うような、

「少林寺拳法を教える」だけの

指導者でありたいとは

私たちは思っていません。

 

 

今はまだ未熟ではありますが、

自分の可能性を信じることの

できる心を育てるような、

「少林寺拳法で教える」

指導者でありたいと思うのです。

社会の荒波の中であっても、

人生の中で大きな壁にぶつかったとしても、

何もかもに絶望し光を見失ったとしても、

再びもう一度歩き出せるような強さを、

彼らの中に育てられるような指導者を目指して、

心新たに、歩きはじめていきたいと思います。

 

                ( 太田知希 )

絵本 「山んばあさんとむじな」

本日、練習の最後に絵本を読みました。

「山んばあさんとむじな」

 いとうじゅんいち 作・絵  徳間書店

村の裏山にすんでいる、

山んばあさんが言います。

「裏山で暗くなるまであそんでると、

むじなが化けて出るから、

明るいうちに帰らんといかん。」って。

村のいたずらぼうずの4人は、

そんなこと聞いちゃあいません。

ある日、おそくまであそんでいると、

むじなと出会うことになります…。

 

 

最後のページを読み終えたところで、

一人の少年拳士がつぶやきました。

「え?…っていうことは、むじなの正体って…。」

私「キャァ~~~ッ!!」

みんな「!!(驚)」

の後、ギャハハハ(笑)と、大爆笑。

 

みんな良い笑顔で、本日の練習を終えることができました。

 

                 ( 太田知希 :)

 

本日の法話

少林寺拳法カレンダーを用いた法話の

「5月の巻」です。

 

~ 生きてさえおれば、命さえあれば、

  人生は必ず変わるのである。

  変えられるのである。

  これを自分の信念としてたたき込め。

  あきらめるなよ。 ~

 

 

県大会に向けての演武の練習をはじめて数ヶ月。

この間に、みんなは確実に技が上手になってきました。

それは自分が変われることを信じ、自分の可能性を

信じて努力してきたからです。

勉強でも運動でも、何もやる前から

「どうせダメだから」とあきらめることなく、

自分を信じ頑張ってほしいと思います。

技がへたっぴで、人前で話すことのできなかった私が

こうして変わることができたのだから、だいじょうぶさ!

 

                 ( 太田知希 )

気合い入れ

 

6月に行われる県大会へ向けて、

演武の練習が続いています。

数ヶ月の練習を経て、

みんな上達してきました。

 

確かに演武の練習を

頑張ってはいるのですが、

もうひとつ気合いを入れさせたい、

気持ちを盛り上げさせてやりたいと

感じていました。

 

そこで

みんなで円陣を組み

「気合い入れ」です。

 

「いくぞっ!」

 

「オーッ!!」

 

たったそれだけのことですが、

誰もが今までよりも気合いが入り、

良い動きになってきました。

 

子ども達のやる気を引き出すのは、

指導者の大切な役割のひとつだと思います。

自らがしっかりと燃え、拳士みんなを引っ張ていき、

彼らの成長の手伝いの中に自分の幸せを

感じられるような指導者でありたいと思います。

 

               ( 太田知希 )  

絵本 「おんちのイゴール」

本日読んだ絵本はこちら。

「おんちのイゴール」

     きたむらさとし 作  小峰書店 

歌うことの大好きな鳥、イゴール。

しかし、その歌声を聞いたみんなに笑われ、

「すっごい おんち!」と言われてしまいます。

歌うことをやめてしまったイゴールは、

誰もいない、歌のない場所で一人で暮らします。

ある日、空一面を真っ赤に染める夕陽を

見ていると、いてもたってもいられないくらい

歌いたくなったのです。そして…

 

某市の某書店の児童書売場で行われていた

「絵本の読み聞かせ会」

何年か前、そこで私も絵本を読んでみたいと

思っていました。

「でも、上手く読めるわけじゃないからなぁ」

「どうしようかなぁ」

と迷っていた私の背中を押してくれた絵本です。

 

 

               ( 太田知希 )   

 

すばやさ +1

 

本日の基本練習の時にせんたくばさみを使った、

こんな練習が行われました。

 

まずは二人組になり、守者と攻者に分かれます。

守者は自分の中段の位置に

せんたくばさみを付けます。

開足中段構で向かい合います。

攻者は、せんたくばさみを取ります。

守者はそれを下受けで守ります。

 

普段よりも素早い攻撃と、

守りの動きが自然にできてきます。

何回か続けた後、ひとつ指導を加えます。

「手だけで受けるのではなく、

体全体の動きで大きく素早く守ってみましょう。」

 

皆、楽しみながら下受けの練習ができ、

下受けの型も上達したものになったのではないかと

思います。

 

            ( 太田知希 )

本日の法話

少林寺拳法カレンダーに載せられた開祖の言葉。

今回の法話は、その「4月」からです。

 

~ 今では「しあわせ」を「幸せ」と、

  幸の字を使うが、以前は、「仕え合う」という

  意味で「仕合わせ」と書いていた。

  「しあわせ」とは、仕え合う、与え合う、

  そういう気持ち、あり方をいうのではないか。

  人間らしい人間なら、それが本当だと

  私は思います。

  そして、それがわれわれの考え方である。 ~

人は誰もが、多くの人達とのつながりの中で

生きています。

そんな中で、周りの人達と支え合い、

助け合いながら生きていくことが大切です。

 

「組手主体」の修行の中で相手を思いやる心を養い、

人とのつながりの中に「しあわせ」を見つける

ことのできる心を育てる、

そんな指導者でありたいと思います。

 

                ( 太田知希 )

スタート

 

新年度を迎え、小坂井道院少年部も

新たな体制で一年のスタートを切りました。

新6年生拳士が班長(リーダー)となり

年下の班員たちをまとめ、

時に面倒をみる役割をしてもらいます。

全体で行うトレーニング時には、

どんな種目を行うのかを決め、

少年部拳士を仕切り、引っ張ってもらいます。

 

道院という空間には、年齢の異なる人たちが集まり、

協力しあいながら修行します。

少年部の時間も、学年の隔てなく和気あいあいと

コミュニケーションをとりながら修行していくことが

大切だと考えます。

そんな機会を与えることができ、

様々な体験ができるような

指導ができたらなぁと思います。

 

              ( 太田知希 :)

昇級試験

 

 

それまで重ねてきた 練習の日々

その中で成長してきた自分を信じての 昇級試験

不安な気持ちも含め 緊張した表情で臨みます

 

自分の持つ力を 充分に発揮できるように

仲間と共に成長した成果を 発揮できるように

 

 

誰かと比べて 優れてるとか 劣ってるとか

そんなことは 本当に どうでもよくて

今 懸命に 自分を越えていこうとする姿の中に

大切なことがあるのだと はっきりと感じます

 

試験が終わった後の 彼らの笑顔の中に

それまでには無かった 「自信」が 確かにありました

 

                ( 太田知希 )