本日も泉田市民館での修練。
雨の影響で蒸し暑さも強い中、そして市内の小学校は授業参観や親子ふれあい活動が午前中にあったとかで忙しい中、ほぼ全員が参座してくれました。その行動に応えられる様な内容の有る修練にしたいところです。
一昨日の修練でも行ったんですが、今日の基本演練でも本山での道院長研修会での実技の時間にテーマに出た「正中線を合わせる」を意識して相対演練を。龍王拳第一系の相対の復習の時にも、説明に加えました。
小学生達には、残心を取る時のポイントの一つ的な説明をしましたが、一般にはその後の法形演練でも「正中線を合わせる」事で自分のエネルギーを相手に伝え易い事・合わせた上で「正中線を外す」事によって、相手の攻撃を防ぎ易くなったり、相手の体勢を崩し易くなったりする事を、「燕返」や「内受突」や「諸手巻小手」で説明し練習しました。割と伝わっていた気がします。
本山での指導時には、「若手」職員さんによる指導が気に入らないのか「ベテラン」道院長さんが何かとイチャモンを付けてましたが、まあ香川・愛媛・岡山の先生方は職員さん達が入山したての「ぺ~ぺ~」の頃から本部武専開催時等に顔を合わせてる訳ですから、『何でお前なんかに!』という気持ちが芽生えるのも理解出来なくもないですが、あまりに「学ぶ意識」が低いなあと残念でもあります。
学科・法話を始める時に「紅卍拳って何?」と質問が出たので、少年読本の開祖が中国に行っていた事が記載されているページを読み、開祖が何の為に中国に行き、どんな行動をし、終戦直前にどんな生活環境だったかを説明し、日本人が縦の関係は尊重するのに同じ日本人同士でもあまり助け合えなかったのに対し、中国人は結社・宗教団体・政党等の横の繋がりを大事にしていた事。その「横の繋がり」を敗戦で荒廃していた日本で再現する為に、少林寺拳法を創始した事を伝えました。
自分自身を頼りに出来る様にしっかりと鍛錬しながらも、自分がまだまだ欠点の多い未熟な存在だという現実を謙虚に受け止めて、周囲の人達と援け合って支え合って行動出来る人間が多く育ってくれると良いなと、今日は授業参観後のPTAの役割で修練を休まれたTさんから頂いた長男さんの誕生日祝いで行かれた長島スパーランドのお土産と、先日から体験にみえてるYさんからの奥さんと行かれた伊勢神宮旅行のお土産と、私の道研帰りのお土産と、「お茶の時間」の充実ぶりを堪能しながら思いました。