8月27日(土)の修練。 | 刈谷北道院

8月27日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。やや涼しくなった夏の終わりに鍛錬に励みます。

1週間のお盆休みを経て、今週修練を再開しましたが、思えば小学生達の夏休みももう最終週。今日は最後の行楽のチャンスなのか、体調不良だけでなく家族行事で休む方が多数。遅れて参座する予定の人も含めて久々の「片手で足りる」人数です。何か懐かしく、心地良くも感じる雰囲気の中、ホールのカーペットの掃除機掛けを、久々に大半を自分1人で行いました。仲間と共に修行に励む事も大事ですが、逆に周囲に人が居なくても、自分自身は弛まぬ努力を繰り返す。その大切さを、参座人数が数が少ない時にこそしっかり認識しておきたいものです。

スタートは小5緑帯のA君と小3黄帯のA君の3人で。火曜日にA君が「上受突(表)」を理解出来ていなかったので、そこに繋がる内容を。途中加わった小5緑帯のY君にも手本を示して貰いながら、移動稽古も交えて習熟に努めます。集中力が無く、自分の身体の状態への自己点検の感覚も低いA君がコンビは、法形の習熟度もなかなか挙がっては来ませんが、様々な練習メニューを講じてレベルアップを目指さないといけませんね。

学科・法話の時間は、同じ11月生まれの3人に「この1年の目標」を聞いてみました。「何故、そう思うのか」、「何故、それが普段出来ないのか」も聞いてみると、それぞれに面白い考え方を聞かせてくれます。少林寺拳法の技術面でもそうですが、自分で求めて自分で意味を考えないと、簡単には向上しないでしょう。如何に自分で考えられる様に、自分から求める様に導けるか。身体を動かしていない時間に、その種を蒔いておきたいところです。

鎮魂行の途中から、8月入門の小5A君が参座。決して運動能力に恵まれている訳では無いA君ですが、数学検定明けでも少しでも参座してくれるやる気こそが、素質とも言えるでしょう。

自由練習では、9月に少年四級受験を予定しているY君の為に、他の3人に攻者の動きをやって貰い、試験科目を確認する時間をとりました。週1回の参座で、法形の細かい部分は、あまり習得出来ていないY君は、その細かい部分への指摘を受け、泣きが入る寸前に。それでも「これぐらいでメゲるなよ!」と叱咤すると、何とかやり続けます。その間、相手をしている3人の中でも、動いていない時間に気を散らす人もいれば、自分以外の人の動きを観て学んでいる人もいます。その後の受身の練習でも、Y君は試験に出て来る4種類を自分で率先して行いますが、A君コンビは指示をされないと遊び始める状態。8月入門のA君は出来ない「大車輪」の練習に気持ちが引けているのが見て取れますので、出来る動きから反復を始めす。その後の「横転からの起き上がり」でもA君が一番意欲的に行っていました。

明日の泉田町内の防災訓練に向けて、地区の役員さんが終了前に準備を始めている状況で、A君コンビに「上受突(表)」をやって貰いましたが、案の定的確な動きがサッと出来る状態ではありません。「その為の練習をスタートから30分やっていたのにこの結果。自分でどう思う?」と聞くと2人共下を向いていました。「この瞬間・瞬間の修練を少しでも無駄にしない様に、自分で意識する様に」と伝えましたが、果たして次の参座時にどう変えてくれるでしょうか。微かな期待を抱きつつ、締めの気合い出しを行い、役員さんから非常食のクラッカーを頂き、帰路に着きました。

 

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