1月29日(日)、「泉田町芸能音楽発表会」での演武発表。 | 刈谷北道院

1月29日(日)、「泉田町芸能音楽発表会」での演武発表。

本日は、4年ぶりの開催となった「泉田町芸能音楽発表会」で、少林寺拳法の演武を披露して来ました。

コロナ禍により、各種地区行事が軒並み中止となったこの3年間。その間の地区の役員さん達の気遣いも近くで見る事が出来ましたが、感染者を出してはいけないと言う意識と、地域行事を絶えさせてはいけないと言う意識の狭間で、苦悩されていました。ようやく世の中の流れも変わり出し、一般観覧者無しで終了後のお楽しみ抽選会もやらないと言う形で4年ぶりの開催が実現しました。

2010年10月から活動開始し、2011年の4月から泉田市民館での修練を開始した刈谷北道院は、その年の盆踊り大会や年明けの芸能音楽発表会で演武披露の場を頂いて来ましたが、それが出来ないこの3年間で、これまでの行いが実は人前での発表と言う緊張感のある貴重な鍛錬の瞬間だったのだと、痛感しました。今在籍していくれている人達は、大半がコロナ禍に入ってからの入門者であり、その鍛錬の機会を体験して来なかったのですが、昨夜が昇級試験だった事もあってか、多くの人が実に良い意識で発表に赴く事が出来ていました。

今回はWちゃんを号令役とした6人での団体演武と、昨夜少年六級に合格したR君・H君、少年五級に合格したA君・Y君、副道院長のNさんとH君の3組の組演武を用意しました。実は、組演武を披露したR君は午前中から碧南で法事が有り、また団体演武に出演した小5緑帯のY君は、16時から家族の予定があるとの事で、参加出来ない可能性も有る状況でしたが、R君のお母さんから「出られる可能性に賭けて、練習させて貰えませんか」とのお話もあり、代役も段取りしながらR君に組演武をやって貰う事にしました。

年明けの運営会議で、私達の出番が発表会のトップバッターとなっており、R君はとても間に合えない状態でしたが、「間に合えない人がいるので、後半のスタートにして貰えませんか?」と御願いしたところ、即検討して承諾を頂けました。普段、集中力や意欲に欠ける傾向の有るR君ですが、前日の昇級試験も含めて、同じ学校の同学年でありながら1年近く後輩に当たるH君と、刺激し合いながら良いテンションと動きを身に付けて行き、「やらせて良かったな」と最も思える成長をしてくれました。

今年の地区長さんのお孫さんに当たるA君とY君の演武も、気持ちを途切れさせずにやり切れましたし、Nさんと会場の皆さんにも「2代目道院長候補」と紹介したH君の演武も、会場全体が息を飲んで見入る程の気迫と動きを見せてくれました。発表会自体に少しアクセントを加えられたかなと手応えを感じながら、全員で合掌礼をして、集合写真を撮る為に泉田会館に移動しました。

グループLINEで御願いしておいた事もあってか、保護者の皆さんも続々と移動して下さいましたが、いざ写真を撮ろうとすると、4年前の2倍以上の人数で顔が確認出来ない大きさの写真と成りました。今回、全員が都合を付けて出演してくれた事もあり、その御両親や兄弟のほとんどが来て下さった訳で、「これだけの人数の人が、今回の演武発表に協力して下さったのか」と改めて感謝の想いが湧いて来ます。地区の方からの出演者へのお礼として小学生にはお菓子・一般にはボックスティッシュを頂きましたが、加えて泉田町内で採れた里芋も頂き、「ちょっと分けて下さい」と御願いすると、小5緑帯のA君のお母さんが率先して動いて下さいます。ピンク色の髪をしたファンキーなお母さんですが、日頃からのその行動力にも感謝です。

今回の発表に際して、デジカメでの撮影係を「愛する一番弟子」のR君に御願いしようと、年明けに「受験で大変な時期だろうけど、やれたらやってくれる?」と連絡すると、既に豊橋市に有る国立大学に推薦で合格したとの返事が。撮影係を快諾してくれただけでなく、4月からは大学の寮に住む為に豊橋市住まいに成るものの、撮影の為にいつでも戻って来ますと、嬉しい言葉も聞かせてくれました。合格祝いとして簡単なお菓子を用意し、「2代目道院長」のH君から「愛する一番弟子」のR君にお祝いの贈呈もして貰いましたが、周囲の保護者の方からも拍手が起きる良い雰囲気。この行いが、刈谷北道院関係者や地域の方々に対してどの程度の貢献に成ったかは判りませんが、「やって良かったな」と思える幸福な空気を感じながら、泉田会館を後にしました。

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