2月18日(土)の修練。 | 刈谷北道院

2月18日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。今にも雨が降り出しそうな曇り空の下、鍛錬に励みます。

今日も、欠席者多数。スタートの集まりも少なく、そんな時は大抵「普段と少し違う事」で、少しでも新鮮さを出そうとしますが、まあ結局は普段の積み重ねがあってこそ意味を成すのでしょうね。今日は1人ずつ前に立って準備運動の号令を掛けて貰い、その後に私が内容に沿った動きを足すと言う流れにしました。小2白帯のA君は、基本的に話を聞かない・覚えられない・自分で考えられない上に、初めてやる事に苦痛を感じて固まってしまう人なので、こんな時は大抵顔をゆがめて立ち尽くすだけなのですが、「今日は、どの程度までやれるかな」と待ちますが、やはり本人が「やろう!」と思ってない内は、然程成長出来るものでもない様です。「今度体育の授業が有ったら、前で号令を掛けてる人がどんな言葉で伝えてるか、自分が号令を掛けるつもりで聞いてみ」と伝えました。果たして、やってくれるでしょうか。

思いの外準備運動で時間が過ぎましたので、基本演練はシンプルな内容に。開足中段構の状態から上段逆突・中段逆突を行い、それを相対で組み合わせてみました。シンプルな動きでも細かい部分を意識して行うのも簡単ではないでしょう。それを相手を目の前にして行うと更に難易度は挙がり、上の方の小学生でも「リズムに乗って反復するだけ」に成りがちです。「相手と正中線を合わせて、相手の動きに適切に反応する」と言うレベルまで、粘り強く取り組んでいきたいものです。

今日の修練では、「あ・うん」と連盟の会報を活用しようとグループLINEで保護者の皆さんに持参させて頂ける様、御願いしておきました。普段専有道場に参座しない人は、恐らく会報を受け取るだけで読みはしないだろうと思いますし、月1回の道院修練で回し読みするだけでは活用度が低いなとも思い、更に1日上手く使いたいと思っての事ですが、学科・法話の時間では連盟の会報を使用。あれこれページをザッピングし、中学校の武道必修化の事を話題にしたりしますが、結局は回し読みは定番の開祖語録のページに。もう少し何か工夫をしたいものです。

学科・法話後に少し基本演練を続けて補足を加え、鎮魂行後の自由練習では会報の技術面のページを皆で体験する時間としました。技術のページは一般向けの科目や内容に成っていますが、少しでも技術的な進歩や意欲を触発する為にも、怪我や事故にも気を付けつつ、月1回ぐらいはやっておこうと思います。

連盟の会報の冬号には、「伏虎倒各種」が載っていました。ですので、ホワイトボードを使用して「てこの原理」や「一本拳」や「丁字」の作り方や意識を説明してからスタート。座布団を数枚用意して、掛け方を説明して全員に掛けられてもらってから反復に入ります。当然、いつも通り説明を聞いていない人は手の持ち方すら上手く出来ませんし、出来ている人でも身体の向きや足を置く場所・肘の角度等細かい部分はすぐには解りません。山をぐるぐる回り、手助けを加えながら進めて行くと、圧法併用の要素もある為、皆上手く転がします。

急所の痛みに慣れていないので、私が掛けた瞬間に涙目になっている人もいましたが、皆総じてノリノリです。普段、「基本の積み重ね」として同じ動きを繰り返していますが、時折りその努力が結実した現象を味わっておかないとやってられないでしょうね。その中にも姿勢や重心の位置、身体の向き等、基本で伝えている事が入っている事も伝えて、上手に技術的進歩への意欲を引き出しておきたいものです。

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