12月2日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。冷たい空気の中の暖かな陽射しを味わいながら、鍛錬に励みます。

いつの間にやら、今年も最後の一ヶ月。忙しない年の瀬の到来の為か、あれこれ段取りが滞っていますが、「より良い修行の空間」を構築する為に、適切な行動を積み重ねて行きたいものです。

序盤のメンバーの顔触れを観て、少年四級の試験の内容に繋がる事と、その発展形の何かをやろうと基本演練を進めていると、ホールのドアを開けて、男性を顔をのぞかせました。「誰かのお父さんが、忘れ物を届けに来たのかな?」と思いましたが、当てはまる顔が思い浮かびません。が、2秒ほど経って、2000年10月に私が入門した道院にいらっしゃった、10歳ほど年下の先輩だと気付きました。この先輩には技術面でのアドバイスを多く頂き、2年程して休眠された後も、自宅での自主練に誘って頂いたり、2010年の刈谷北道院設立時に少し力をお借りした事もあり、その後は年賀状でのやり取りのみで13年ぶりの再会でしたが、そこで気付けた私自身にも喜びを感じましたし、「先週も見学したくて寄ったんですよ」と出向いて下さった「人の縁」の有り難さを感じます。

「先輩が見てる」と言う緊張感の中でしたが、「出来る事しかやれないか」と普段通りに進めます。単独での突き・蹴り・受けの反復から、正対構での相対演練に進み、全体での「切抜(内)」から「逆小手もどき」から「巻小手」の簡略化バージョンへと進めます。途中、副道院長のNさんも参座されたので、1月・3月に少年四級を受験する面々の相手もした貰います。また、Nさんと見学されている先輩のKさんの家がかなり近い所に在った事も含めて、NさんにKさんを紹介しました。

鎮魂行前に、暖房にコインインして進めますが、小6五級のY君がずっと「頭が痛い」「呼吸が苦しい」と言っていましたので、体温の平常・お腹も痛くないと言う状態でしたが、後ろに休ませたままでクラス別に分けて自由練習を進めます。16時前にK君・Rちゃん兄妹が到着したので、2人で少年八級の動きを確認し、下のクラスに混ぜて習熟に励みつつ、Rちゃんに伝えてなかった「反射神経ゲーム」を下のクラス5人で反復します。

小4六級のA君は、既に飽きて意識も無く室の低い動きをし始めていましたが、小3八級のA君は違う動きをしていても、「お遊戯感覚」で楽し気に繰り返します。質が高まっているかどうかで言えば疑問も多いですが、法形を反復していても「課題を意識出来ない」、「上手く出来ない自分にめげる」人には、「お遊戯」からでも「身体を動かす」、「自分の身体の状態に意識を持つ」と言う癖付けをして行く事は、意味がある様に思います。

なかなか質の高い修練には成らないなと思いつつも、少しづつでも自分のレベルを挙げている人もいますので、希望を抱きつつ繰り返して行くだけでしょう。最後まで見学していた先輩には、かなり物足りなかったであろう内容でしたが、2週間持って来てくれるのを忘れていた小6五級のA君の修学旅行土産を皆で分けたりと、楽し気な雰囲気で修練を切り上げました。

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