本日も、泉田市民館での修練。午前中にやや曇っていた為か、冬の到来を予期させる気温の中、鍛錬に励みます。
当初は、今日の夜に昇級審査を行う予定でしたが、当事者の1人である小3黄帯のA君が今日家族旅行の予定が入っていた為の先週への前倒し。それにより、今日の修練は、少し自由度を挙げられる事に成りました。今年も残り1ケ月。年度末に向けても、各月の昇級審査や行事を2つほど予定していますので、着実な段取りと進歩を心掛けたいところです。
ウォーミングアップを終え、基本演練に入る前に、「科目表の基本の部分で、やりたい事を探しといて」と伝えて休憩に入ります。いざ始めてみると、何も考えていない人も居れば、自分の課題を探して来る人も居れば。「実際にやるかどうかはともかく、自分でイメージするだけで、その後のレベルアップの下準備に成るから、しっかり意識する様に」と伝えて、リクエストの有った内容を踏まえて、相対演練を中心にして向上に努めます。
学科・法話の時間でも、月1配布の「刈谷北通信」を配りながら、「自分の成りたい自分にしか成れない。他所見している人は余所見したくてしているし、サボっている人はサボりたくてサボっている。自分のレベルを挙げたい人は、その為に必要な行いを自分で意識してやる様に。そんな事が書いてあるよ」と説きました。その後の受身の練習でも鎮魂行でも、「自分がどう在りたい」と言う意識が、その人の意識が大きく関わって来ていると思います。その辺りの「自意識」を、少しづつ刺激して養っていきたいものです。
先週までより日差し以上に気温の低下を感じ、市民館の入り口やホールの戸を閉めて、自由練習に入ります。当たり前の事ですが、時は流れているのだなと感じます。自由練習前半は、グループ分けして法形演練を。1月に昇級審査を予定している小5緑帯のA君とY君の集中力と習熟度は、実に心許無いレベル。一緒にやっている先週少年五級に合格したWちゃんも同様で、先般少年六級に合格したE君の方が、余程高いレベルで「型」を再現出来ている事が悩ましい現実です。残り1ヶ月で、どれだけレベルを挙げられるか。「受験出来るレベルじゃなかったら、遠慮無く延期させて貰うわ」と伝えてありますので、本人達の意識を高めつつ、良いサポートをしたいものです。
16時過ぎに発明クラブ明けの小2白帯のA君が到着しましたので、全員に購入して貰った拳サポーターとすね当てを着けて、運用法を。3種類の攻撃に対する3種類の反撃を設定して行いますが、案の定「手本」をしっかり観ていない人は、それを再現出来ません。ですので、1つずつ確認して再度3種類の動きを通すと言う流れを何度か繰り返し、技術レベルと共に身体の反応性を高める工夫をします。また、防具を着ける事で攻撃の強度が上がりますので、緊張感や恐怖心も増す事に成ります。攻撃を恐れて、背を向けて逃げ出す小2A君や、上手く反撃出来なくて構えを解いてしまう小5白帯のA君には、「気持ちで負けるな!」と檄を飛ばします。
運用法に入ると、どうしてもキリを付け難く成り、撤収する時間が遅れてしまいがちなのですが、どうしても皆がやりたがっている空気を感じ、最後に「攻守限定無し、50%か30%で」で何回か繰り返します。すっかり暗くなった外の景色も眺めながら、やはり「決まられた動きじゃない動きをしていると楽しそうだなぁ」と、ハツラツと動く姿を見詰めます。この時間が有るからと言う訳でもないでしょうが、締めの気合い出しもその後の作務も迅速にこなされて、科目表や読本の忘れ物や靴下の落とし物も帰る前に渡す事が出来た上で、帰路に着けました。