1月7日(土)の修練。 | 刈谷北道院

1月7日(土)の修練。

本日から、2023年の修練がスタート。専有道場での新春法会の為に、皆が集まります。

相変わらずのコロナ禍の中で新たな年もスタートし、円滑な道院運営も簡単ではないでしょうが、明日がどうなるかは判らない状況で「最善を尽くす」と言う事は、人の一生でも同じ事でしょう。「困難な状況が待っているから」悲観したり諦めたりするのではなく、「より良い自分」・「より良い社会」を目指して日々精進に励む。修行の大前提でもある事でしょうが、人生の糧と成る取り組みを心掛けたいものです。

今日の新春法会でも、集まった時点での役割分担で司会進行を小5緑帯のY君・撮影係を小5緑帯のWちゃんに御願いし、進めます。私の導師法話も時計も見ずに長くなった気もしますが、逆に目の前の人達の状態を確認しながら、伝えるべき事を話せていた様に思います。その後、全員で少林寺拳法面・生活面での「今年の目標」を発表しました。「しっかり考えているな」と思う人も居れば、自分の前に話した人と同じ内容の言葉を発しているだけの人も居れば。色んな人が集う中での有意義な修行を目指したいものですね。

場を変えて、易筋行を。その送迎を、今回は副道院長のNさんと小5緑帯のY君のお母さんに御願いしていて、先を考えていた訳では無いのですが、Y君のお母さんの車に乗るメンバーを小6茶帯のH君と小5緑帯のA君を含めた3人にして、市民館の鍵を渡して先に向かわせました。その後Nさんの車に乗る大半・法衣を畳んで片付けをして発つ私の順で市民館に着いたのですが、先発した3人が今月末に少年五級を受ける2人を含んでいた事もあり、私が遅れた10分程の時間を。H君の指揮の元、自分達で練習していてくれた様です。新春法会をスタートする前に、全員が揃う前に作務が終わっていた事もあり、16時で早上がりをするY君と最も習熟度の低いA君に、「片手寄抜」の鈎手守法の取り方のポイントを伝えていたのですが、市民館に着いた時にはNさんも交えてそれを復習していましたので、「蒔いていた種」が実りつつある土壌の醸成を感じます。

その後の易筋行では、基本の身体操作に対する意識を、改めて伝えます。それを意識して動こうとする人も居れば、ただ手足の動きを繰り返す人も居ます。どちらも「サボっている」訳ではありませんが習熟度には違いが出て来ますし、逆に今出来ていない人が、この先も出来ないと決まっている訳ではありませんので、可能性を諦めずに粘り強く伝えて行きたいものです。

その後の易筋行では、段取りが遅れていた月末の「泉田町芸能音楽発表会」の内容を皆に渡し、グループ単位で習熟に励みます。その前日の昇級試験を受験する4人と、NさんとH君には組演武を御願いし、それ以外のメンバーには団体演練をやって貰う予定です。そのまま昨年11月から3月に延期した4回目と成る演武祭に繋げたかったのですが、コロナ禍の状況やその先の流れを考えると、今年度の演武祭は控える方向で、その分日々の修行の充実を求めた方が良さそうな気がします。昇級試験合格も行事開催も、ただ通過して終わりに成るのではなく、そこの辿り着くまでの過程とその後に手に入れられるものも、しっかり求めて行ける1年にしたいと思います。

市民館から参座した小緑帯のY君と小5白帯のA君にも「1年の目標」をして貰い、その後拳サポーターとすね当てを着けての運用法を。結局は基本の身体操作が土台と成るのですが、それを応用出来る人とただ動く人も居ます。それでも動けないよりは、まずは動こうとする人でなければいけないでしょう。そのやる気を引き出すと共に、何を意識してどうすれば良いのかを伝え、それを自分で意識出来る様な人たちに成って貰いたいものです。

皆で作務を終え、作業をされていた地区長さんや公民館長さんとも新年の挨拶を交わしましたが、芸能音楽発表会の事前会議を含め、あれこれ役割りがありそうな口ぶりでした。少林寺拳法の組織としても新たな役割がありそうですし、私自身の仕事や生活の変化も含めて、生活ペースを整えておかないと対応出来ない流れが予想されます。しかし、それこそが修行の意義でもあるでしょうから、道院を維持出来てそこにチャレンジ出来る事を当たり前と思わずに、しっかり取り組み、良い結果を手にして行きたいと思います。

いいね!>> いいね! 3 人
読み込み中...