2月4日(土)の修練。 | 刈谷北道院

2月4日(土)の修練。

本日は、泉田会館での修練。寒い2月にしては暖かな空気に恵まれた中、鍛錬に励みます。

明日が愛知県知事選挙と言う事で、地域の拠点でもある泉田市民館は、投票所として使用されるので前日から入館出来ません。刈谷北道院設立当初は、そんな時は専有道場での道院修練を行い、15時くらいから刈谷市体育館の柔道場で自主練習をしたりしましたが、市民館の隣りの旧JA施設を地区が買い取った事により、代替施設として使用出来る流れに成りました。2つの施設の鍵を普段から持たせて頂いている事もあり、易筋行の円滑な継続がやりやすくなり実に有り難い事です。

昇級試験や発表会と言う節目も一段落したので、今日は技術の理法の部分を皆で体験する時間を取ろうと考えていたのですが、続々と体調不良や家族予定での欠席や遅れての参座の連絡が。今日は半数が休む事になった上、スタートに間に合ったのが2人と言う状態で、さて内容をどう変えようかなとと思案しますが、思えば数年前までは全員が参座してもこの人数だったなと、このコロナ禍でも何とか道院活動を継続出来ている事自体に、感謝・感謝です。

取り敢えず、自由練習では今日参座してくれる6人の下の級から科目の復習をして行こうかと決めて、それ以外の時間では普段やらない「遊び」の部分を織り交ぜようかと、腕相撲や腕立て伏せ等の筋トレもやってみました。普段やらない事は、皆楽しんでやりますが、伝える側が飽きさせない工夫をしつつも、受け取る側の飽きない意識・思考も大事だなと、学ぶ側でもあり伝える側でもある自身の在り方も顧みました。

やろうとしていた理法の探求の時間に、ホワイトボードに書いて伝えようとしていた事を、皆が集まる前に少し書いていたのですが、その残りを観て学科・法話の内容を考えます。その前に、「脳トレ」として今日休まれた6人の「休んだ理由」を皆に伝え、全員分を覚えられたかをチャレンジしました。6人分覚えるのも大変と言えば大変ですが、遊びの要素が強いので割りと皆楽しんで覚える事にチャレンジします。その後更に、遅れて参座した3人の「遅れた理由」を足し、更にスタートに間に合った3人のケガや作務の最中に叱られた出来事を足して12人分を出しましたが、ここまで来ると覚えようとチャレンジする人も居ません。

その後の学科・法話では、「自分の事しか考えていない人は、実は自分の事もしっかり大切に出来ていない」と言う話をしました。自分の事を支えてくれている周囲の環境に想いを馳せられない人が、自分の事を大切に出来る訳も無い、との話は皆理解出来た様で、それを出来る様にする為にも「他人の存在に関心を持つ事」を説きました。自分の練習相手を大切に出来ない人・関心を持てない人が、自分の鍛錬の時間を充実させられる訳も有りません。今回、全員分の名前を憶えていない人も何人かいましたので、今後その辺りがどう変わって行くか、注目していきたいものです。

キックミットを使用しての当身・鎮魂行と進み、自由練習では小5白帯のA君からスタートし、「自分の苦手な事」を自分で確認・選択し、皆で同じ事をやる様にしました。「一番下」から始めているのですが、実は上の級に進んでいても、基礎の部分でまだ意識出来ていない人は相当います。先日少年五級に合格したA君・Y君にも、「基本の体捌き・足捌きをもっと上達させないと、次の試験は無いよ」と伝えてありますが、まだまだひとつひとつの動きや意識が高まっているとは言えません。結局は自分次第ではありますが、少しでも高まって行ける様に粘り強く伝えていくだけですね。

最後の締めの気合い出しは、「今日は半分の人数だから、いつもの2倍出して」と言うと、実に良い気合いを響かせてくれました。良い雰囲気で締められたこの雰囲気を大切にしながら、技術レベルも挙げられる様に、工夫をして行きたいものです。

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