本日も、泉田市民館での修練。穏やかな気候の中、鍛錬に励みます。。
新たな年度のスタートと成る今週。高学年率の高い状態で在籍者の減少が心配されるこの数年ですが、逆に人数の増減に一喜一憂する事無く、しっかりした運営を心掛けたいものです。基本演練では、2週間後に准拳士初段受験を控えた中2一級のH君の試験内容を全員で行い、その補足として「払受」と「打払受」を反復し、すね当てを着けた蹴りを受ける練習等を交えます。
体調不良で受験を1回延期したH君。技術レベルはともかく、法形を区別して覚えたり、教えに対する理解度が思いの外低かったのには、私自身自分の伝え方の不備を反省させられました。考えてみたら過去に小学生で入門して准拳士初段に合格した4人は、「2人1組」で受験出来るアドバンテージを取っていましたが、今回H君が初めて1人での受験に成りますし、修練時間も自分と同じレベルで練習してくれる相手がいない状況と成っています。それもなかなか大変でしょうが、何とかそれを乗り越えて合格を掴み取って欲しいものです。
学科・法話の時間に、H君は当日学科試験の模試を行います。他の人には読本の回し読みをした後に、「言葉を覚えるのはもちろん、普段の行動も変えて行ける様に」と説きます。これまであまり日常の行動に活かせているかをチェックはして来なかったのですが、この数年言葉遣いや姿勢や取り組み方を変えられない人が多くいる事を思えば、その辺りも進化させたいものです。
K君・Rちゃん兄妹が到着してからの自由練習では、副道院長のNさんとH君で初段試験に向けた習熟を。小6四級のE君よ中学生に成った四級A君は三級に向けて、残るメンバーでそれぞれの級に向けた習熟に努めます。1月に少年四級に合格し、その際のコメントで「7月に三級を受けたい」と言っていたE君に、7月の地区合同昇級試験の日程と実際に7月に受けるか9月にするかを聞いてみると、7月に受験する事をためらいます。実際、習熟度的には7月は厳しいだろうと思いますが、「やってやるぞ!」と即思えない精神面が問題なんだよねと思いつつ、慌てさせずに進歩を目指したいと思います。
年明けに先輩道院長達との会食の機会を得たのですが、その際その先輩の所属で送迎にみえた保護者の方が、修練場所で自分の子供の修練に励む姿を目にしていると言う話を伺い、そういえば刈谷北道院の保護者は全員車の中から出て来ないなと気付きました。それまでの道院行事等でもあまり保護者の方に役割りを御願いして来なかったですが、そこも少し変えていこうかなと思い、「4月から終了前に誰かにその日の成果を発表して貰います。ギャラリーが多い方が良いので、保護者の方も終了5分前に修練場所に入って下さい」と御願いすると、何人かの方が観に来て下さいます。「やっぱり自分の子供が頑張ってる姿は観たいか」と改めて思いますが、発表するのは一組でも、5分前に入って貰う事で修練中の雰囲気を見て頂く事も出来ますし、やっている人達もギャラリーの目を意識して少し取り組み方が変わります。
発表後の法話や締めの気合い出しの後に、玄関外で保護者の方々がコミュニケーションを取っている風景もありましたし、保護者の方々の関わり方にも良い影響がありそうなこの取り組み。あれこれ工夫して、良い修行の空間を創っていきたいものです