11月5日(土)の修練。 | 刈谷北道院

11月5日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。

急な寒暖差の到来の為か風邪が流行っている様で、副道院長のNさんと愛教大のKさんが風邪をこじらせてお休み。まあKさんは刈谷北道院の門信徒ではないので休む休まないの話ではないのですが、ほぼ刈谷北道院のレギュラーメンバーの様な気でいますので(笑)またTさんが長男さんの高校の文化祭を次男さんの希望で観に行くので遅れるとの事で、「少数精鋭」でのスタートです。

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今日は皆のノリ的にウォーミングアップをみっちりやりそうな感じではなかったので、ストレッチに時間を割きました。相対で相手の肩に足首を乗せて「蹴り」の姿勢をとる少林寺拳法では「よくやる」ものですが、普段あまりやらないからか、皆姿勢を維持する事が上手く出来ません。が、「直蹴バージョン」だけでなく足先を横に向ける「廻蹴バージョン」もやってみましたら、その後の廻蹴の練習に対する良いヒントに成った様です。

その中でも、元々蹴り各種が得意で足刀蹴なんかは私より上手なRちゃんが秀逸で。普段からどんな練習でも「やりたくない」と口にし、基本演練でも最近では「全力」でやる事はほぼ無く気合も出さずで。それでも開足中段構からの突きや受けでは、「手抜き」をしつつも脇や内腿の締めによる軸の意識や肩腰の差替えを意識した体の使い方はやってるなと見て取れる状態なのですが。廻蹴に対する十字受の練習をし、そのラストで廻蹴を返す練習をした後で、廻蹴の出て来る最初の単演として「天地拳第三系単演」を行ったところ、その手抜きをしているはずのRちゃんの動きが、重心の乗せ換えや膝の向きや角度、突きや受けをやる前の腕の動かし方から態勢の作り方、突き蹴り受けの後の手先足先の状態に至るまで、「自分でも出来ない」と思う程の出来の良さでした。「これを無意識でやれるはずはない!全ての動きにおいて注意して動かないと出来ないはずだ!」と思うのですが、そんな素振りも無く。量り知れません。

法形演練では少年三級科目の十字受蹴を皆でやった後、少年二級科目であり11月度武専の予科の科目でもある「屈身突」・「屈身蹴」・「屈身突蹴」を。座布団をクッションにしての後受身の練習をしているI君にアドバイスをしてふと目を戻したら、Rちゃんの相手をしていたYさんの様子がおかしな事に。「大丈夫ですか?少し休みましょうか」と言ったら、即トイレに駆け込んでもどしてました。どうやらRちゃんの蹴りが水月にでも入った様です。元々あまり当て止めをしないRちゃんの在り方は教え的に問題なんですが、とは言え余程良いタイミングと角度で入ったのか、それとも余程Yさんが気を抜いて攻撃していたのか。どちらにしても、絶対的な体格差のある大人を吐かせる蹴りを放つ小学生女子とは。量り知れません。

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先週でしたか打棒を振り回して遊んでいたI君に、「少林寺拳法には錫杖ってのもあるんだよ」と打棒を持って「天地拳第一系単演」をやってみせたところ、時間が空くと打棒を持って練習する様になりました。そして今日は鎮魂行の時に「打棒、打ちたい」と。打ち方は以前皆に教えていたのでやって貰ったところ、「それなり」にやってくれました(笑)

自由練習では、少年は「逆小手」の復習と「切返抜」・一般は武専予科の予習を。今月の愛知武専は月末に三重県鈴鹿市での合同開催になるのですが、新婚のYさんはその前日辺りが奥さんの出産予定日という事で、明日の岐阜武専に御邪魔する事にしました。ぜっかく他県の武専に行かれるのですから、意識を高く持って多くの事を吸収して来て頂きたいものです。

今日はKさんがお休みという事で、豪華な手作りスイーツではなくノーマルな茶菓子で「お茶の時間」にしたんですが、Yさんの全国大会土産の「少林寺拳法えびせん」も食しました。えびせんに少林寺拳法用語が印字されてるものですが、その中には鎮魂行後に「今のI君の打棒、なかなか良かったよ。でも、次やる時はもっと良い打ち方をしてね。その次やる時はもっと良く。茶帯になってからやる時は、更に良く。これ、漢字四文字で言うと何だ?」と聞いて、普段学科・法話でも割りと言ってるはずなのに誰も答えられなかった「漸々修学」も有りました。「ほら、これだよ~」と言うと、I君が「ほんとだ。じゃあ、僕はこれにする」と食べてました(笑)

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