本日は専有道場でスタート。
元・愛教大少林寺拳法部のKさん。卒業後は教員を志望されていてるんですが、今年度は採用試験に合格出来なかったそうで、来年度は講師での勤務を目指してます。先週は母校である高校に講師の登録に行く為お休みされたんですが、今日専有道場に向かう前に刈谷駅で落ち合って道場に向かう道すがら、母校とは違う豊橋の高校から声が掛かったとの言葉が!「不景気」と言われて久しい昨今ですが、職の当てが無いと金剛禅の修行どころではありません。とにかく、先の光が見えて来た様で良かった良かった。
場を変えて、易筋行を。
車から祭壇を積み下ろしたりセットしたり、お茶の器を用意したりの作務に時間が掛かりそうだったので、その間「一人一人前に出て、何かで10回号令掛けて。注意点もちゃんと言ってね」と伝えて全員にやって貰いました。よく小学生に自信を付けさせたり、人前で行動する経験と度胸を付けさせる為にやったりしますが、一般と小学生が混ざってやると刺激もまた違う様です。その後の易筋行にも「ノリ」の違いとして表れていた気がします。
法形演練では、NさんとYさんは一週間後に迫ったNさんの中拳士参段受験に備えて。小学生達とKさんTさんは、毎年1月に開催される泉田町の「芸能音楽発表会」での演武発表に向けて、団体演武の練習と組演武の構成を考える時間としました。Kさんは刈谷北道院の門信徒ではありませんが、もう籍を置いている仲間の様なものですし卒業後も出来れば通って頂きたいと考えてますので、縁を深める為にも週1回の練習ですが演武を組んで頂く事にしました。お互い「照れ屋」のKさんTさん。ついさっきまでやっていた構成の動きをすぐ忘れてしまうTさんだけでなく、Kさんも演武を覚えるのは得意ではないそうですが、上手くコミュニケーションをとって楽しんでやって頂きたいものです。
実は今週頭に愛知県連の考試委員会から連絡を頂きまして、「12月に中拳士参段を受験する人が一人だけなので、相手を連れて来て下さい」との事。まあ参段まで上がって行こうと努力する人は、初段弐段と上るに比例して少なくなっていくのは当たり前ですが、それでも毎年12月や3月は受験者が多いと思ってたんですが、まさか12月で1人とは。ここ数年の機構改革の影響による入門者の減少・結果としての受験者の減少も相当に深刻だなあと実感しました。
刈谷北道院も「人材難」ですので、「相手を連れて来い」と言われて「了解!」と即答出来ないのが辛いところ。Yさんに試験の緊張感を味わって貰うのも良いかと思いましたが、愛知武専に9月から入学したYさんは午前中の講義を欠席すると進級出来ませんので。従って私自身が相手をする事にしました。
Nさんにとっては愛知県で受けられる最後の試験でもありますし、本来なら昇段試験の場は「初めて組む相手との違和感に戸惑いながらも、協力して合格を掴み取る貴重な経験の出来る場」にして頂きたかったんですが、私自身にとっては来年3月の五段受験に向けて、普段味わえない緊張感を得られる貴重な機会です。とは言うものの、実は12月18日(日)は、試験に行く前に朝7時から全員で参加する市民館での清掃の割り当ての有る日でして。しかも前の晩は、私は修練後に刈谷駅前での会社の忘年会に直行する予定です。早朝からの清掃への参加を嫌がる小学生達には、「昇段試験の有るNさんでも来るんだよ。多分普段しっかり鍛錬されてるNさんなら、試験当日でも余裕で朝から掃除に参加出来るだろうなあ。はっはっは!」と笑っていたのですが、まさか自分が同じ試験の場に二日酔いで臨む羽目になるとは(笑)まあこれもなかなか出来ない「貴重な体験」ですから、明日の自主練も含めてバッチリ決めたいと思います!