12月18日(日)、Nさんの中拳士参段昇格考試。 | 刈谷北道院

12月18日(日)、Nさんの中拳士参段昇格考試。

本日は愛知県武道館でのNさんの中拳士参段受験の日。岐阜県で小学生で少林寺拳法を始め、高校受験の為に休眠されるまでに少拳士弐段にまで成っていたNさん。お子さんの入門と共に復帰されて3年半。その集大成と意気込まれての今日の昇格考試受験となりました。

それに際し、実は二つ程の「連絡不行き届き」を犯しておりまして。今日は朝から年3回程利用者団体にも割り当てられる市民館清掃の日。この3年程は、地区の役員さんや各組の組長さん・婦人会の皆さんで行われる年末大掃除の日と重なっており「免除」となっていたんですが、今年は残念ながら(?)その連絡も無く、Nさんの試験当日だけど皆で感謝を込めて掃除するか~と集まったんですが、さっぱり人の気配が無く?

結論としては今年も8時~10時で行われる大掃除とカブっており、利用者団体や敬老会の早朝清掃は中止。今年の公民館長さんはこの手の連絡漏れが結構有る方で、私達には全く連絡が有りませんでした。小学生も含めて集まっちゃったからには折角だから掃除するかと刈谷北道院の面々だけで清掃を行いましたが、公民館長さんが連絡漏れの多い方と判っているんだから自分から確認をするべきだったなぁと、試験前の負担になってしまったNさんや、武専前に風邪気味の状態でも清掃をして下さったYさんに申し訳無く思いました。やや寝ぼけ気味の小学生達が、楽し気に清掃を行ってくれた事がせめてもの救いです。

清掃終了後、Nさんと乗り合わせて愛知県武道館に向かい、渋滞も無く余裕をもって到着出来ました。武道館の門の前で、フェイスガードを御貸し下さる先生や中拳士参段の考試員をされる西三河地区の先生方と談笑し、9時前に段取り良く受験受付と宿題提出を終えたんですが、その際Nさん一人しか居ないはずの中拳士参段受験者が二人居る事に気付きました。「ん?『受験者が居ない』って電話が来てから申し込みがあったのか?でも締め切った後に連絡してるはずだけどなあ」と不思議に思いましたが、「な~んだ、二人いるなら僕が相手をしなくて良いのかぁ」と若干拍子抜けしながら、鎮魂行へ。その際中拳士参段の列を確認したらやはり二人居ますので、自分の出番は無しかと気が抜けてしまいました。

ただ場を変えて武専の師家講話の時間に参加している時に、もう一人の受験者の方が割りと高齢だった事を思い起こし、「あの人多分運用法やらないよな。もしかして、その相手をしてくれって事か?」と思い、学科試験が終わる頃の時間を見計らい、師家講話を中座して昇格考試の会場へ。結論としては、やはり私が電話を受けた際全ての試験の相手をしてくれと連絡が来たと早とちりしただけだった様です(泣)

私の出番は剛法・柔法の運用法のみ5分にも満たない時間でしたが、普段は入れない昇格考試の会場で待つ事が出来、大学生の皆さんや名古屋地区の昇級試験での受験者の皆さんの真剣な様子を柔軟体操をしながら間近で感じる事が出来て、自分の気持ちが高ぶっていく事を感じました。何よりNさんの試験での充実した動きぶりも見られましたし、初めて組む相手の方とも協力して取り組んでいる様も確認する事が出来ました。私自身は冷静に運用法の相手を務めていたつもりが、興奮していたのか「始め」の号令が掛かる前に動き出してしまい、2度ほど注意を受けましたが(笑)

Nさんの試験もサクサク進み、11時過ぎには終了したので私は再度武専の会場へ。昼食後の所属長会議時には、宿題の規定を教えて頂いた旧知の考試委員会の先生が隣りにみえ、「良かったですよ~、先生!宿題、私が見ました。素晴らしい内容でした!」との御言葉を頂きましたし、地区会議時に実技を審査して下さった先生に「どうでした?」と伺ったら、「よく練習しとるね~。相当やったでしょ」と、何れもNさんの頑張りを顕す言葉を頂けました。

合否の発表では共に合格を勝ち取った愛知蟹江道院のHさんと笑顔で握手を交わすNさんの姿に、満ち足りた想いでその後の武専研究会での授業を受ける事が出来ました。Nさんの頑張りに感謝・感謝です。

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