福岡県在住時、少林寺拳法の道院長を務めている親戚の叔父さんの紹介で6歳から20歳まで少林寺拳法を続け、少林寺拳法に慣れ親しんでいました。
やがて、愛知に引っ越し、愛知藤岡道院で修練に励んでいく中、ふと、福岡の先生のような指導者になりたいという思いが強くなり、
『いつかは自分も先生のような道院長になりたい』と・・・
そんな時に愛知藤岡道院での交代の話がありました。歴史のある道院でもあり、
『休眠拳士がいつでも復帰できるように帰ってこれる場所を無くしてはいけない』
『この地で少林寺の教えを広めたい』
と思い、交代の話を受け、道院長を務めさせていただくことになりました。
福岡の先生の教えでもある『卍一つでどこでも修練できる、それが少林寺拳法の良いところだ。少林寺拳法習う仲間はみんな家族だ』
この、『家族』という言葉を日々の修練・付き合いの中で自身の活動の拠点としています。
相手の成長・言動・身体能力に気を配り、本当の家族であるような修練環境に心掛けています。
『やさしさの中に厳しさ、厳しさの中にやさしさ』
※当時は、胸に卍を使用しており、現在は双円の統一マークとなっています。
あまり広くない道場ですから少人数しか対応できませんが、少林寺拳法に入門する事を決意してくれた拳士達が「状況を多方面から把握する力」と「現状を理解した上で何をすべきかを考える力」を身につけて、彼ら自身の目標に近づけるように努力し続けてくれたらと思っています。
これからも少しでも多くの「やる気ある拳士」が、私と出会って「理解して修練する面白さ」を感じてくれることが私の喜びですし、これからもこんな拳士達が育ってくれる道院にしていきたいと思います。
少年部も一般も皆仲良く、道場で顔を合わせるのがみんな楽しみにしている、そんな雰囲気を持っていると思います。
楽しくもあり、時には厳しくもある道院ではありますが、なあなあになってしまわないためにも、時々ある厳しさは大切だと思います。
出来なかったことが出来るようになった。知らないことがわかるようになった。
みんなで修練しているのが楽しい。
時々修練がつらくなるけど、そんな時でも先生が優しく声をかけてくれる。