入門したときは、早く茶帯になりたいと思い。茶帯になると、早く黒帯になりたいと思い。黒帯になると、赤卍に憧れ。四段をとると五段に憧れ。五段を取る時には、外へ出ていくという流れにまかせて「道院長」になりました。
「技法なくして、少林寺拳法なし」
「この法は、小練すれば小成し、大練すれば大成する」
少林寺拳法50年史には、以下のように書かれたくだりがある。
「開祖宗道臣が目指したものは、人間がお互いに助け合うための組織である、中国の秘密結社の一つ「幇」を頭に描いていた」
我が道院も、そこを目指していきたい。
道院の建物は昭和初期の建築で、古いですが風格ある建物です。
広さも50畳ほどあり、ゆったりと修練ができます。
拳士は、小学1年生~68歳までの幅広い層の方が自分のペースで修練しています。
中・高校生は試験前になると勉強道具持参で、勉強して帰る子もいます。
180期代の拳士も参加いただくことがあるので、幻の技?(古い時代の技)も身に付けることができます。色々な面で幅広い「少林寺拳法」が学べる道院です。
大学入学から強くなりたいと少林寺拳法に入門してから技と仲間に心惹かれて、齢50を過ぎてもまだまだ修行を続けて道半ばです。
楽しい雰囲気というのも人それぞれにさまざまですが、武道という枠の中で「厳しさの中に楽しみあり」というのが本当のところでしょうか。
学生の頃のひたすら剛の拳技から始まり、それを土台とした柔の拳技につながってくると修練がますます面白く感じてきます。
修練の場に集う拳士がお互いに、技術的にも人間的にも向上していけるような仲間でありたいと思って木曽川西道院で少林寺拳法を続けております。
皆さんも「縁」があれば一緒に手を取り合う仲間になりませんか。