2023年5月理事長通信

合掌

4月30日に開催しました県連・UNITY運営委員会定期総会、並びに県教区全体会議にはゴールデンウイーク中の開催、しかも雨天にもかかわらず多くの先生方がご出席くださいました。結果については資料の差し替えも含めて早々に一斉送信でご報告しましたが、おかげさまで2022年度事業報告・収支報告、並びに2023年度事業計画案・収支予算案をご承認いただくことができました。日頃の運営に関してご理解、ご協力をいただきあらためて感謝申し上げます。尚、県連・県教区の収支報告・収支予算案に対してご質問・ご指摘がありましたので、念のために当日の答弁内容(要旨)をまとめたものを以下に記しておきます。

Q)県連議案書(9P)2022年度支出報告書の「運営助成金1,647,438円」の主な内訳は?

全中助成(78,000)・全国大会助成(555,500)・祝金(60,000)・県大会補填(770,282)  他

2023年度収支予算書(19P)の「運営助成金2,000,000円」の主な内訳

全中助成(80,000)・全国大会助成(600,000)・祝金(60,000)・県大会補填(605,000)・預り金(570,000) 他

※県大会補填は参加者が半減したことによる

Q)県教区議案書(10P)2023年度収支予算書の「その他収入」(雑収入100,000円)の内訳で公認講習会からの繰入75,000円以外の25,000円は何か? 修練会への参加費なしでは?

ご指摘のように25,000円の繰り入れは修練会参加費を加味していました。参加費なしを決定したタイミングと議案書印刷のタイミングにズレがあったため予算に計上したためです。訂正します。尚、年3回の開催を予定している修練会への参加費は求めません。

 

 

さて、世界を席巻した新型コロナウイルス感染症ですが、我が国においても発生から3年4ヶ月を経てようやく一つの節目を迎えました。新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5月8日に5類へ引き下げられ、法的には季節性インフルエンザと同等の扱いになります。しかし、日頃の修練はもちろん、来月に開催される東海大会におけるマスク着用をはじめとした感染拡大防止の取扱いは「個人に判断が任される」部分も多く、色々と悩むところでもあります。ご意見をお聞かせください。

4月22日(土)、本部にて全国理事長会議が対面で開催されました。冒頭の会長挨拶では話題の「Chat GPT」に会長自ら接続されて、5秒で出された「少林寺拳法の今後の戦略」についてその回答(返信文)を読み上げられました。①指導者の選抜(資質の向上) ②広報戦略 ③伝統と革新の両立 ④コミュニティ(地域)への貢献 ⑤世界的な交流 の5項目についての説明でした。『生成AI』への対応については乱用を防止するために国際基準の設置に向けて各国で議論されていますが、個人情報の不正収集や誤情報の拡散等が危惧される中、我が国は活用に前のめりのようです。国会答弁書作りにも活用しようという意見もあるらしくて、ある意味政治の成熟度を測ることができるような気がします。公文書の偽造や廃棄等、政権下で行われた(とされる)信じられない行為もはるか昔の出来事ではありません。ポピュリズム(大衆迎合主義)は世界的に急速に拡大を続けていますが、使い方によっては一瞬で情報操作が行われる危険性に益々さらされるようになっていくのではと危惧されるところです。

 今回の全国会議での主な議題は「公益法人化」と「部活動の地域移行」でした。大半が公益法人化に関する説明でしたが、組織を取り巻く環境の変化に対応していかなければならない状況についての説明が多かった様に感じました。詳細については現時点で不確定な内容も含まれているため別の機会にご報告させていただくことになると思いますが、中央と地方組織の役割分担を明確にして取り組んでいかなければならない大きな課題です。また、部活動の地域移行化については各自治体の対応がまちまちの状況なので、まずは各団体に対して指導体制を含めた受入れ体制に関するアンケート調査が行われているようです。愛知県においては各市町の教育委員会やスポーツ協会からの問い合わせが少しずつ聞こえてくるようになってきました。各市町の動向に注目して情報共有に努めていただきたいと考えます。ご協力ください。

 

再拝

※忌憚のないご意見を県連事務局にお寄せください。

2023.5.1

愛知県少林寺拳法連盟 理事長 多月 文博

(愛知県UNITY運営委員会委員長)




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