2023年6月理事長通信

合掌

台風の襲来が危ぶまれた6月4日(日)、スカイホール豊田に宗 昂馬・(一財)少林寺拳法連盟会長をお迎えして「2023年少林寺拳法東海大会」を無事に開催することができました。

当日は、前々日までの荒天からはとても想像できないような“台風一過”の青空が広がり、使用制限が解除された駐車場も含めて何とか当初の予定通りに運営することができました。終日屋外での車両整理等で対応いただいた西三河地区のスタッフ諸氏、前日からの準備を含めて各地区運営スタッフのご尽力にあらためて感謝いたします。また、県外(静岡県・岐阜県・三重県)からは約30名の拳士にも参加していただき、コロナ禍が明けた今大会は“マスクなし・気合あり”の大会で、久々に館内に気合が飛び交う活気ある大会となりました。少年部拳士の拘束時間を少しでも短縮するため午前中に小・中学生の「発表の部」を行い、午後からは開会式をはじめ一般部の競技種目を中心に行いました。これによって入館時間も例年より遅らせることもでき、時間的な負担感も少しは軽減されたと思っています。少年部(発表の部)種目のコートごとのメダル授与や、午後の一般部種目については結果発表を読み上げではなく掲示することで、表彰式の簡素化も図ることができました。しかし、発表の部のメダル授与では個数不足が、競技の部では印刷ミスによる賞状が不足するという事態も発生し、受賞者にご迷惑をおかけすることとなりました。少年部受賞者へのメダル、一般部への賞状の不足分については7月9日(日)にお渡しできるよう作業を進めています。大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

 一方、今大会は秋に行われる世界大会と連動しているため、審査基準において多くの変更がありました。特に、「女子護身技法の部」だけでなく男女ペアに対する演武構成や団体の部の単演基本法形(第1・6構成)に関する注意事項が厳しく示されており、大会前の愛知県修練会を利用してその運用(審査基準)について説明会を開催し、各所属での指導時と大会での審査時の混乱を回避しようと試みましたが、熟知するには至らなかったところも見受けられました。今大会は8コートで行いましたが、審判員の控えは結果的に“0”人で、実行委員会でも対応することを覚悟した状況でした。審判員の養成は待ったなしの状況であり、多くの所属長からも厳しいアドバイスをいただいております。喫緊の課題として取り組まなければならないと考えております。今後の様々な呼びかけに対してご協力をお願いします。

 大会を終えてしっかりと総括し、課題解消に向けて引き続いて取り組んでいきます。引き続きご意見をお寄せください。

 大会開催にあたり多くの拳士各位にご協力をいただきました。所属長からも“感謝のお声掛け”をお願いします。

再拝

 

2023.6.4

愛知県少林寺拳法連盟 理事長 多月 文博

(愛知県UNITY運営委員会委員長)




いいね!>> いいね! 2 人
読み込み中...