7月29日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。先週同様午前中は然程でもない日差しと感じるものの、昼を過ぎると風が無いのも相まってかなりの暑さに成る中、鍛錬に励みます。

今日は、明日の地区の行事の準備の為にホールの中に机や椅子が出されている状態での修練です。少林寺拳法の修行が最優先される環境ではないからこその現象ですが、そもそも社会において「自分」が最優先される環境を整えられる人などそうは居ないものでしょう。自分の置かれた環境に不足不満を感じるか。そんな環境でも多くの方々に支えられて構築出来るのだと、感謝して精進するか。金剛禅の修行を通じて、どちらの人間を育てるのかと言えば。「暑い中でも、そんな困難にチャレンジしている瞬間を楽しめるぐらいの方が面白い人生に成るよ」と皆には伝えるものの、ウォーミングアップを終えて早々にクーラーをスイッチオン!今季初めて、3時間クーラーを点けました。

今日の基本演練では構えの需要さと意識を伝えたくて、白帯達には数少ない相対演練の時間を取りました。間合いの説明も交えながら、攻撃する意識・守る意識を持ちながら=心構えを整えながら、体構えを意識して行きたいものです。学科・法話でも、「攻防の機会と間合い」を。新入門者はなかなか実感出来ないでしょうが、徐々にながら技術と学科をリンクさせて欲しいものです。

法形演練では、私がI君・MちゃんとI君の少年三級試験に向けた習熟・Nさんに白帯を見て頂き団体演練の習熟を。I君R君はいよいよ明日が試験。R君は今日明日と少年野球の合宿ですが、明日の2日目の参加を取り止めての受験。各自がそれぞれ都合をやり繰りして取り組んでくれているので、それに見合った「収穫」を都度の修練や昇級試験でも手にして欲しいものです。

自由練習では、二組ともNさんに見て頂き、私は7月の泉田子供会対象の体験会に来てくれたK君のお母さんに入門手続きについて説明する時間を取りました。7月入門のK君の友達でもあり、「早く道衣が欲しい~!」と言っていたそうで、正式に手続きする前に道衣を購入して修練に参座していたK君(K君ばっかりや!)。やや恥ずかしがり屋な面もありますが、頑張って取り組んで欲しいですね。

今回は、先月の保護者の皆さんの説明の際に思い付いた資料を用意しての説明で、時間的にも予定の半分くらいで終えられたんですが、その後のお母さんとのコミュニケーションを取る時間も有意義に過ごせました。7月入門のK君のお母さんからの強い勧めもあっての今回の入門ですし、この1ヶ月の体験期間で何かしらの意義を感じて頂けたのだと思いますが、伺う御話からも「護身術」としての少林寺拳法の技術と、金剛禅の教えを基とした人としての在り方を説く学科・法話。その両方を丁寧に積み上げて行けば、地域に貢献出来る道院の在り方を実現出来るのではないかと、やる気を頂ける時間となりました。説明終了後も少し修練を見て頂き、「お茶の時間」を一緒に過ごして頂きました。今日はKさんが地元のお祭りで手筒花火を上げる為にお休みされたので、またKさんの手作りスイーツも味わって頂けると嬉しいですね。

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